高鷲忠美
八洲学園大学も4月になれば、開学4年目を迎えることになります。学生によっては、「専門科目」の一つ「卒業論文」に取り組む人も出てきます。
本学では、「卒業論文」は卒業要件ではありませんから、「卒業論文」を書かなくても卒業できます。
「卒業論文」を作成するには、本学の「卒業研究演習」(2単位)をとり、指導教員から論文のテーマ策定、文献などの調査方法、調べ方、構成、まとめ方などについて、指導をまず受けます。ここでしっかり指導を受けておかないと、実際に執筆する段階で困ったことに直面することになるでしょう。(もちろん、しっかり指導を受けても起こるので、少なくなるとでも言い直しましょう。)
「卒業研究演習」を終わったら、「卒業論文」(4単位)です。執筆に当たることになりますが、適宜指導教員の指導を受けてください。最後の段階になって、提出されても、手直しがきかないようでは困りますから。提出されたら、主査、副査など卒業論文審査委員が複数決められて、審査に当たります。審査に合格すれば、めでたく4単位が取得できるというわけです。
本学のように、「卒業論文」が卒業要件ではない場合、124単位という卒業単位ぎりぎりで単位を用意するのはおすすめできません。どうか、余裕を持って、「卒業論文」が万一書き上げられなくても卒業できるように準備されることをおすすめします。
指導教員ですが、文部科学省に開学前に「指導教員」として申請している教員は、人間開発教育では4名です。ではほかの教員の指導を受けられないのかというとそうではありません。主査として筆頭に置かれるのはこの文部科学省に申請した4名の教員ですが、ほかの先生(ほかの課程の教員でも)を副査として指導に当たっていただくことは可能なのです。
この点を十分に含んで「卒業論文」に当たってください。一つの長い論文をまとめるのは、レポートを書くのとはまた違います。大変でしょうが、できあがった折の感激はまたひとしおと思います。
私は、東京学芸大学で、社会人大学院を担当していました。仕事を当たり前にしながら、修士論文をまとめるのは本当に大変で、暮れ、正月などなく、土曜日や日曜日も全部つぶし、睡眠時間も削ってみんな執筆にあたっていました。しかし、修士論文授与式には、パートナーも一緒に出席し、感激を二人で味わっている姿を見ています。
本学も社会人の学生さんが多いですから、書き上げるのは実に大変でしょうが、やりがいもまたあるのは事実です。どうか、一人でも多くの学生さんがチャレンジして、実りを手にしてください。