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2008年4月 アーカイブ

2008年4月30日

ヒューマンeラーニング交流会のご案内

ヒューマンeラーニング・プロジェクトチーム
教室副担当:田井優子

来る5月10日(土)、ヒューマンeラーニング交流会を下記の通り開催いたします。ヒューマンeラーニングの新しい試みとして、本年度は学生有志が交流会の企画・運営を行うこととなりました。課程の別にかかわらず、お時間のある方は奮ってご参加ください。来校でもライブ配信でも参加は可能です。

1.日時:平成20年5月10日(土)11:00~12:30

2.場所:本学5e教室(ライブ配信を行います)

3.内容:交流会の趣旨および本年度の試みについての説明、学生同士の情報交換 など

4.参加方法
○来校される場合
出欠はとっておりません。また、時間内は出入り自由ですので、当日のご都合がつきましたらどうぞお気軽にご参加ください。
○ライブ配信で参加される場合
eLYにログイン後、画面中央にある「科目検索」で「ヒューマン」と検索すると教室が表示されます。
※当日eLYシステムのロビーには2時限目(10:40~12:10)が行われている時間帯で表示されていますが、11:00から12:30の間は自由に入室できます。

5.有志学生からメッセージ
私達3人は横浜に住み通学ができたお陰で、大学の様子も良くわかるようになり、eラーニング大学での学び方も良く理解できるようになりました。 今後も、それぞれの在学方法をとりながら八洲学園大学で学び続けたいと考えております。 そこで、これまでの感謝の気持ちを込め、試みにヒューマンeラーニング交流会の当日運営を担ってみたいと希望をお伝えしましたところ、ご理解を得、本年1年間関らせて頂くこととなりました。今後のプランにつきましては第1回目の折にご説明申し上げますので、是非たくさんの学生の皆さんにご参加いただけますよう、お待ちいたしております。

ヒューマンeラーニング交流会学生運営委員会(仮称)
 中村好江(人間開発教育課程正科生)
 廣島博美(人間開発教育課程正科生 今春卒業(来期に再入学予定))
 仲西千春(家庭教育課程正科生 今春卒業(人間開発教育課程に再入学済み))

【ヒューマンeラーニングとは】
本学の学生、教職員が「ヒューマン・プラットホーム」にきて、対面交流・情報交換をするeラーニングの仕組みです。人間開発教育課程では、eラーニングにあってはヒューマン・ファクターも取り入れた支援が重要と考え、さまざまな取り組みを行っています。ヒューマンeラーニングについてのご質問、ご意見は「ヒューマンeラーニング・プロジェクト」教室の質問欄までお願いいたします。

※「ヒューマンeラーニング・プロジェクト」教室は、本学の学生さんなら履修登録の必要はなく、誰でも使えます。ロビーの「科目検索」から「ヒューマン」と入れて、検索してみてください。

2008年4月23日

人間開発教育課程の科目紹介シリーズ (3)-『生涯学習論1』(T科目)

浅井経子

 本シリーズは、八洲学園大学人間開発教育課程の科目の魅力の一端を紹介するものです。今回は社会教育主事資格、司書資格、学芸員資格の必修科目でもある『生涯学習論1-生涯における学習設計-』のうちT科目をご紹介いたします。

 本学の『生涯学習論1』はS科目とT科目で開講しています。S科目は田井優子先生が担当され、T科目は浅井経子が担当しています。ここではT科目を取り上げます。

 この科目の前半では生涯学習の考え方やその必要性など、生涯学習についての基本的な事項を取り上げています。

 冒頭では、生涯学習の概念をファジィ(あいまい)理論で説明しています。ファジィ理論を生涯学習の概念の説明に導入したのは本学の山本恒夫学長で、それに基づき中教審は平成2年に『生涯学習の基盤整備について』を答申しています。
 私たちはものごとを二分法(白か黒かなど)で捉え、二値論理で思考する傾向がありますが、さまざまな事象は複雑で、あいまい領域もあり、とても二分法で捉えられるものではありません。“生涯学習”にあってもそれは同様です。私たちはもっと柔軟に思考する必要があります。生涯学習を学びながら、そのような思考法も身につけていただきたいと思っています。

