今、世界共通の課題になっている温暖化ガスの削減への制度や努力。これまでの20世紀的な大量生産・大量流通・大量消費の時代から決別を迫られている。
環境対策に積極的な欧州諸国のある金融機関では、会社単位・社員単位でのCO2削減努力を義務付けていると言う。社員の出張に伴うCO2排出を削減するために、インターネット回線を利用したテレビ会議を本格導入している。交通需要を縮小させるものであるが、今後、グローバルスタンダードとなる可能性を秘めている。アメリカ(イリノイ州やバージニア州等)でも州議会の小委員会などはテレビ会議で行っていた。
本学はeラーニング大学である。学生は北海道から沖縄まで、さらに時差を超えて海外にも及んでいる。通常、学生がCO2を排出して大学に通学するところだが、本学の場合、自宅で講義が受けられるので、先のヨーロッパの金融機関と同様、CO2削減に大きく貢献しているといえる。
eラーニングは、大学教育の手法の面だけでなく、温暖化ガス削減という意味でも画期的と言えるので、近い将来、政府や企業からの支援や連携が進むのかもしれない。事実、アメリカでは、民間の通信会社や清掃会社が私立大学に出資してeラーニングのスポンサーになり、企業イメージを高めている事例がある。
