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人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ(20)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地、さらには海外で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。今回は、膠原病という難病と闘いながら学ばれ、この3月に卒業された廣島博美さん(2006年春学期入学)をご紹介いたします。

 廣島さんのお仕事は看護師で、5年前に膠原病を発病するまでは、総合病院で病棟看護師(主任)として働いていらっしゃいました。難病と闘いながら本学で学ばれ、1年半前に看護教員として社会に復帰され、この4月から看護師の再就職支援、潜在看護師の技術研修、学習・進学相談員として、ナースセンターに勤務されることになっております。

 廣島さんはとても明るい方です。でも廣島さんの5年間の闘いが、必ずしも終結したというわけではありません。
 廣島さんの生の声をそのままお伝えしたいと思います。

 なぜ八洲学園大学に入学されたのかについて、お伺いいたしました。

「難病、再発、生死をさまよい10ヶ月の入院闘病生活後、新たな自分探しをしなくてはと感じていました。看護師という仕事が出来なくなってしまった自分には、何の価値があるのか、今までの自分を忘れて、新しい自分を創りだしたいと思っていました。 ただじっと己の体の回復を待つだけの時間を過ごすより、今の自分にも出来ることをしながら、また社会とのつながりを保ちながら、時の過ぎていくのを待っていたかったのです。」
「その手段として、学習という道を選びました。八洲学園大学は、“通学しなくても学べる”大学で、この言葉は、当時の私にとっては一歩を踏み出す力強い言葉でした。体調によっては横になっていることも多く、“自宅で学習が出来る”、“学びたいときに、どこでも学習が出来る”ということは有り難く、しかし期待と不安の中での入学でした。」
「目標を持つことは私にとって大切なことなのです。」

 学費のこともあり、3年次編入をして、できれば2年間で卒業したいと考えられたそうです。そしてこの2年間に社会教育主事任用資格を取得されたとのことです。

 八洲学園大学で学んで、忘れられない授業は斉藤壮之助先生の「教育と法」だそうです。この授業の真っ最中に、教育基本法が改正され、生涯学習の理念が同法の中で新たに謳われ、「まさに時代を先駆ける学校だ!」と思われたとのことです。

 メディア・スクーリングは、「教員の顔が画面に映る、授業資料が映し出される、クラスメートからのチャットが入る、そんなバーチャルな世界の授業なのに、なぜかクラスメートや教員の人柄が浮かぶ不思議な授業で、それが魅力」とのことです。
 そのようなバーチャル教授の方法を研究し創りだしている先生方の授業スタイルには、いつも感動されていたといわれています。「八洲学園大学で学んだことはすべて、これからの仕事や人生の土台になっていくように思います」と。

 これからはご自分が実践する中でその土台を固め、踏み台としてステップアップしていきたい、と力強く語ってくださいました。
 先生方、一緒に学んだ仲間には「迷ったらいつでも相談に乗ってもらえる、そんな安心感があるので、早く歩み出したいです!」

 勉強と仕事を両立させるコツとして、次のことを上げてくださいました。

  • 自分の目標を忘れない。初心貫徹。
  • 楽しむ気持ちを持ち続ける!例えば、“私は華の女子大生”、“学生証を積極的に使おう”などなど。
  • 先生には遠慮なく質問して、疑問は早く解決し課題をクリアしていく。先生を上手く使う。
  • 頑張っている自分を褒める。できたら自分にご褒美をあげる。

 生きとし生けるもの、命には限りがあり、それはみな平等です。死と向き合う中で「だからこそ、生きるのだ」と、確か堀辰雄が述べていたと記憶しています。どのように生き、どのように人生を創り上げていくかは、その人にしかできないことなのです。
 少々時期が遅くなりましたが、廣島さん、ご卒業おめでとう!

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 本学も新入生を迎え、新学期が始まりました。これからは教育と研究に専念しなければなりませんので、この学生さん紹介シリーズも暫くお休みさせていただきます。またお会いいたしましょう。