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 また、教育と学習を混同する人がたくさんいます。生涯学習、生涯教育、社会教育などの混同も社会ではよくみられ、ときには大きな混乱をよぶことがあります。
実は先日、ある経験をしました。国の某委員会では数年にわたり“生涯学習”についての大議論が展開されていたようで、私が委員として参加したときには、何の議論をしているのかわからないほど混乱していました。でもすぐに、教育と学習の概念の混同が原因であることに気づき、概念を整理することでその大議論を終結させることができました。
このように概念整理はとても大切なことです。本科目のテキストでは専門用語の概念を整理し、言葉をできる限り選んで使っています。そのようなところにも気をつけながらテキストをお読みいただければと思います。

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 後半は、主として社会教育を中心とした生涯学習支援の構造を取り上げています。本科目のサブタイトルは「生涯における学習設計」となっていますが、学習者は生涯学習支援の構造を知ることにより、自分にあった学習設計や学習成果を生かした活動ができると考えたからです。

 なお、『生涯学習論1』(S科目またはT科目)は社会教育主事、司書、学芸員といった国家資格取得のための必修科目であるばかりでなく、本学独自の認証のうち、生涯学習科目修得認証、学習相談員基礎スキル科目修得認証、仕事移動診断士科目修得認証を取得するための必修科目でもあります。

 本科目のテキストでは、会話がふんだんに取り入れられていますので、学生さんからは学びやすいと好評を得ております。構成は次のようになっています。

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2008年4月17日

人間開発教育課程の科目紹介シリーズ (2)-環境・省エネルギー関連科目(S科目)-

山本 格

 本シリーズは八洲学園大学人間開発教育課程の教員が担当する科目を一科目ごと紹介していくことが本来の姿と思われますが、ここでは先ず、私のS科目である4科目をまとめて紹介します。

 私の科目は(1)テクノロジーの発達とヒューマニティ、(2)資源環境と人間、(3)水資源概論、(4)省エネルギー概論です。
 産業革命以降、人間は機械を使って物を大量に作ることをはじめましたが、気がついた時には、「環境と資源の制約」という大きな二つの問題に直面していました。そのため、多方面で今までの仕組み、やり方が通用しなくなってきています。生活レベルも従来のように経済を重視する方法で測ることに不都合が生じて来るでしょう。
 これからの社会は、その質・豊かさを、一人一人の心の幸福度で表していくようになると思います。効率のよさを重視しない、仕事にかける時間を少なくして、そのほかの時間を、家庭、地域活動、自分の学習のためにバランスよく使えるような、個人が自分の人生を楽しめるような社会を築いていくことが必要になります。そうです、ワーク・ライフ・バランスのことです。
 地球環境問題は私達の生き方・生活を大きく変える引き金になりましたが、人間の活動を止めることはできません。このような背景の下に4つの科目が準備されました。
 先ず人間の活動については「テクノロジーの発達とヒューマニティ」で学びます。活動の結果生じる環境負荷の問題、活動に必要な資源の問題、エネルギーの問題、エネルギー使用効率を高める問題については「資源環境と人間」で学びます。常にこの二つの科目を通して、人間の活動と資源環境問題との関りを考えていきます。
 さらに環境問題の延長線上に横たわる極めて深刻な問題となっている淡水問題・食糧問題を「水資源概論」で取り上げています。そして「省エネルギー概論」があります。
 二酸化炭素量の削減には、家庭部門で排出される二酸化炭素を削減する必要があります。したがって、この省エネルギー概論は家庭部門に特化したものです。
 環境問題・省エネルギー問題は私達が生きていくための基礎・基盤の問題です。この科目を学んでもすぐに目に見える“もの”を皆さんは実感できないでしょう。しかし、必ず皆さんの幹を大きく育てる“もと”になります。

 追って、各科目の紹介を順次行う予定です。是非、勉強してください。

2008年4月16日

履修証明の開始―日本語基礎スキルプログラム―

人間開発教育課程
石田 尊

平成19年12月より、大学が履修証明を行うことについて、正式に認められました。履修証明は、従来の学士等の学位とは異なる、新しい履修・学習の証明であり、証明書には「学校教育法第百五条に基づく履修証明」といった文言が入ります。

履修証明は、大学が「特別の課程」(履修証明プログラム)を用意し、開講するもので、対象となるのは、社会人の方が想定されています。学校教育法に基づく証明として、就職活動等の場面で活用されることが予測されるものです。

履修証明プログラムについては、すべて、スクーリング形式(メディアスクーリングを含む)で開講されることが想定されており、また、その授業の実時間数は120時間以上と定められています。

