残暑も暑いが、キューバも暑い
「今!キューバが暑い!」
という話を聞いたのは、昨年のことでした。カンボジアを長年研究してきた私にとって、身近な途上国はアジアの国々でした。が、アフリカ、南米、オセアニアの国々もまた、アジアと同じく、(もしくは、それ以上に)大変な生活を送っているのです。そんな国のひとつに中南米に位置するキューバという国があります。音楽やダンス、野球で有名です。私はそれ以外特に注目もしていなかったのですが、注目すべき大きな動きがあるようなのです。それは、有機農業と都市農業です。かつては食料もエネルギーも輸入に依存していたキューバでしたが、ソ連崩壊による経済危機を乗り越えるために取り組んだのが都市農業による自給でした。
日本はかつてのキューバと同様、今でも食糧もエネルギーも輸入に全て依存しています。今では大量の水までも頼っているという状況です。一方、農村部では過疎化が進み、農業の跡継ぎもおらず、途絶えてしまう農家が後を絶ちません。日本で作られている野菜よりも、海外から輸入された野菜の方が安く買うことができるといった現状の中で、私が今注目したいのは、地産地消です。地元で作って、地元で消費する。口にするものだからこそ、売れるもの!ではなく、身体にいいもの!を生産してもらいたいし、消費者は選んでいくべきだと思っています。世界と何のつながりもないと思っている一人ひとりが口にする食べ物こそが、世界と繋がっている以上、グリーンコンシューマーでいることを意識するべきだと思っています。日本の農業は危機的状況にあります。そして、日本の食物消費も考え直さなければなりません・・・。となると、手本になるのがこのキューバの取り組み(=都市農業による自給)です。「この取り組みは、食料問題の解決だけでなく、失業対策、環境改善、コミュニティ活性化にも役立っているといいます」。
「今,キューバが暑い!」とキューバ以上に暑く語るのは、友人の井坂氏です。今回、このキューバの取り組みを現地取材し、ドキュメンタリーとしてDVD化しました。「スローライフ」「ロハス」「キューバ」「持続可能な社会」「食育」にピントきた方は、こちらのHPを訪問してみてください。きっと楽しい情報が得られると思います。