八洲学園大学も開学して4年を迎えたということで、文部科学省の実地調査があった。設置申請書に書いたとおりに運営されているかを実地に調査するというもので、大学関係者へのヒアリングも行われる。また、ヒアリングは学生さんも対象に行われた。学生さんのヒアリングには大学側の人間は同席できない。どんな質問がなされ、どのように答えたのか、気にならないと言えば嘘になるが、ともかく、協力いただいた学生の皆さん、ありがとうございました。
2007年6月アーカイブ
神戸学院大学が新しく、今年4月にポートアイランドにキャンパスをオープンしたというので、見学ささせてもらった。敷地14万平米、延床面積6万3千平米というかなり大きなキャンパスで、総事業費300億円というから、大事業だったと思う。神戸の中心地からも近く、埋立地にあるため、神戸の町並みや六甲山が一望できる。キャンパスは市民開放型で、壁がなく、誰でも自由に出入りできる。海岸線は市有地だが、キャンパスと一体で公園として整備されている。近くのポートピアホテルが運営しているフルサービスのレストランまであるのだが、市民の利用も多く、これ以上一般客の利用が増えると、学生の利用に支障が出るくらいに好評とか。
立派で交通の便も良い新キャンパスなので、学生さんの評判は当然、良いのだが、一括で移転できるだけの広さも予算もなかったらしく、どの学部を移転させるかの調整が難しく、結局3,4年だけが移転するという学年単位での移転になったとのこと。すべての学部が利用できるというメリットもあるが、学生、教員の移動というロスもある。その成果が問われるのは、今年の入試になる。
大卒なのに高卒と偽って採用された大阪市職員の処分が発表された。横浜市も同様の処分を発表したようだが、学歴を偽って採用されたことは良くないとは思うが、大学を卒業してしまった学歴を消すことはできない。高卒の人は大卒になれるのだから、不可逆的だ。いったん、大学を出てしまうと就けない職業があるということが疑問だ。そもそも学歴で応募資格を限定することが問題ではないだろうか。応募は認めるがハンディをつけるとか、方法はいくらでもありそうに思うのだが。
thinkfreeという新しいサービスが日本でも始まった。簡単に言えば、ブラウザ上で動くオフィス。ワード、エクセル、パワーポイントが使える。もちろん、MS-OFFICEとも互換性がある。作ったファイルや既存のオフィスファイルをアップロードしてサーバーで管理でき、他の人と共有もできる。もちろん、無料で利用できる。オフィスがインストールされていないPCでもオフィスファイルが編集できたり、印刷できるので便利かも知れない。
夏休みにフィンランドへ教育視察へ行くのに先立って、都留文科大学の福田教授をお招きして勉強会を行った。フィンランドはPISA(OECDの生徒の学習到達度調査)で韓国と並んで上位に位置づけられたことから教育界でそのメソッドが注目されている。福田先生の話の中からおもしろいものをいくつか紹介してみる。
まず、PISAの結果の中の数学的リテラシー全体における習熟度レベル別の生徒の割合の結果を見ると(表1を参照)、アメリカはエリート教育に失敗していることが分かる。それなのに、アメリカが世界をリードしているのは、アメリカは毎年60万人くらいの移民を受け入れており、世界のエリートを集めているからだそうだ。ということは、日本がエリート教育をがんばって優秀な人材を養成しても、彼らはアメリカへ行ってしまう。これはプロ野球をみても納得のいくことだろう。
そのエリート教育とは習熟度別クラス編成に代表されるが、フィンランドをはじめ習熟度クラス編成を中止した国がPISAの上位に来ている。もっとも、フィンランドでは習熟度クラス編成をしない代わりに、1クラスのサイズは小さくし、教師が子ども一人ずつがどこでつまずいているかを把握できるようにしている。
PISAの結果を丁寧に分析すると、成績上位の人を増やすのではなく、成績下位の人を減らす、すなわち底上げをすることで、結果的に成績上位の人の成績も伸びることがわかる。それは、成績別でクラスを分けるのではなく、同じクラスで勉強する方が効果があるようだ。
フィンランドは学校間格差がほどんどないのに対して、日本は、家庭環境、学校で子どもの学力の説明がついてしまう。つまり、生まれた環境、入った学校で子どもの学力が決まってしまうということになる。
そのフィンランドの授業風景といえば、授業中に編み物をしてたり、床に寝転がったりしている。自分の意思で疲れたり、飽きたりすると、別のことをしているらしい。
一番違うのは、勉強は自分のためにするという意識を持っていること。
試験はない。問題を解いていても、答えが置いてある。カンニングはない。なぜなら、できる人は自分で勉強していくので、カンニングして分かった振りをすると、ほっとかれるだけだからだ。
そして、やる気のない子どもに無理に勉強させるようなこともしない。
ただ、人口が1億人を超えるような日本が、相変わらずPISAの上位にいることは、PISAの人にとっては驚異であり、すごいことのようだ。
