本シリーズは八洲学園大学人間開発教育課程の教員が担当する科目を一科目ごと紹介していくことが本来の姿と思われますが、ここでは先ず、私のS科目である4科目をまとめて紹介します。
私の科目は(1)テクノロジーの発達とヒューマニティ、(2)資源環境と人間、(3)水資源概論、(4)省エネルギー概論です。
産業革命以降、人間は機械を使って物を大量に作ることをはじめましたが、気がついた時には、「環境と資源の制約」という大きな二つの問題に直面していました。そのため、多方面で今までの仕組み、やり方が通用しなくなってきています。生活レベルも従来のように経済を重視する方法で測ることに不都合が生じて来るでしょう。
これからの社会は、その質・豊かさを、一人一人の心の幸福度で表していくようになると思います。効率のよさを重視しない、仕事にかける時間を少なくして、そのほかの時間を、家庭、地域活動、自分の学習のためにバランスよく使えるような、個人が自分の人生を楽しめるような社会を築いていくことが必要になります。そうです、ワーク・ライフ・バランスのことです。
地球環境問題は私達の生き方・生活を大きく変える引き金になりましたが、人間の活動を止めることはできません。このような背景の下に4つの科目が準備されました。
先ず人間の活動については「テクノロジーの発達とヒューマニティ」で学びます。活動の結果生じる環境負荷の問題、活動に必要な資源の問題、エネルギーの問題、エネルギー使用効率を高める問題については「資源環境と人間」で学びます。常にこの二つの科目を通して、人間の活動と資源環境問題との関りを考えていきます。
さらに環境問題の延長線上に横たわる極めて深刻な問題となっている淡水問題・食糧問題を「水資源概論」で取り上げています。そして「省エネルギー概論」があります。
二酸化炭素量の削減には、家庭部門で排出される二酸化炭素を削減する必要があります。したがって、この省エネルギー概論は家庭部門に特化したものです。
環境問題・省エネルギー問題は私達が生きていくための基礎・基盤の問題です。この科目を学んでもすぐに目に見える“もの”を皆さんは実感できないでしょう。しかし、必ず皆さんの幹を大きく育てる“もと”になります。
追って、各科目の紹介を順次行う予定です。是非、勉強してください。