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2008年8月 アーカイブ

2008年8月31日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ (29)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。第29回目は、読み聞かせ等のボランティアとしてご活躍のKSさん(2004年秋学期入学)をご紹介いたします。

 KSさんは、お若いときから、子どもと一緒に本を楽しむ親子関係をつくりたいと考えられていたそうです。お子様が赤ちゃんの頃から絵本の読み聞かせをされ、お子様が少し大きくなると一緒に「親子読書会」に入り、その活動の中でよそのお子さんたちの前でも読み聞かせを行ったり、絵本を介した工作や遊びの指導や世話を行ったりしてきたということです。

 さらに、先輩お母さまたちとともに、子どもの本に関する講座や講演会を受講されたり、本を読む習慣のない家庭の子どもたちにも読書の大切さを伝えるために、学校の昼休みや放課後に読み聞かせのボランティア活動をされたりしていたそうです。
 当時の学校は保護者が学校で活動するのを拒み、交渉と準備に数年かかったといわれていました。その後、地域とともに子どもを育てる学校づくりが進み、学校での読み聞かせもやりやすくなったそうです。現在も読み聞かせの活動を続けていらっしゃいます。

 小学校学校図書館にPCが導入された時には、パートとして半年間働かれたこともあるということで、そのような経験から図書館や図書管理の必要性を実感し、図書館学について系統立てて学び、司書資格を取得したいと思うようになったそうです。

 そのようなときに、たまたま某通信制大学の司書講座パンフレットを目にしたそうですがスクーリングには通えないので、他にどこか学べる機会がないものかとインターネットで探されたということです。そして、インターネットで学べる八洲学園大学を見つけ、「これだ!」と思って入学を決めたそうです。

 八洲学園大学で頑張って学ばれたKSさんは、この9月に卒業される予定です。ところが、もっと八洲学園大学で学びたいといわれています。

 「八洲学園大学で学ぶにつれ、司書資格関係以外にも学びたいと思うことが広がっていきました。学ぶことにより、今まで知らなかったことでも少しわかるようになり、そうすると、もっと深く知りたくなるものです。司書科目から生涯学習について、生涯学習から地域の公共図書館について、さらにはそこから財政や地域行政等について・・・と興味が広がっています。卒業後も科目等履修生として再入学して、学習を続けたいと思っています。」

 続けて、次のようにもいわれていました。

 「かつての狭い人生観では今後の生き方にただただ不安を感じたり心配したりすることが多かったのですが、学ぶことで視野が広がり、何か問題に直面したときには一生懸命考えればいいだろう、解決するため、乗り切るために行動すればいいのだろう、という楽観的な考えに変わってきました。そのことが八洲学園大学で学んだ最も大きな収穫で、自分でもすごいと思っています。また、そうならないように予測したり、準備したりすればよいのだということがわかりました。気持ちがとても楽になりました。」
 「私は30年前ではなく、今の年齢で大学に入学して勉強して良かったのだと思います。集中力や吸収性の面でも、充実感の面でも・・・。学習機会を与えてくれ、課題締め切り間近には粗食等を黙認してくれた家族にこころから感謝しています。」

 KSさんは、学ぶことの本質の一面を本学で体得されたのではないかと思います。指導者に相応しい人というのは、多くの知識を有している人ではなく、KSさんのような人なのかも知れません。きっと、KSさんは地域の子どもたちのよきサポーターになることでしょう。これからも、たくさんの子どもたちに読書の楽しさ、学ぶことの楽しさを教えてあげてください。

2008年8月30日

ヒューマンeラーニング交流会(8/23)のご報告

ヒューマンeラーニング・プロジェクトチーム
教室副担当:田井優子

 去る8月23日(土)にヒューマンeラーニング交流会を横浜本校で開催しました。オンライン・来校者あわせて30名ほどのご参加をいただき、今回も盛会のうちに終了いたしました。
 前半は、本学学生団体 家庭力応援倶楽部「はっぴい」スマイルコミュニケーション」の活動紹介と家庭教育課程・課程長の中田雅敏先生から家庭教育についてのお話があり、後半はディスカッションルームを開いて学生・教員の間で情報交換が行われました。

 [ヒューマンeラーニング・プロジェクト]教室の[教材]に、この時のオンデマンドと板書資料、[日程]にディスカッションのログを公開しました。[ヒューマンeラーニング・プロジェクト]教室は、本学の学生さんなら履修登録の必要はなく、誰でも入れます。ロビーの「科目検索」に“ヒューマン”と入れて検索しますと出てきます。ぜひご覧ください。

