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2006年4月 アーカイブ

2006年4月10日

マイ箸

割り箸について考えてみました。

 割り箸については、「割り箸は森林を守っている=間伐材や低利用材を使用しているから」という意見と「割り箸は森林を破壊している=割り箸のために森林を破壊していて、なおかつその処理やリサイクルにエネルギーを要する」 という意見との論争です。一体全体どっちなんでしょうね。

 実は、割り箸の日本での消費量は、1996年には1960年の約6倍となっています。かつては、日本の森林の間伐材や低利用材が利用されていましたが、割り箸の爆発的な需要により、コストのより安い中国からの輸入に頼らざるを得ない状況になり、日本で使われる割り箸のほとんどが中国から輸入されています。

 中国では、間伐材や低利用材が使われているわけではなく、森林が伐採され、割り箸へと姿を変えます。そのため、中国の森林は、割り箸の需要に伴い、伐採されます。一度伐採された森林は森として再生されることなく、農地として姿を変えます。そのため、森林は減少する一方です。

 途上国の環境破壊の背景には、先進国と呼ばれる国々がいることを忘れてはなりません。途上国と先進国をめぐる経済活動が途上国の環境を破壊し、先進国を含めた同じ地球に暮らすすべての人にその影響を及ぼしているのです。例えば、この中国の森林減少は、砂漠化を進め、風に乗った黄砂は日本に流れ、深刻な影響を及ぼしています。

 では、一体どうすればこの問題を解決できるのでしょうか。ひとつに、割り箸をリサイクルするという方法があります。割り箸は紙にリサイクルされています。また、輸入を減らし、国内産を増やすという方法もあります。ただ、誰もができる方法として、割り箸を使わないという方法が一番手っ取り早く、草の根でできることかと思います。


 「マイ箸持参」をしようしようと思い、ついつい出された割り箸を使ってしまっていた私ですが、ようやく重い腰をあげて持参するようになりました。
ご飯を食べるとお箸にお米がくっつく、ささくれが刺さらないかとヒヤヒヤ、など、予てから割り箸にやや
不満があった私ですが、ものの見事に「マイ箸」で解決しました。

 今日の夕食は中華料理でしたが、マイ箸を出すとすぐにお姉さんが「マイ箸ですか!」と声を掛けてくださいました。また、店を出る際には、「お箸を洗わなくてすみません!」と。
こんなに理解あるお店がたくさん増えれば、「次もちゃんと持って行こう!」って思えるんですよね。

 是非、「マイ箸」持参してみてください。

お手製マイ箸ケースとマイ箸
chopstick.bmp

2006年4月20日

授業

教室に入ると、学生がまだ席に着かずに歩き回っている。「さぁ、授業を始めます」の声に、学生は席に着き、教科書を広げる。時々問いかける学生への質問に、学生は、困惑気味に答えといえない答えを答える。授業の時間が終わるころになると、学生の顔にも「理解」の表情が。授業が終わると、多くの学生は一目散にアルバイトに、サークルにと教室を去ったが、数名の学生は質問に来た。

一般的な大学での教室の様子はこんなものだろう。少なくとも私の学部時代の授業はこういったものだった。

八洲学園大学での授業はかなり異なる。
学生は自宅のPCの前に座っているため、教室に学生の姿はいない。学生の目線の代わりにカメラの目線が向けられる。「分かりました?」の返事は、活字で返ってくる。

八洲学園大学の授業が4月17日より始まった。私の授業は、毎週火曜日。今春就任の私にとっては、初めての体験である。IT時代にPCを使っている私なので、PCには抵抗はない。また、チャットも通信機能の一つとしてすでに体験済みである。したがって八洲の授業形態の機能は、私にはなんとかこなせる(だろう)範囲である。
八洲の授業用の機能は、不便な点もあるが、非常に便利な点もある。教師側の発信のみでなく、学生から声を聞けるチャット機能、ディスカッションが可能なディスカッションルーム。
これらの機能を使って、全国各地の性別も年齢も、バックグラウンドも異なる学生が一同に会す90分がここにある。それが可能となるこのシステムは、素晴らしい。

私は、密かに「e-learningなのに参加型?!」プロジェクトを進めている。といっても、たいそうなものではなく、講義型ではない参加型授業をe-learningを通して進めて行きたいだけである。担当している授業が演習であること、また、科目が経験を通して学ぶ学習であることから、履修された学生には気が抜けない授業かもしれない。ただ、「楽しんで学べる身のある授業」にしたい。

Let's see how it goes !

