2009年9月アーカイブ
イノベーションジャパン2009を覗いてきた。一時のブームもさって静かになったように思っていたが、大学発ベンチャーは元気だった。研究のための研究では、自己満足に過ぎず、世の中に出してこそ意味がある。
こういうイベントを見ると、ものづくりは面白そうでとうらやましく思える。しかし、日本のものづくりは空洞化し、どんどん海外へと移転してしまっている。民主党の政策が実現されれば、その傾向は加速するのだろう。ここは、大学の出番かも知れない。
いよいよ、明日、鳩山内閣の誕生となった。今ころは、閣僚の人事も大詰めのことだろう。初めての民主党政権で、いろいろ不安や心配があるのも事実だが、まだ始まってもいない内閣のことを心配しても始まらない。少なくとも年内は静観してはどうだろうか。
日米ともに景気も回復の兆しが出てきている。ここで必要なのはマインドではないだろうか。鳩山内閣の舵取りを心配するより、新しい内閣を祝福し、応援することで、マインドも好転する。不安がったところで、当分の間、民主政権なのは変わらない。
そして、高校無料化、教員免許更新制度の廃止は本気のようだ。これがわが身にどのように影響するか。普通に考えればマイナスだが、プラスと捕らえることができないわけでもない。なにごとにも、表と裏がある。どちら側から見るかだけの問題だ。A面B面はレコード時代で今や死語。CD時代は両A面、iPodなら曲順すら関係ない。
「ずさん運用」神奈川歯大が告訴へという報道があった。またまたという感じもするが、まだまだというところだろう。
大学側はHPで「教育を維持していく体力は十分ありますので、従来どおり、安心して、お任せくださいますよう」に訴えているが、本当に大丈夫かを判断するための決算書を公開していない。
文部科学省のHPに「財務情報等の公開状況に関する調査結果」が公表されているが、これを見る限り、同大は決算を学内の掲示板で公表しているだけのようだ。大半の大学がHPで公表している中、学内掲示板のみでは、関係者の不安を解消するのは難しいのではないだろうか。
立命館小学校を見学させてもらった。校舎は、妥協することなく作ったというだけあって廊下も教室も広々。いろいろな設備も小学校とは思えない充実ぶりだった。
立命館としては、この小学校の卒業生が、中学、高校、大学と内部進学することで、中高や大学にも良い影響を与えたいと、多くのお金と人材を投入したようだ。
確かに、立命館小学校を見る限り、従来の立命館のイメージはない。この小学校を巣立った子どもが立命館大学に進学するようになれば、立命館大学も変わるかもしれない。その前に、進学してくれるような大学になっていることも必要で、一貫校の運営というのは、なかなか難しい。
「2人に1人が4年制」時代の大学進学とはというタイトルの記事があった。いまさらという感じの記事ではあるが、50%を超えたからと言って、大学が冬の時代と思うのは、短絡過ぎる。高校の進学率は100%を超えることはないが、大学進学率の上限は存在しない。事実、イギリスでは100%を超えた年もある。
進学率とは、大学進学年齢(日本では18歳)分の大学入学者数で計算するのだが、大学に入学するのは18歳とは限らない。70歳で入学ということもある。しかも、大学は何度でも入学できる。若いときに入りたくても入れなかった世代、大学に入ってものの、大学紛争で満足な勉強ができなかった世代にもう一度、大学に戻ってもらうだけでも、進学率は急上昇する。
定員割れと叫んでいながら、そういった世代を受け入れる体制を整えているようには思えない。大学の入学者が減少しているのは、人口減少が原因ではなく、大学の努力が足りないだけではないだろうか。