この春学期より、以下のような要領で、本学でも履修証明プログラムを新しく開設し、証明を行っていくことになりました。

※なお、下記「日本語基礎スキルプログラム」については、プログラムが本学の授業科目で構成されていますので、一般の社会人の方は、本学の科目等履修生になっていただくことで、プログラムを受講することができます。本学の正科生、科目等履修生の方も、もちろんプログラムを受講できます。

■プログラム名:日本語基礎スキルプログラム

■目的・内容:社会人として必要となる、日本語で文章を書き、伝える能力の基礎を、演習形式を基本とした科目によりトレーニングするためのプログラムである。対象科目は文章力・論述力の向上を目指す科目を中心としており、それらの科目を履修していくことで、バランスのとれた日本語のスキルを身につける。

■時間数:計147時間

■対象者(履修資格):大学入学資格を持つ社会人の方(※日本語基礎スキルプログラムでは、一般の社会人の方も本学科目等履修生として登録していただく必要があります)、および本学科目等履修生・正科生(所属課程を問わない)

■定員:年間30名程度

■授業の方法:スクーリング形式(メディアスクーリングを含む)

■履修規定および修了要件:別に定める規定に従う。→規定に関するpdfファイルを閲覧する

■注意点:学校教育法百五条に基づく履修証明の制度は、平成19年12月以降に編成されたプログラムを対象としており、本学の日本語基礎スキルプログラムでは、平成20年度春学期以降の新カリキュラムにおいて開講された科目のみが証明の対象となる。

■世話人:石田 尊(本学准教授)

※これらの内容については、近日中に課程ウェブサイトでも公開いたします。

※関係法令等リンク:
  学校教育法(105条他。総務省・法令データ提供システム)
  学校教育法施行規則(164条他。総務省・法令データ提供システム)
  大学等の履修証明制度に関するQ and A(文部科学省高等教育局大学振興課)

2008年4月12日

人間開発教育課程の科目紹介シリーズ (1)-「資料組織演習」(S科目)-

高鷲 忠美

 本シリーズは、八洲学園大学人間開発教育課程の科目の魅力の一端を紹介するものです。第1回目は、図書館司書科目・学校図書館司書教諭科目担当高鷲忠美の「資料組織演習」をご紹介いたします。

 高鷲は、現在スクーリング科目を1科目、テキスト履修科目は6科目担当しています。学期によって若干の増減があります。人数ですが、500人から600人の学生を担当していることになります。
 通信制大学での学習で一般的な、教科書を一人で読み、考え、レポートを書き提出するというスタイルは、学生が孤独の中で寂しく勉強することになりがちです。
 「資料組織演習」のような八洲学園大学のスクーリング科目は、eラーニングでオンラインでリアルタイムで学習できますので、教師と一対一でつながり、ほかの学生ともチャット等でその存在を実感できますので、ある意味通学制の大学での学習よりも密接な関係を築くことが可能です。学生は、全国各地、場合によってはアメリカ、ヨーロッパ、アジアの国々から参加もしており、自分は孤独ではなく、こんなにも多彩な人たちと一緒に勉強しているのだと勇気づけているようです。
 通学制大学では滅多に質問が来ませんが、八洲学園大学ではチャットが私の場合、90分授業中に150を超えることは珍しいことではありません。
 授業では、資料組織、すなわち図書館で集めた資料をどう種類ごとにまとめるのか(分類)、書架上にまとめて置かれた資料を「著者」「タイトル」「主題」といったアクセスポイントから検索できるように道具(目録)をどう作成するかを作業します。
 その合間に、私が関係する図書などの紹介、私の訪れた内外の大学や図書館の話をして、学んでいる内容がいかに社会に役立っているか、違った世界では図書館や大学がどのような形で展開されているかに気づいてもらっています。
 どうか一緒に考え、学びませんか。一人ではないことを授業を受けることで実感してください。

2008年4月11日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ(20)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地、さらには海外で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。今回は、膠原病という難病と闘いながら学ばれ、この3月に卒業された廣島博美さん(2006年春学期入学)をご紹介いたします。

 廣島さんのお仕事は看護師で、5年前に膠原病を発病するまでは、総合病院で病棟看護師(主任)として働いていらっしゃいました。難病と闘いながら本学で学ばれ、1年半前に看護教員として社会に復帰され、この4月から看護師の再就職支援、潜在看護師の技術研修、学習・進学相談員として、ナースセンターに勤務されることになっております。

