2007年10月アーカイブ

いよいよ今週から秋学期がスタートしました。

木曜7限(20:10~21:40)の「地域開発・都市経営概論演習」では、バラエティに富んだ受講生で賑わいました。横浜のキャンパスにも2名が来校されたこともあり、第1回目のオリエンテーションにもかかわらずまちづくりに係るディスカッションが深まりました。受講生には自治体職員の方もおられました。
今後の授業がとても楽しみです。

私のもう一つの担当科目である「財政学概論演習」は、週末スクーリング第5期(12月8、9、15、16の4日間の集中講義)で開講します。開講1か月前まで履修登録が可能ですので、是非ご検討ください。お待ちしてます。まちづくりと財政とは密接に連動しており、両者を兼ね備えた知識が、今、「地域社会」に必要とされています。

最後に推薦書をひとつ。
ガルブレイス著/鈴木哲太郎訳(2006)『ゆたかな社会(決定版)』岩波書店(税込1,365円)。

本棚の奥から、大学院生の頃に勉強した『アメリカ経済白書』2000年度版を見つけ、懐かしくて、少し見ていると、その第4章に興味深い記述を再発見した。

連邦労働省が労働政策の一環として運営する再就職支援情報サイトの運営についての記述。インターネットを活用した就労支援策は、America's Career Kitと呼ばれるもので、日本の「ハローワーク」にあたるものである。

このAmerica's Career Kitは、America's Job Bank、America's Talent Bank、America's Career InfoNet、America's Learning Excahngeの4つのウェブサイトから構成されている。一番目のAmerica's Job Bankはアメリカ最大の「オンライン職業安定所」である。

このサイトを活用するには、自分の履歴書をオンライン上に掲載する必要があるため、個人情報保護の観点からセキュリティの問題を残しているかもしれないが、しかし少なくとも、この白書が主張するように、インターネットを労働市場の需給のマッチングに直接活かすことのメリットは、職を得たい人(労働者)、雇いたい人(企業)双方にとって大きい。結局この場合、職を得たい人の側が積極的に自分の情報を公開することがすべての前提であるから、いくらインターネットが普及しても、最後は「個人の行動や意欲」が重要なのだと、思った。

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