▼当日の会場の様子です。話を聞きつつ、ライブ配信での参加者とチャットで交流しています。
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▼向かって左から運営委員の仲西さん、中村さん、「スマコミュ」の坂本さんです。「スマコミュ」はこの秋開催される学園祭にて口頭発表されるそうです。準備、頑張ってくださいね。
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▼家庭教育課程・課程長の中田雅敏先生です。今回は家庭教育をめぐるさまざまな問題について、特に学校教育との関係に焦点を当てながらお話いただきました。チャットでの意見交換も大変盛り上がりました。オンデマンドでぜひご覧ください。
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◆運営委員からのメッセージ◆
 今年5月から運営委員として関わり、ぜひ実現してみたかった企画
 でした。家庭教育課程・課程長・中田先生に心からお礼申し上げます。
 家庭教育課程をご一緒に体感でき、人間開発教育課程との関係も
 理解していただける交流会になったと感じます。
 学校現場の現役の先生が何人もご参加くださり、たくさんの参加者
 とともに発言交流をして頂けたこと、とても貴重でした。
 感謝申し上げます。
 次回は人間開発教育課程中心の特別企画です!
 家庭教育課程の皆さんにも大いに関連のある内容ですので、
 ぜひまたご参加頂けますよう心からお待ち申し上げております。
         運営委員 人間開発教育課程 中村好江・仲西千春

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*ヒューマンeラーニングとは
本学の学生、教職員が「ヒューマン・プラットホーム」にきて、対面交流・情報交換をするeラーニングの仕組みです。詳細はこちらをご覧ください。

2008年8月29日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ (28)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。第28回目は、学校図書館で司書(非常勤)としてご活躍の吉田佳子(2007年春学期入学)をご紹介いたします。

 吉田佳子さんは地元およびお隣りのH市の小学校で、それぞれ週2日ずつ非常勤の学校図書館司書として働いていらっしゃいます。10年ほど前に、H市立図書館でお話ボランティアを始め、それがきっかけとなり地元の小学校の読み聞かせボランティア活動に加わって以来、積極的に地域や学校で活動されてきたとのことです。さらに、特別支援教育のスタッフも2年間経験されたそうです。

 学校や子どもたちと関わる責任の重みから、もっと深く専門的に学ぶ必要性を強く感じ、大卒(学士)と図書館司書の資格取得を決意。オールeラーニングで学べることや、社会教育主事資格も取得できることから八洲学園大学を選ばれたそうです。また、学校という場では、資格の有無が自分の評価や信頼に関わるのを実感したともいわれていました。

 仕事やボランティアでの経験は八洲学園大学で学ぶときに即、役に立ったそうです。同時に、学んだことが驚くほど!全て仕事に役立っているということです。昨日勉強したことが今日の仕事で役立ったという経験は決して珍しくないといわれています。

 「八洲学園大学の素晴らしい先生方との出会いは私の宝です。テキストの内容だけでなく、学びの姿勢、学びの方向性など、“学びの本質”、“学ぶことの喜び”を教わりました。SNSを通しての学生同士の交流も心の支えとなっています。」

 その上、なんと!! 「支払った学費以上のものを得ている実感があります」とも。

 仕事をしながら学ぶ上で工夫していることとしては、常に“問題意識”を持って過ごすよう心がけていることをあげられました。レポート作成の上でも材料になったりするそうです。

 「でも、仕事やレポートのプレッシャーから逃げ出したくなる時もあり、そのようなときには好きな音楽のライブに出かけたり、ゴスペルを思いっきり歌ったりして魂の洗濯をしています(笑)。」

 ご家族はご主人様と中3の息子さん、中1のお嬢さん、さらには1才の黒猫とのことですが、仕事を持つ大学生主婦に家族の協力は不可欠で、特にレポート提出締切り前にはたくさん助けていただいているそうです。
 「必死で勉強する母の姿は中学生には良い刺激になっているみたいです。いつも家族と神様に心から感謝しています」といわれています。

