「引きこもりは、子どもよりも親が腹をくくれるか、子どもの自分自身との戦いを親が受けとめられるかということを試されているのです」
評論家の芹沢俊介氏は、不登校、引きこもりを全面肯定した上で、こう述べられました。先日学長が代表を勤める日本家庭教育学会の大会で本学の望月先生がコーディネーターとなり、他2名の方を含めて行われた「親と子のコミュニケーションをどう深めるか」というパネルディスカッションでの最後の一言でした。
パネラーの一人一人の親と子のコミュニケーションがとても興味深かったのですが、2年間不登校だったお子さんを持つお母さまは「コミュニケーションとは、抱きしめること」とまとめれば、フィリピンで7人兄弟の長男として生まれた方は「コミュニケーションとは、そこに存在しているということ」という。そして、芹沢氏は「そこに居ること。そして、何か必要な時に『差し出す』こと」と。
コミュニケーションは対象が違えばそれだけツールも増えるし、人によって文化によってまったく異なる。ミクロで見れば、一人一人顔や性格が違うように、それぞれの対応も異なる。ということは、この全世界の親と子の数だけ親子のコミュニケーションがある…なんてことを考えれば疑問に思うのが、自分自身です。我が家の親子のコミュニケーションがどうだったのか…とふと考えてみましたが、これといってあえて意識的にしてきたコミュニケーションは数少ないのです。心配されない程度に電話をするとか、手紙を書くとか、帰省の時にはできるだけ一緒に居る時間をとる…とか。けど、これは、大人になってからのものです。うちの両親は、「ケセラセラ」と言わんべく、特に何も押し付けず、勉強しろ、あれしろ、これしろ!と言ったこともありません。むしろ、「無理するな」「健康でさえいてくれればいい」と言ってくれる両親です。それがうちなりのコミュニケーションなのかもしれません。
さて、話はそれましたが、親と子のコミュニケーションは、どの家庭においても、とっても大切ですね。そんな親と子のコミュニケーションについて、神奈川県の委託事業「生涯学習プログラム講座」で、本学にて公開講座を実施することになりました。詳しくは大学HPか、八洲学園大学の家庭教育課程HPをご覧頂ければわかりますが、ブログにも掲載しておきますので、どうぞ、興味がある方は、足をお運びください。
ちなみに、ポスターのデザインは私ですが、ちょっとしたコンセプトがあるのです。お父さんとお母さんと子どもの3人の形は、ハートマーク。お父さんとお母さんの着ている服は、愛情の深いピンクに、そして、子どもは、はつらつとした、それでいて「優しい」グリーンを。暖かい家族をイメージして描きました。

以下は、公開講座情報です。
家庭教育や子育てにおいてもっとも重要なことは、親子の対話、つまり親子のコミュニケーションです。何を教えて、どうしつけるかは、コミュニケーションを通じた信頼関係があってこそ成り立ちます。また、子どもを育てることの「楽しさ」「喜び」「不安感」は、対話やスキンシップなどから始まり、子育てを通じて親自身の成長につながります。
そのような、親子のコミュニケーションをいかに円滑に進め、またそのきっかけをいかに持つのか、子どもが必要としている親とのスキンシップとはどういったものなのかを、家庭教育をキーワードとした5つのテーマで追ってみます。
11/11(土) 子どもとかかわる−自立心を育てる−
岸 俊彦 先生
11/18(土) 子どもと学ぶ−地域とのふれあいから学ぶ−
中田雅敏 先生
11/25(土) 子どもとかかわる−虐待と愛情−
赤沼幸子 先生
12/2(土) 子どもと学ぶ−親子のふれあいから学ぶ−
渡邉達生 先生
12/9(土) 子どもとかかわる−「不安」から学ぶ−
生越詔二 先生
日時:平成18年11月11日〜12月9日(全5日間)土曜日
時間:10:00〜12:00
会場:八洲学園大学3階講堂(横浜市西区桜木町7−42)
受講料:2,500円
*障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は無料となります。
*受講決定後に送付します神奈川県指定の納付書により納付してください。
定員:50名
*申込期間後も定員に余裕がある場合は受け付けますのでお問合せください。
申込期間:平成18年9月19日(火)〜10月31日(火)必着
申込方法:電話・はがき・FAX・Eメールにてお申込ください。
申込の際には、住所、氏名、電話番号、メールアドレス(任意)を明記してください。受講者決定の通知は、郵送にて申込者全員にご連絡いたします。受講者には、受講料の納付書を送付いたしますので金融機関にてお支払いください。
*お知らせ頂いた個人情報は、こちらからの資料発送と出席者確認、開催報告のために使用し、委託元である神奈川県に提出いたします。
申込・問合せ先:八洲学園大学事務局
(横浜市西区桜木町7ー42)
TEL 045-313-5454
FAX 045-324-6961
E-mail u-jimu@yashima.ac.jp
*件名に「生涯学習プログラム講座申込」とご記入ください。