2009年6月アーカイブ

このブログで紹介した「ビジネスで失敗する人の10の法則」について自己分析。いわば、独り言ですから、読み飛ばしてください。

6.考えるのに時間を使わない

ここ2、3年は、ようやく考える時間がとれるようになった。以前は、マネージャーではなくプレーヤーの仕事もしていたため、ゆっくり考える時間はおろか、インプットの時間も少なかった。そのため、過去の蓄積を食い潰しながら、なんとかやってきたという感じ。

それを、理事長補佐に来てもらってからは、日常的な仕事は補佐に振れるようになり、かなり時間の余裕が出てきた。

かといって、机に向かってじっくり考えるタイプではないので、部屋にいることは少ない。統計は取っていないが、新しいアイデアが浮かぶ確率が一番高いのは、電車や飛行機の中のようだ。特に、出張中が多い。次が、Wii Fitをしているか、散歩のとき。つまり、簡単な運動時ということだろう。

それだけでは刺激が少ないので、講演会やセミナーなどへ出来るだけ顔を出すようにしたり、知らない街は2駅くらい歩いたり、同窓会なども出来るだけ出るようにしている。日常と違うシチュエーションや日ごろ会わない人との会話が脳を活性化させるのだろうか。

外出中に考えがまとまったら、すぐに携帯で自分のアドレスにメールする。携帯がメモ代わりというわけだ。

それから、トヨタ方式ではないが、「なぜ」を自問している。
仕事をしていると、時間の経過とともに本来の趣旨が忘れ去られ、形式的に続けられていることが多すぎる。

ちなみにトヨタは「なぜ?」と5回聞くそうだ。

Q.なぜ、それをするのですか?
A.①だからです。
Q.なぜ、①なのですか?
A.②だからです。
Q.なぜ、②なのですか?
A.③だからです。
Q.なぜ、③なのですか?
A.④だからです。
Q.なぜ、④なのですか?
A.⑤だからです。

私は3回が平均かもしれない。まだまだ修行が足りない。5回もなぜと聞くと、無駄な仕事や動作がまだまだ出てくるかも知れない。

しかし、あまり深く考えすぎると、いろいろなケースが頭をよぎって、決断できないときがある。裏の裏を読みすぎて、疑心暗鬼という状態かも知れない。考える時間はとっても、考えすぎない方が良い場合もあるのかも知れない。

ちなみに、考えるにはメールは便利だ。対面の会話では、じっくり考える時間を与えられないが、メールなら、何時間でも考えてから返信できる。メールを読むのも打つのも早い方だと思うが、返事を書いてもすぐに送信はしない。いったん、別のことをしてから読み返す。それから送信するようにすれば、冷静に考える時間も取れ、誤字も少なくなる。良い文章とは、短くても内容が伝わる。そういう文章は、考え抜かないと書けない。そういう意味では、今日のブログは最低の出来だ。

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5.反則すれすれのところで戦う

コンプライアンスにはうるさい方だと思っている。がちがちに手続きに厳しいという意味ではないが、法律には従っている。ただし、法律にない指導には、徹底的に抵抗することもある。この場合、法令を遵守していないのは、相手ということになるのだが、相手が官庁だったりすると、どうもこちらの分が悪いこともある。このようなケースは法律の解釈の違いというになり、最終的には裁判所の判断を仰ぐしかない。実際、過去にそのようなこともあった。

もちろん、法律に従っていれば何をしてもいいということでない。法律より倫理が優先するだろう。組織として個人として崇高な倫理観を持って、自らのミッション実現のために法律にしたがって日々活動しているのだから、反則すれすれの場合、法律ではOKでも、倫理的には問題だ。そんな方法でミッションが実現できるとは思えない。

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4.自分は無謬(むびゅう、理論や判断にまちがいがないこと、Yahoo!辞書より)だと考える

これは、陥りがちなことだ。この罠に嵌らないように心がけてはいる。成功が続くと、自信が過信になり、無謀になる。しかし、成功は運で、失敗は実力。同じようなアイデアを持って、同じように努力している人は、世の中に何万といる。その中で、自分ががうまくいったといってしても、それは偶然の産物だと考えている。

しかも、いかに正しい判断としても、判断した次の瞬間から状況は変化し、すでに正しいと言い切れなくなる。だから、常に自分が下した判断は間違っているという前提で、見直す必要があると思っている。間違った判断をすることは悪いことではない。神様でない限り間違わないなどということはあり得ない。悪いのは、間違っていることに気づかず、修正しないことだろう。

絶対的な正解がないというのは、常に判断をし続けることを要求され、判断するために情報を集める必要がある。そういう意味では大変かも知れない。しかし、人が集まっている社会で活動する以上、正解を導き出す方程式などというのは存在しない。瞬間瞬間に、間違いを修正していくしかないのだろう。