 ゼミのときには、吉田さんははるばる片道2時間弱をかけて大学にいらしてくださり、生涯学習とその支援の構造を、因果系列分析法を使って発表してくださいました。カメラとマイクの前でのご発表であったにもかかわらず臆せず、遠隔地の学生さんからは「説明がとても上手で分かりやすかった」と好評でした。
 何事にも真摯に、そして全力で行動する吉田さんです。「吉田さんをはじめとする意欲ある学生さんとの出会いは私どもの宝です」と私ども教職員も申し上げたいと思います。これからも次の世代を担う子どもたちのためにご活躍ください。

2008年8月28日

夏休み短期カレッジ 「親子で作る紙飛行機」(8/24)に参加しました

田井優子

 今回の短期カレッジは、工学博士の丹波純さんから紙飛行機の作り方を教えていただくという企画でした。丹波さんは1994年の「第2回全日本紙飛行機選手権大会」(主催:日本紙飛行機協会)において優勝した日本チャンピオン。その方から直接教えていただける!ということで、単身、参加して参りました。

 当日会場には5分前に到着したのですが、会場にはすでにお子さんとその親御さんを中心に30名ほどの参加者で埋め尽くされ、熱気があふれていました。とくに、目の前にある飛行機の設計図や工作道具を手に取りながら、開講を今か今かと待ち望むお子さんの期待感には圧倒されてしまいました。  急いで席に着き持参したノートパソコンでライブ配信教室を覗いてみると、こちらもすでに10名ほどログインして開講を待っている状態、本学理事長や教員も入室しています。

 今回の短期カレッジのコーディネーターである山本格先生から丹波さんのご紹介があった後、いよいよ作業開始。今回は割り箸の胴体に紙の羽を取りつける形の飛行機を作成しました。  まず、羽を作ります。羽の形は丹波さんが設計したもので、その設計図を厚紙(いらなくなったはがき)に写し取り、3種類ある羽をていねいに切り抜きます。それらを割り箸に貼りつけ、重心を調整し、完成!(・・・と簡単に書きましたがこれがなかなか難しく、この間、1時間はかかっています。図面通りに型を切り抜いたり、接着剤を使ったりという作業からは長年離れていて、意外に手間取ってしまいました)

 さて、別室に移動していよいよテスト飛行です。出来上がったばかりの飛行機を丹波さんの前で飛ばしてみます。飛び方に応じて丹波さんが微調整を加えると、飛距離が伸びたり、まっすぐ飛んだり・・・。また、身体の構え(弓を引くときのような構えです)、腕の動作(ダーツを投げるような動作)なども指導していただきながら再挑戦すると、やはりうまく飛んでいきます。お子さんだけなく大人からも「おおー!!」という歓声が上がりました。ライブ配信で受講された遠隔地のみなさんからも、「飛びました!」「子どもも喜んでいます!」などの報告が次々とチャットに寄せられました。

 ライブ配信は90分ほどで終わりましたが、会場では参加者が思い思いに飛行機を飛ばし、1時間ほど延長ののち終了しました。  今回の短期カレッジは作業が中心の内容でしたが、丹波さんのわかりやすいご説明と図によりライブ受講でも十分に理解できた、と好評でした。ライブ配信で受講した教員からは、「今回の講座の成功は、綿密な準備によるものですね。十分な準備さえすればインターネットライブ配信でも、手作業を取り入れた授業や講座が可能という証明になりました」との感謝の声も。

 それはさておき、紙飛行機がうまく飛んだときの爽快感は、お子さんだけでなく大人もやみつきになること請け合いです。秋風がさわやかになるこれからの季節、紙飛行機を作って出かけてみてはいかがでしょうか。
 丹波さんが設計された飛行機の型紙は、以下のサイトでダウンロードできます。

■タンバ先生の紙ヒコーキ研究所
 http://www.epson.jp/tamba/

 ここでは作り方や飛ばし方なども分かり易く説明されていますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

2008年8月25日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ (27)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。第27回目は、司書資格取得を目指して学ばれているCさん(2007年春学期編入学)をご紹介いたします。

 Cさんは、ご自分のことを“普通の平凡な専業主婦”といわれています。ちょっと違うとすれば、お子様が食物アレルギーのため、お出かけになるときには必ずお弁当をお持ちになることだそうです。アレルギー用の食事づくりが生活の中心となっているとのことです。
 そのような生活にあっても、Cさんは地域でヨガ・サークルを立ち上げられ、活動場所の確保や講師の先生との連絡等に追われていらっしゃいます。

