春学期の授業を終えて
この4月、新任教員として着任、初めてインターネットによるスクーリング授業を体験した。目の前に学生がいないということは、放送大学で経験していたのでそれほど違和感はなかったが、パソコンの操作には戸惑いがあった。なんとか終了することができたが、受講生はどうだっただろうか。レポートでは、結構良かったよというやさしい反応をしていただいたが、お世辞とはいえ、内心ほっとしている。大学の授業は、知識の伝達もさることながら、講義を通して教員のものの見方、考え方がどれだけ伝えられるかが大きな課題である。担当した「現代の社会病理学概論」では、これまでマスコミの報道をそのまま表面的に理解するだけであったが、講義を聴いてその背景にある社会的状況にまで思いをはせることの必要性を考えるようになったという感想をよせていただいた。教員としてこれ以上の喜びはない。秋学期の開始を前にあらためて充実した講義にするよう心がけているところである。一人でも多くの学生の皆さんが受講してくださることを期待している。