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東京農業大学

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東京農業大学を見学させていただいた。都内でありながら広大なキャンパスもそうだが、女子学生の多さにも驚いた。堅実な経営をされている上に、昨今の農業ブームも追い風となって、入学者も増えているようだ。

農業系の大学なので、当然かも知れないが環境への取り組みも熱心にされているようで、感心しながら広いキャンパスを見学させてもらった。

見学の最後に、大学が運営している「食と農の博物館」も見学させてもらったのだが、説明をされている方から「八洲学園大学からちょうど今、博物館実習で学生さんが来られてますよ。」と声をかけられた。お世話になっておりますと、丁寧にお礼を申し上げておいたが、うれしいようでもあり、心配でもあり。

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3.部下を遠ざける

これは判定が難しい。部下の範囲がどこまでかでかなり違ってくる。仕事の性格上、メールでのやり取りが多いが、それをどう判断するか。

あまり口出しすると現場は嫌がるだろうから、ほどほどにしている面はある。大部屋の中で一緒に仕事をしていた頃に比べると、理事長室というのができてから、距離感が出たのは間違いない。

もちろん、意識的に遠ざけているということはない。良い報告より悪い報告を積極的に求めているし、職員間で飛び交っているメールや掲示板の情報はほとんど目を通している。

しかし、確実にNOと言い切れる状態ではないので、これは反省すべきだろう。

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2.柔軟性をなくす

これも問題なくNOだろう。

だいたい人と同じことが嫌いな性格なので、他人と同じように考えることも好まない。発想が柔軟と言えば聞こえがいいが、朝令暮改とも言える。自分が決めたこと、言ったことも、覚えておこうというつもりがない。むしろ、積極的に忘れるようにしている。そうすることで、常に、最新の情報を集めて、分析し、その場で判断できる。当然、前と結論が違ってくる場合もある。

いったん決めたからと言って、一切のこだわりはない。今日と明日では、状況が違うのだから、違う決断でも当然だと思っている。もちろん、単なる気分で結論が変るわけではない。論理的に考えることが好きなので、気分ではなく状況に拠って結論が変わるだけだ。新しい情報が加われば、以前に下した結論と違ってくることもある。いったん決めたからと言って、自分の判断を変更してはいけないという理由はない。より良くなるのだから、変更することに躊躇する必要はない。

記憶しないから、状況に合わせて柔軟な判断ができるとは言え、判断が変った場合、その理由を添えてどのように変更したかを周囲に知らせる必要はある。そのため、決定事項は口頭ではなく、メールで知らせるようにしている。こうすれば、自分のための備忘録にもなる上に、入力しながら、頭の整理をして結論を再点検できるというメリットもある。

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今日からは、このブログで紹介した「ビジネスで失敗する人の10の法則」について自己分析。いわば、独り言ですから、読み飛ばしてください。

1.リスクをとるのを止める

これは、明らかにNO。
性格的には、リスクは大好きなので、仕事でもリスクは取っている方だろう。もちろん、最大リスクを予測して、それがあまりに大きい場合は躊躇することもあるし、年を重ねるたびに、保守的になっているとは思うが。

リスクが少なく、成功する確率が高いような仕事には興味がない。ハイリスク、ハイリターンで、誰も手を出さないが、世の中には必要なことがやりたい仕事。今まで、八洲学園の歴史を見れば、一目瞭然。誰も前にいない市場を開拓してきた。八洲学園のミッションには「変革の能動者」とある。他にやる人がいるなら、その人に任せて、自分は、誰もやらないことをしたいと常々思っている。

ビジネスの上で、最大の罪は何もしないこと、次に大きな罪は以前と同じことをすること、だと思っている。リスクをとって変革すれば、失敗しても何かが残る。何もしなかったり、同じことを繰り返しても何も得るものはない。

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「ビジネスで失敗する人の10の法則」という本を読んだ。長年、コカコーラの社長を務めていたドナルド・R・キーオ氏の著書なのだが、なかなか面白かった。10の法則と言いながら、11個あるのだが、以下の通り。

1.リスクをとるのを止める
2.柔軟性をなくす
3.部下を遠ざける
4.自分は無謬(むびゅう、理論や判断にまちがいがないこと、Yahoo!辞書より)だと考える
5.反則すれすれのところで戦う
6.考えるのに時間を使わない
7.専門家と外部コンサルタントを全面的に信頼する
8.官僚組織を愛する
9.一貫性のないメッセージを送る
10.将来を恐れる
11.仕事への熱意、人生への熱意を失う

