2008年5月アーカイブ

家庭教育研究会会報第1号

 ◎この度「八洲学園大学家庭教育研究会」が発足しました。この研究会の目的は、本学の学生・卒業生・教員等が交流しつつ、家庭教育の研究・学習・実践活動の推進を図ることです。入会手続きも会費も不要で、本学の学生・卒業生・教員が自由に参加する会です。
◎2008年3月26日(水)には、研究会発足にあわせて「第1回家庭教育研究・活動報告会」を八洲学園大学6A教室で開催し、eLYを利用してネット配信もおこないました。教室参加・ネット参加を合わせると、学生・教員合計で40名以上が参加しました。そのうち学生2名・教員1名計3名の、それぞれに特色ある研究・活動報告がおこなわれ、活発な質疑応答が展開しました。この会報には、その3名の報告要旨と各々の司会を務めた教員のコメントを掲載しました。
◎次回第2回の研究・活動報告会は、2008年7月下旬に開催する予定です。日時については、開催曜日・時間帯を検討し、決まり次第、家庭教育課程ブログでお知らせいたします。卒業生もご参加いただけます。多数の方のご参加をお願いいたします。また、報告者も随時募集しておりますので、発表していただける方は、家庭教育課程(home-edu@yashima.ac.jp)までご連絡ください。
◎会報では、次号(9月発行予定)以降、会員(在学生・卒業生・教員)の動向も掲載したいと考えています。会員の皆さんのお仕事・活動・学習・研究等について掲載してよい範囲でお知らせください(ただし採否は家庭教育課程会議に一任していただきます)。よろしくお願いいたします。

会報1号をダウンロード

 これからの学校教育の内容を規定する次期学習指導要領が3月28日に告示された。「英語活動」の新設をはじめ「授業時数の増加」、「総合的な学習時間」の削減など今回の改訂の特色と各界からの意見や先行実践が報道されている。
 今回の改訂にあたって、都内の複数の小学校長に学校現場の様子を尋ねたところ「前回や前々回の改訂時に比べて教師の活気や熱気が感じられない」という応えが返ってきた。
 その理由として、前回の「総合的な学習の時間」の創設、前々回の「生活科」の誕生などに見られた「目玉」が今回の改訂にはないからである、とする見方があると語っていたが、果たしてこれだけであろうか。
 現場の先生は教育改革が進むなかで、学力向上策の実践、保護者や地域社会からの要請に応える、目に見える学校評価など成果主義に立った教育活動に忙殺され、子どもと向き合う時間の減少を憂い、創造的な取り組みをするゆとりがなくなっているからではないかと危惧している今日この頃である。

「授業からの一言」(4):大石純子講師

 中学校において、武道が必修化されることになった。これについては賛否両論があろうと思うが、私個人としては、自分自身の長期間にわたる剣道を通しての経験を踏まえて、大いに歓迎しているところである。わが国の伝統文化としての武道について、すべての中学生が学習する機会を得ることは、意味のあることであろう。


 「徳」について

 「人間の徳とは何か」ということを自分なりに考えてみました。「徳」というのは、自分が良いことした事を何かとアピールして「自分はこれだけ偉いことをしたのだから、あなたたちも同じようにしなさい」といった様に他人に押し付けるものではないと思います。むしろ真なる「徳」とは人知らず行なう善行のことではないでしょうか。
 例えば、公衆便所を自分が使った後、次に使う人が不快な思いをしないように便器の回りを拭いたり、玄関に脱ぎ捨てられた家族の靴を自分が帰宅した時にちょっと整えるなど、人が見ていないところでの小さな善行の積み重ねが人間としての徳を光らせると思います。こうした実践は難しいことではなく、心がけ次第ですぐに実行できることですが、いざ実行するとなるとなかなかできないものです。そういう私自身も恥ずかしい話ですが、陰徳を積んでいるかと聞かれるとお世辞にも胸を張って「やっています」とは言えない様な気がします。

 「公共精神の育成(演習)」のひとこまから

 先日、バスに乗っていると、だっこひもで赤ちゃんをだっこした若い女性が乗車してきました。あいにく車内は混雑気味でしたが、優先席に座っていた年輩の男性がそれに気づくとすっと立ちあがり、いたわるような表情で席をすすめました。女性はそのすすめに素直に従い、お礼を言って座りました。
 しばらくして、先の男性も下車し車内がすいてきた頃、どうしたのか、赤ちゃんが泣き出しました。女性は、周囲の乗客に「すみません」と謝りつつ、赤ちゃんをやさしくなだめたりあやしたりしましたが、いっこうに泣きやみません。女性は、いたたまれなくなったのでしょう、次のバス停で降りていきました。降りた直後の様子から考えて、目的地に到着する前に下車したものと思われます。

 現代の少年非行の特徴は、普通の子・良い子と思われて来た
子ども達が、ある日いきなり衝動的に非行に走ってしまうので、
「いきなり型」といわれています。幼児期や児童期までの「良い
子」が、親離れの思春期になって、なぜ突然犯罪を起こしてし
まうのでしょうか。
 非行少年といわれる子ども達を長年補導し、現在も関わってい
ますので、子ども達の「生きにくさ・苦悩」から来る彼らなりの非
行の理由を知ることができます。そう、少年非行は彼らの「救助
信号」なのです。
 特に最近では、高度経済成長期に見られた放任型の家庭より
も、教育熱心な家庭から多くの非行が生まれています。
 親とは何か?家庭教育とは何か?もう一度学び、考えてみませ
んか。

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