 廣島さんはとても明るい方です。でも廣島さんの5年間の闘いが、必ずしも終結したというわけではありません。
 廣島さんの生の声をそのままお伝えしたいと思います。

 なぜ八洲学園大学に入学されたのかについて、お伺いいたしました。

「難病、再発、生死をさまよい10ヶ月の入院闘病生活後、新たな自分探しをしなくてはと感じていました。看護師という仕事が出来なくなってしまった自分には、何の価値があるのか、今までの自分を忘れて、新しい自分を創りだしたいと思っていました。 ただじっと己の体の回復を待つだけの時間を過ごすより、今の自分にも出来ることをしながら、また社会とのつながりを保ちながら、時の過ぎていくのを待っていたかったのです。」
「その手段として、学習という道を選びました。八洲学園大学は、“通学しなくても学べる”大学で、この言葉は、当時の私にとっては一歩を踏み出す力強い言葉でした。体調によっては横になっていることも多く、“自宅で学習が出来る”、“学びたいときに、どこでも学習が出来る”ということは有り難く、しかし期待と不安の中での入学でした。」
「目標を持つことは私にとって大切なことなのです。」

 学費のこともあり、3年次編入をして、できれば2年間で卒業したいと考えられたそうです。そしてこの2年間に社会教育主事任用資格を取得されたとのことです。

 八洲学園大学で学んで、忘れられない授業は斉藤壮之助先生の「教育と法」だそうです。この授業の真っ最中に、教育基本法が改正され、生涯学習の理念が同法の中で新たに謳われ、「まさに時代を先駆ける学校だ!」と思われたとのことです。

 メディア・スクーリングは、「教員の顔が画面に映る、授業資料が映し出される、クラスメートからのチャットが入る、そんなバーチャルな世界の授業なのに、なぜかクラスメートや教員の人柄が浮かぶ不思議な授業で、それが魅力」とのことです。
 そのようなバーチャル教授の方法を研究し創りだしている先生方の授業スタイルには、いつも感動されていたといわれています。「八洲学園大学で学んだことはすべて、これからの仕事や人生の土台になっていくように思います」と。

 これからはご自分が実践する中でその土台を固め、踏み台としてステップアップしていきたい、と力強く語ってくださいました。
 先生方、一緒に学んだ仲間には「迷ったらいつでも相談に乗ってもらえる、そんな安心感があるので、早く歩み出したいです!」

 勉強と仕事を両立させるコツとして、次のことを上げてくださいました。

  • 自分の目標を忘れない。初心貫徹。
  • 楽しむ気持ちを持ち続ける!例えば、“私は華の女子大生”、“学生証を積極的に使おう”などなど。
  • 先生には遠慮なく質問して、疑問は早く解決し課題をクリアしていく。先生を上手く使う。
  • 頑張っている自分を褒める。できたら自分にご褒美をあげる。

 生きとし生けるもの、命には限りがあり、それはみな平等です。死と向き合う中で「だからこそ、生きるのだ」と、確か堀辰雄が述べていたと記憶しています。どのように生き、どのように人生を創り上げていくかは、その人にしかできないことなのです。
 少々時期が遅くなりましたが、廣島さん、ご卒業おめでとう!

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 本学も新入生を迎え、新学期が始まりました。これからは教育と研究に専念しなければなりませんので、この学生さん紹介シリーズも暫くお休みさせていただきます。またお会いいたしましょう。

2008年4月10日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ(19)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地、さらには海外で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。今回は、地元の図書館で司書として奮闘されている山本啓子さん(2004年春学期入学)をご紹介いたします。

 山本さんは八洲学園大学の学業を成就され、今年3月に卒業証書を手にされました。
 4年前、役場の臨時職員として図書館で働いていらしたときに、司書という職業にやりがいを感じ一生の仕事にしたいと考え、司書資格を取得するために八洲学園大学に入学されました。
 地方に居住しているので通わずに、しかも働きながら司書資格が取れる大学を探していらしたある日、ネット上で八洲学園大学が開校することをお知りになり、「何も迷うことなく『ここだ!』と飛び込んだ」そうです。