ざっと見たところ、該当する項目はないような気がするのだが、失敗する人に該当しないというだけで、成功するわけでもない。

明日以降、もう少し、詳しく自己分析してみたい。

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株式会社立のLEC大学が来年度の学部生の募集を停止すると読売新聞が報道した。

以前に、文科省から改善の指導を受けたことが大きく報道されていたが、結局、募集停止に追い込まれたようだ。株式会社立大学に賛成の立場としては、残念なところだが、株式会社立だから問題があったわけではなく、あくまでも個別大学の問題だろう。

大学の認可審査は、書類中心のため経営者の定性面の審査が不十分になる。銀行の融資審査でも、もっとも重視するのは、社長の人間性というのだから、じっくりボードメンバーや大株主との面談を行えばどうだろうか。

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「これからの大学に求められる教育ブランディング」というシンポジウムを聞いてきた。その中で、東京都市大学の中村英夫学長が、理事会はプロ野球で言えばフロント、学長は監督と話されていた。

もちろん、理事会と学長の関係は、大学ごとに個性があり、特に正解はないのだろうが、私も、常々、同じように考えていた。もしくは、理事会が株主で学長が社長とも言えるかも知れない。

プロ野球では、フロントが監督に注文を出しすぎると批判の多いセリーグの球団もある。そういわれないように、私はなるべく口出ししないようにしているが、これが結構辛い。個々の判断を見れば、自分と違うということは日常茶飯事なのだが、学長は学長で一貫した考えで日々の判断をしているので、一面だけ見て口出しするとちぐはぐにになるからだ。

中村学長は、学長の仕事を監督に例えながら、「プロ野球の監督と違うのは、バントのサインを出しても、バントしない選手がいっぱいいること」とのジョークで会場の笑いを誘っていた。会場は、大学の経営者が大半だったのだが、どの大学も同じような悩みを抱えているのだろう。

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大学淘汰

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大学淘汰じわり 関西私大3校が募集停止」という記事があった。すべての学生が無事、卒業できるように自主的に募集を停止するという判断には、敬意を表したい。

卒業までの4年間の運営に必要な経費を残しておかなければ、すべての学生を送り出せない。そういう意味で、募集停止のタイミングは非常に難しい。

八洲学園でも、大学だけでなく、高校や専門学校も含めて、いかに定員を満たしている学校といえども、募集停止の可能性は常に考えている。特に通信制の場合は、修業年限通りに、全員が卒業できるとは限らないため、全員を送り出すまでに必要な年数や経費の見積もりは難しい。

これまで新しい学校をいくつか作ってきたが、同時に募集を停止し廃校した学校も4校ある。八洲学園のミッションである「新しい教育制度への変革の能動者」となるためには、次代を切り開く学校であり続ける必要があるが、スクラップ&ビルトも1つの選択肢ではある。

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株式会社SOBA(ソーバ)エデュケーションという会社を設立した。学校法人八洲学園と株式会社SOBAプロジェクトの共同出資による会社で、主にeラーニング事業を行う。設立したばかりで、まだホームページもないが、eラーニングの開発には着手している。

eラーニングは、八洲学園大学ですでに利用しているが、そちらは、八洲学園と株式会社デジタル・ナレッジで作った株式会社デジタル・ナレッジ・ユニバーシティ・ラーニングが提供している。

今回、設立した会社が提供するeラーニングは、これまでになかった新しい技術を使った、ユニークなものになる。ピアツーピア技術による個別指導型のeラーニングである。SOBAプロジェクトは産学共同で開発した国産のピアツーピア技術(サーバーを介せずにパソコン同士で直接やりとりする技術)を元に設立した会社で、その技術と八洲学園のeラーニングと通信教育のノウハウを組み合わせて、個別指導に適したeラーニングを開発する。

サーバーを必要としないため、同時に何万人でも利用できる。そのため、基本的な機能は無料で提供し、個人でも気軽にeラーニングを活用してもらえないかと検討している。

大学の卒論指導、通信制高校のレポート指導などで活用できるほか、個別指導の学習塾や各種教室などでの利用を想定している。具体的な内容は、開発が進捗にあわせて、徐々に紹介できればと思っている。

ちなみに、SOBAとはSession Oriented Broadband Applicationsの略。

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Profile

和田 公人
昭和35年3月1日生まれ
奈良県出身、神奈川県在住
立命館大学卒業(経営学部)
桜美林大学院修了(大学アドミニストレータ専攻)
学校法人八洲学園 理事長
学校運営機構株式会社 取締役
 インターネット家庭教師事業   「東大ダイレクト」
株式会社SOBAエデュケーション 取締役
株式会社デジタル・ナレッジ・ユニバーシティ・ラーニング 取締役
「和田公人の学校の作り方」(Blog)
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