ちなみに、PISAのテストはこれまでは、「今まで学んだこと」つまり知識や技能を計ってきたが、今後は「これから何が出来るか」つまり、応用力、思考力、学習力を測定するように改定されていくそうだ。
話を聞きながらメモした内容なので、分かりにくい文章なのはご容赦ください。
教育三法が成立したと言っても大したニュースにはなっていない。骨太の方針にも教育関係の影が薄い。内閣が誕生したときは、教育再生を目玉にしていたように思っていたが、年金問題ですっかり忘れられたのだろうか。当事者にとっては教育三法の改正は大きな問題で、反対派の人は必死のようだが、世間から見れば、小さな池に投げ込まれた小石程度の問題ということなんだろう。それだけ、いまの学校には誰も期待していないとも言えるのかも知れない。このままで良いわけはないのだが、すぐに結果が出るわけではなく、国民一人ずつが直接的に影響を受けるわけでもないので、問題先送りといったところだろう。
メディア教育開発センターの調査によると、この4年で大学でのeラーニングの利用が2.4倍になったらしい。国立では86%がすでに利用しており、私学では53%。あと2~3年で100%になるのではないだろうか。ただ、利用している大学でも、八洲学園大学のように全学的に導入している大学は、まだまだ少ない(皆無かも知れないが)のではないだろうか。
私が所属している青年会議所教育部会主催のフォーラムが行われます。無料ですので、ぜひ起こしください。
日時 7月21日(土) 14時
場所 パシフィコ横浜会議センター1Fホール
パネラー 渡邉美樹氏(ワタミ株式会社代表取締役社長)、義家弘介氏(教育再生会議室長、横浜市教育委員、通称「やんきー先生)、八木秀次氏(高崎経済大教授)
申し込みは下記URLの右上にある「一般の方こちら セミナー・フォーラム」をクリックし、一般参加者用入口のセミナー申込ボタンを押してください。
http://www.samacon.jp/index_pc.html
他にもいろいろなフォーラムがありますが、「教育部会~教育現場に学ぶ日本人の育て方~ 」です。
地方・都市の税金格差是正のために、ふるさと納税制度や法人税の見直しの議論が起こっている。単純に都市の税収を地方に移すと、地方の独立性を阻害する恐れがある。また、生まれた町に納税するという「ふるさと納税」も税理論上に無理があるように思う。それならば、地方自治体への寄付は税額控除すれば良いのではないだろうか。何も生まれた自治体でなくても、個人が好きな自治体へ寄付でるようにすればいい。寄付した分だけ税金が少なくなれば、寄付はもっと増えるはずだ(いまは、所得控除なので、少し税金が少なくなるだけ)。
ノマディック美術館へ行ってきた。どうして、一人の写真家のためにこんなに大きな特設美術館を作る必要があるのだろうか。入場料も大人1900円と高い。でも、入ってみた分かった。写真を見るのではなく、建物、見せ方も含めて、全体で1つのアート。写真自体は演出過剰で好きにはなれないが、こんな見せ方もあるのかと感心してしまった。じっくり1枚ずつの写真を鑑賞するというより、美術館に一歩入った最初のインパクトを楽しむのが良いかも知れない。その一瞬のために1900円は少々高いのだろうが。
八洲学園大学のHPで連載されている教員メッセージ。今回は塙先生。アメリカ財政が専門なので、ちょっと違った切り口で教育問題に切り込んでいる。日本もアメリカ並みに地方分権が進めば良いのですが・・・
神奈川新聞の取材を受けた。経済部の方なので、主にeラーニングについての話になったが、後日、教育担当からの取材もあるかも知れないとのことだった。今回の取材は、八洲学園大学の教員が新聞社の方と知り合いという関係で実現したものだ。教員も広報に協力的なので、大いに助かっている。また、学生さんにも協力的な方が多いのも本学の特色のひとつかも知れない。
読売新聞によると、北教組が学校へのAEDの一方的導入に反対しているとか。導入に至った経緯がどうであろうと、導入に反対する理由は見当たらない。どう考えても、いちゃもんとしか思えない。前に学力調査に反対したり、最近でも特別支援学校に反対したりと、労働組合としての適格性に疑問のある行動が目立つような気がする。組合が弱体化し、最後のあがきで暴走しているのだろう。しかし、迷惑なのは子ども達。子どもは簡単に学校を代われないのだから、コムスンの問題より深刻だ。
八洲学園大学国際高等学校6月スクーリング7日目。マリンスポーツスクーリングということで、今日はスノーケリングの予定だったが、あいにくの天候のためエメラルドビーチでの海水浴に変更になった。小雨の中ながら、元気に泳いだりビーチバレーをして楽しんだ。実質的な最終日なので、自由に海を楽しむのも悪くない。ちょうど海水浴が終わった頃から雨が一段と強くなった。
最後は雨に降られたが、この1週間は梅雨にしては雨が少なく、マリンスポーツにはちょうど良かったのではないだろうか。