 八洲学園大学で学ばれて、一番の魅力としてあげられたことは、やはり、メディアスクーリングのライブ授業でした。メディアスクーリングがなければ、とても司書資格を取得することなどできなかったでしょう、といわれています。
 また、リアルタイムで学べるため、通信制の教育でよく耳にする孤独感を感じることは無かったともいわれています。オンデマンドや再配信併用授業等も整備されており、時間の融通が利くシステムであることも、働きながら学び続けることができた大きな要因になっている、とのことです。

 図書館学の科目の教科書は職場の机の上に並べて置いておき、いつでも活用することができ、役立ちます、と嬉しそうにいわれています。
 授業で学んだことは、職場の図書館の上司や同僚の方々に話したり情報提供したりしていらっしゃるとのことです。仕事をしながら大学生であることを歓迎しない職場もあるのかもしれませんが、山本さんは授業で取り上げられた話題などを職場で積極的に情報提供し、情報を皆で共有することで、「最新の情報がわかって良い刺激になる」と職場の同僚の方々から喜ばれているそうです。

 さらに、八洲学園大学でいろいろな科目を学ぶことにより、教育全般に広く目を向けることができるようになったと、大学で学んだ成果を噛みしめていらっしゃいました。

 山本さんは中国山地の北側に位置する町にお住まいですが、大阪で行った学生主催の交流会には、はるばる駆けつけてくだいました。高鷲先生が米子等で講演をされたときにもご参加くださった学生さんのお一人とのことです。
 テキスト履修科目でも活発に質問されたり情報を提供したりしてくださいますので、私どもにとってはとても身近に感じられる学生さんで、横浜から遠い遠い地域にいらっしゃるとはとても思えませんでした。
 大阪での交流会でご披露してくださったカードの手品(?)を操る山本さんは、とても素敵でしたよ。
 これからも、町の皆さんに親しまれ愛される司書としてご活躍くださいね。

2008年4月 6日

平成20年3月に八洲学園大学を巣立った学生さんからの嬉しいお便り

浅井経子

 先日、一通の封書がレターボックスに中に入っていました。この3月無事に学芸員資格を取得された片山滋さん(2006年秋学期入学)からのお便りです。片山さんのご了解を得て、全文をご紹介させていただくことにいたしました。

 片山さんは山口県にお住まいです。ですから、一度もお会いしたことはありません。しかし、このような心のこもったお手紙をいただき、空間を超えて八洲学園大学の教職員、学生間が深くつながっていることを改めて感じました。
 片山さんのこれからのご活躍を期待しております。本学で学んだことを生かしていただくことにより、これからもともに歩んでいけますね。是非、ご活躍のご様子はお伝えくださいませ。

学芸員資格取得の報告とお礼

 春暖の候、先生にはお変わりなく益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
 小生、退職後一念発起し学芸員の資格取得を目指して平成18年度秋学期から本学科目履修生として大変お世話になりました。入学に際し、永年学生生活から遠ざかっておりましたしeラーニングという最新の教育システムでの学びは大きな不安材料でもありましたが、諸先生方の温かい励ましと懇切丁寧なご指導により楽しく魅力的な学生生活を送ることができました。
 お蔭様で、去る3月11日に無事博物館実習の単位を修得して念願の学芸員資格を取得することが出来ました。これも先生を始め、大学当局の温かいご配意のお蔭と心より感謝いたしております。今年は第一回の卒業生を送り出す記念すべき年に科目履修を終えることが出来たことや、ITを利用しての学園祭等々まだまだ新たな取り組みの可能性、発展性を秘めた新しい時代の最先端を歩む大學に在籍できたことを感謝し誇りに思っています。
 今後、これまでご指導いただいた数々のご指導やご助言を大切にしながら生涯学習の立場に立ってお世話になった地域のために一市民として微力ながらご恩返しが出来るよう老骨に鞭打ち努力していきたいと思っています。とは申せ、浅学菲才な未熟者ですので今後ともご指導ご鞭撻をいただきますようお願い申し上げ、大変遅くなりましたが貴大学の益々のご発展を心から祈念しつつ、ご報告方々お礼申し上げます。

敬具

2008年4月 2日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ(18)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地、さらには海外で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。今回は、加藤博美さん(2006年春学期入学)をご紹介いたします。

 加藤さんの本業はピアノの自宅レスナーで、幼稚園から80歳の方までの幅広い年齢の方に教えていらっしゃるそうです。その際のモットーは「楽しめるピアノ」ということです。ご主人のお仕事の手伝いやスキンケア商品の代理店もされているとのことで、365日24時間労働だそうです。
 その上、PTA活動やボランティア活動もされているので、最近は「お節介おばさん」を反省している、といわれています。

