文部科学省が発表した平成20年度学術情報基盤実態調査によると、21.7%の大学が講義をデジタルアーカイブ化しているようだ。国立だけだと40.7%と私立の19.8%に比べると大きく進んでいることになる。やはり、予算的な問題だろうか。
これまで、大学の講義はいかに著名な教授であろうと、1回ずつの使い捨てで、ビデオで録画したり録音されることはなかった。しかし、1回の授業のために費やした膨大な研究や調査を考えると、数十人の学生しか見ることができないのは、いかにももったいない。当然、記録して、広く公開することが大学の使命だろう。
大学の講義をデジタル化してネットで公開する動きは、アメリカを中心に世界的な広がりを見せている。この調査結果を見ると、日本でも進んでいるように見えるが、すべての講義をデジタルアーカイブしているということではないだろうし、ネットで公開しているとも思えない。今後は、図書館と連携し、大学の授業を収蔵すべきコンテンツとして体系的に所蔵し、一般公開する仕組みを整備するべきかも知れない。
はやく、このような体制を整えないと、グーグルが大学の智も一手に管理するようになるかも知れない。それで良いのかということすら、議論されていないような気がする。

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