八洲学園大学国際高等学校、6月マリンスポーツスクーリングも6日目。今日は、瀬底ビーチでの海水浴、ダイビング、ビーチコーミングの3班に分かれての活動。私は瀬底ビーチに同行したが、干潮のためリーフまで歩いていける状態。海水浴というより、ニッパーボードに寝転がってスノーケリングを楽しむといった感じになった。熱帯の小さな魚も見受けられたが、一番多かったのはナマコとウニ。そのナマコを楽しそうに触る女の子もいれば、逃げ回る男の子もいて面白かった。
八洲学園大学国際高等学校、6月「マリンスポーツ」スクーリング5日目の夜。昼のレスキュー講習に続いて、夜は体育の授業として心肺蘇生法を行った。人工呼吸、心臓マッサージにAEDの使い方まで消防署から借りてきたダミー人形を使って全員が実習した。
ちなみに、心肺蘇生法も変化しているようで、今は心臓マッサージは30回だそうだ。
八洲学園大学国際高等学校6月スクーリング5日目。マリンスポーツスクーリングということで、今日はレスキューの講習を近くのエメラルドビーチで行った。レスキューボードやレスキューチューブの使い方やペットボトルを使った救助法などを実習を交えて講習した。
八洲学園大学国際高等学校、6月スクーリング4日目。いよいよ、スクーリングテーマ「マリンスポーツ」にふさわしいメニューが登場してきた。まず、午前中に近くの小学校のプールを借りてカヌーの練習。一通りの練習の後、カヌーで行うサッカーのような競技「カヌーポロ」もやってみた。なかなかおもしろいが、2度ほと沈(転覆)してしまった。それはそれで気持ちがいいのだが。
一旦、学校に戻って、昼食をとった後、近くの河口に移動して、シーカヤック。川を少し遡って、自然の風、におい、景色を楽しんだ。ほぼ一日、カヌーをした後、学校へ戻ってすぐに試験や授業がある生徒さんも。ちょっとハードな時間割だったか?
カヌーポロの様子。
八洲学園大学国際高等学校、6月スクーリング3日目。今回のテーマは「マリンスポーツ」ということで、特別活動だけでなく体育もマリンスポーツが中心になっている。ということで、今日の体育は近くのエメラルドビーチで実施した。まずは、準備体操をして、ビーチフラッグで一汗かいてから海へ。海では、海中ポートボール、ニッパーボードによるリレーなどでしっかり体を動かしてもらった。少し肌寒いような曇天だったが、日に焼けることもなくちょうどよかったかも知れない。
八洲学園大学国際高等学校、6月スクーリングのテーマは「マリンスポーツ」。まずは、マリンスポーツでお世話になる海をきれいにしようということで、小雨の中、近くの浜でビーチクリーンを行った。見た目はきれいな海でも、探せば結構ごみがあった。多いのは発泡スチロール、ペットボトル、タバコの吸殻。学校に戻って、これらのごみが生態系にどんな影響を与えるかという話をして終わり。単にマリンスポーツで遊ぶだけじゃない、今回のスクーリング。
八洲学園大学国際高等学校の6月スクーリングが始まった。今回のテーマは「マリンスポーツ」。その内容は、明日以降、徐々に書いていくとして、今日は、ウォーターロックラグビーのビデオを見た。ウォーターロックラグビーとは沖縄で盛んな新しいスポーツで、一言で言えば、海中で石をボールに見た立てて行うラグビー。初心者には危険なので、今回は、実際にプレーはできないが、観戦する予定になっている。
日本には死者は等しく敬うというか、祖先はみんなが神様と敬われる精神があるからか、武士も切腹を潔しとしてきた。しかし、自分の死が多くの人に影響を与える立場の人間は、自殺してはいけない。また、それを非難することを躊躇してもいけない。大人、ましてや教師や国会議員が自殺したのでは、子どもの自殺を止めることはできない。事務所費や緑資源問題が黒か白かは関係ない。自殺という行為自体が良くない。マスコミももっとそのことを声を大に報道すべきだ。こういう意見をあまり見かけないので、あえて書いてみた。死者に追い討ちをするようでいい気持ちはしないが、だからといって、死を選んだことを非難もせず、まして美化してしまっては、自殺は減らない。自殺ではなく殺人だということをちゃんと認識すべきだ。自分ひとりで生きてきたわけではない。自分の命だからと言って自分で殺していいなどいう論理はあり得ない。どんなに苦しくても殺人は良くない。だから自分も殺してはいけない。それを大人はちゃんと示さなければいけない。
教育再生会議が土曜も授業するようにとの提言書をまとめたとの報道があった。学校での勉強時間を増やしたからといって学力があがるのだろうか。その科学的根拠があれば示して欲しい。そもそも、多少の学力アップのために家族と過ごす貴重な時間を削るのはどうかと思う。土曜も授業をする代わりに、平日の休みを増やすのなら歓迎だ。土日も働いている人も多いので、平日に学校が休みなら、そういう人も子どもと遊べる。
学力を向上させたいのは分かるが、その方法論が長時間学習というのでは、あまりにも前近代的。生産性を上げて、労働時間を短縮させてきた産業界を見習って欲しい。