2006年4月25日

アースディ

4月22日は、何の日かご存知でしょうか?

 
 この日は、「地球のことを考える」日です。1970年ウィスコンシン州選出のG・ネルソン議員がこの日をアースディである!と宣言したことから始まりました。環境問題に力を注ぐ政治家がアメリカにまだ多くなかったこの時代に、彼はアメリカ国内の自然環境の悪化の状態を伝えようとしたのです。
 ちなみに、この年のアメリカ国内では、たくさんの数の学校や地域社会がアースディに参加したそうです。(アースディHP参照)

 週末は、そんなアースディのイベントが各地で開催されました。
 東京では、アースディ東京という代々木公園で350のブース出店、延べ30万人が参加する大イベントが開催されました。
 オーガニックコットン商品を扱っているお店、国際協力の団体、無農薬・有機栽培の野菜を売っているお店、環境に良い家庭用品を売っているお店、生ごみからできた堆肥をプレゼントしたりと、地球に優しいお店たちが所狭しと並びました。
 フードコーナーでは、ごみが出ないような工夫がされていて、まず、食べたいものが決まったら、お皿コーナーで、お皿とスプーンなどを借りる(100円のデポジット)→お店にお皿を持っていって食べ物を購入→食べ終わったら、古布で自分でお皿を綺麗にする→お皿とスプーンなどを返却してデポジットを受け取る。飲み物も同じく。100%ごみを出さないアースディならではの工夫です。

 私が参加したブースは、NPO法人ネットワーク地球村
 お金がない社会って???ということを題材にした長島龍人さんが書かれた「お金のいらない国」という
物語をベースに、ブース内に「お金のない国のカフェ」を設置し、「お金がなかったら?!」という奇想天外な価値観とお茶をシェアしました。
 ブース内では、物語をベースにした寸劇を披露し、多くの方々に笑顔をもらいました。
 また、UAなどの大物アーティストが生ライブを行ったステージでも、寸劇を披露しました。
earthday2mini.JPG
 
 少し考えてみましょう。お金がいらない社会を。
 この世の中には、あまりにも多くの人がお金のために命を落とし、大切なものを失っています。本当に、それほど、お金が大切なのでしょうか、それとも、大切なものを守るためにお金が必要なのでしょうか。「お金がいらない」というのは、理想郷にも聞こえるかもしれませんが、お金に固執しすぎていることに気がつきませんか?お金持ちがいれば、貧乏もいる。結局、誰かが豊かならば、誰かが貧しいというバランスのない社会になっているのでは・・・とふと考えます。限られた資源をみんながシェアできる社会に、お金のために働くのではなく、自分の経験や知識をシェアしたい!と働きたいものです。

アースデイでアースを感じて、考えて、そう思った週末でした。

2006年4月28日

今時の中学生

 私の受け持つ授業は、「中学生のボランティア活動(演習)」です。文部科学省も、社会も、中学生の年代からのボランティア活動を進めようとしています。これまでは奉仕活動として位置づけられていた指導要領にも、「ボランティア」という文言が並んでいます。
中学生がボランティアをする際に、大人である私たちがどういったサポートができるのか、ということを授業を通して学び、最終的には、中学生に関わる大人として、中学生とボランティア活動を楽しんでもらいたいとも思っています。

 さて、先日の授業で、「今時の中学生」像について議論してもらいました。見事に暗いイメージのコメントばかりが並びました。
 確かに、最近の中学生は・・・と考えると、少年犯罪の低年齢化、すぐキレル子どもたち(←赤沼先生:ケーススタディ5(演習)中学生〈きれる〉の要因分析を参考にしてください)があがります。ここ数週間の間にも、中学生の犯罪が連続して起きていて、ワイドショーでは、「また、中学生の犯罪が起こりました」と中学生を強調して取り上げています。しかし、クローズアップされる子どもたちが一部であることを忘れてはいけないと思っています。

私が取材した姫路の中学生や小牧の中学生は、素直で、一生懸命にボランティア活動や部活動に取り組んでいました。正直、私もここ数年の間に中学生との係わりがなくなり、マスメディアを通した色眼鏡で彼らを見ていたのかもしれません。また、社会が彼らを「恐い」ということで、彼ら自身も、そうなっていくのかもしれません。

人と人は交わってこそ理解しあえるものです。仕事上、年齢上、係わりの薄いティーンエイジャーや年配の方々とも触れ合っていきたいなと思っています。

皆さんの周りの中学生は、どうですか?

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