 家族は、ご主人1名!(ご本人がわざわざ1名といわれました!?)、長男21歳大学3年、長女18歳高校3年、次女13歳中学1年、加藤さんの父母、弟と、サザエさん一家のように、なんと8人のにぎやか・幸せご家族とのことです。
 加藤さんは、音楽家らしくとてもおしゃれな方です。いまどき滅多にみることができない大所帯の主婦とは想像もしていませんでした。「お節介おばさん」どころか、現代人にはとてもまねられない「バイタリティおばさん」ですよね。

 八洲学園大学に入学される前は準公務員の待遇で働いていたとのことですが、そこを蹴っ飛ばして学生になることができたのもご家族のご理解あってのことと感謝されています。
 一方、加藤さんが勉学に励まれるお姿はお子様達の刺激にもなっているようで、ご長男の方とは「今期何単位取った?」と張り合っていらっしゃるそうです。

 ご長男が幼稚園のとき以来の、20年近くに及ぶPTA活動や、知的障害者の授産施設での給食主事としてのお仕事が、八洲学園大学入学のきっかけになったということです。
 PTA活動を通して、保護者の「親としての意識」「家庭力の低下」など考えさせられ、福祉の現場には「指定管理者制度」や「障害者自立法」などの行政の動きに対して根強い不安や不信感があり、加藤さんご自身、上司の方の指導力や利用者への支援について疑問に思うことがたくさんおありになったそうです。そのような中で、「何か自分に出来ることはないのか」と考えられたことがきっかけとなり、1年かけて悩まれた上で“大学入学”という道を選ばれたということです。
 ネットで「家庭教育」をeラーニングで学べる本学を知り、魅力を感じたということですが、まずは「生涯学習」を学び、社会教育主事資格取得を目指すことにし、人間開発教育課程に入学されました。

 まわりの仕事仲間からは、「黙って(行政に文句を言ったり、上司に進言したりしないで)働いていたら、定年までの15年を金銭的にラクして生きていけるよ」「今さら、おばさんが勉強しても、何にもなれないよ」ともいわれたそうです。
 でも、実際に本学に入学してみると、「同じ思いを持つ仲間、社会的な問題を真剣に考えている仲間がたくさんいて、たくさんの励ましや元気をもらうことができました」「もちろん、すばらしい先生との出会いもありました」と。

 高校生のときには大学への推薦入学の許可も出ており、大学に進学したかったそうですですが、ご両親の反対で音楽の専門学校に進まれたとのことです。ところが社会に出てみると大卒との「差」は大きく、やはり「大学卒業」という「鎧」が欲しいと思われたそうです。
 今、「学びたいと思ったときに学ぶことができる幸せ」をかみしめていらっしゃいます。

 本学では、たくさんの人がいろいろな制約がある中で「学びたい」という熱意のもとで学んでいらっしゃいます。さらに、勉強だけでなく、互いに子育てや落ち込んだ時には励まし合える仲間がいます。そのような仲間と、しかもいつでも、自宅にいながらでも学べることに心から感謝している、といわれています。

 加藤さんは、本学のバーチャル学園祭を実現させた実行委員のお一人ですが、お仲間との出会いによって学園祭を成功させることができたといわれています。さらに続けて、大変であったけれども、お祭り騒ぎの学園祭でなく、たくさんの「学び」があった学園祭でした、といわれています。さらに次のようにもいわれていました。
 「“案ずるより産むが易”といいますが、学祭については『苦労』より、『楽しかった』思い出ばかりです。実行委員のみんなには本当に感謝でいっぱいです。」

 昨年4月より大田区子ども家庭支援センター運営委員として活動されており、2月に運営委員が企画運営する「子育て応援コーナー」がオープンしたそうですが、そこを八洲学園大学で学んだ成果を活かす場、卒業後のご自分の居場所としていきたいと今後の抱負を語ってくださいました。
 有り難いことに、大学のパンフレットをそのコーナーに置いてくださっております。家庭教育力が低下する時代に求められている「子育て支援」とは何か、子育てをしながら学ぶことで、社会的に認められるにはどうしたらよいのか、などを今後の研究テーマにして勉強をさらに深めていきたいといわれています。

 これからも幅広くご活躍くださいね。加藤さんのお姿に、みな「私も頑張らなければ」と考えると思います。

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