 Cさんは、お子様のために移動図書館で絵本を沢山借りるようになったのをきっかけに、いつの日かは本に携わる仕事がしたいと思うようになり、司書資格を取得するために八洲学園大学に入学されました。
 働かれていた頃から大学への憧れがあり、通信制大学の入学を何度も検討したそうですが、スクーリングがどうしてもネックになり、なかなか一歩が踏み出せなかったそうです。司書資格について調べているうちに、通学しなくても卒業できる本学のことを知り、20年来の課題であった大学入学の夢をかなえることができたということです。
 「これまではずっと『あの時にもっと勉強しておけばよかった』と思い続けてきたのですが、きっと10年後にはそのような後悔をすることがなるような気がします」と語られています。

 Cさんは3年編入でいらっしゃいますので、入学時は当然ながら2年間で卒業するつもりだったそうです。ところが、学習を進めるうちに2年で卒業してしまうことが惜しくなり、卒業するかどうかを悩むようになってしまったとのことです。

 「入学当初は全く考えられなかったことです。一般的に考えても、卒業するかどうかについて悩むなんて考えられないことだと思います。学習を続けたいと思えるような、魅力がたくさん詰まった大学です。
 もし卒業することになっても、再入学し、きっとまた戻ってくると思います」

 Cさんは、お出かけになるときには、教科書を持参するようにしているとのことです。電車の中は意外と集中できる場所ではないか、といわれていました。
 八洲学園大学で学んでいることや学んだことなどを、常に実生活と結びつけて考えるようにしているそうです。例えばということで、社会教育学研究法(演習)で学んだ因果関係について、現在の生活、社会の構造を具体的に因果関係で考えてみたりなどすることをあげてくださいました。

 成人教育学(andragogy アンドラゴジー)では、成人の学習の特徴として、成人は学んだことを実生活に即して具体的に考える傾向があることを指摘しています。Cさんはまさにそのような学習をされていると思われます。具体的に考えることで、知識は深まり、身につきますので、それはとても大事なことです。

 Cさんがいわれた“魅力がたくさん詰まった大学です”という言葉こそが、私ども教職員の何よりもの励みです。日頃の苦労がすべて吹き飛びます。
 Cさん同様に、卒業しても再入学を希望する学生さんが本学にはたくさんおります。
 そう考えますと、八洲学園大学は本当に不思議な大学ですね。学生さんは日本全国、さらには世界中に広がっています。一度として会ったことのない教員と学生、学生同士がたくさんいますのに、Cさんと私どものように、いつも、こころはつながっています。

2008年8月19日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ (26)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。第26回目は、地方公務員として某市役所の児童福祉関係の部署でご活躍の吉田明史さん(2006年春学期編入学)をご紹介いたします。

 吉田明史さんが八洲学園大学に入学されたのは、児童福祉関係のお仕事が社会教育・生涯学習の事業ともつながりが多く、また、学習を通じたまちづくりに興味があり、生涯学習関係の部署への異動を希望しているからだそうです。生涯学習に関する専門的な知識を身につけ、今後の仕事に活かしたいといわれています。

 お仕事の上で生涯学習関連の資料を読んだり、会議等で生涯学習関連団体の方たちとお話させていただいたりする機会もよくあるとのことで、八洲学園大学の講義やレポートの課題で取り上げられたことが話題になることも多く、本学で学んでいることはとても役立っているそうです。

 八洲学園大学の魅力としては、幅広い世代の様々な立場の人たちと、いっしょに勉強できることを第一番にあげられていました。「メディア・スクーリングでの発表などでも、皆さんそれぞれの経験に基づく考えを披露してくれるので、とても参考になっています」といわれています。
 さらに、社会人であっても、自分のペースで勉強できること、講義の種類が豊富で、興味深いテーマがたくさん用意されていることをあげてくださいました。

 お仕事しながら学ぶ上で工夫していることは「無理をしないこと」だそうです。  入学当初は、意欲にあふれていたのはよいのですが、勉強のために確保できる時間をあまり考慮せずに、多くの科目を履修登録されたそうです。しかし、あまりに欲張りすぎたため、レポートを提出できずに、いくつも単位を落としまったそうです。
 「社会人である以上、仕事と家庭は、勉強よりも優先すべきと考えますので、今は、あせらずに、ゆっくりとしたペースで取り組んでいます。また、通勤時間などの細切れの時間を拾って、計画的に勉強するように心がけています」と話してくださいました。

 また、次のようにいわれていました。
 「社会人になって、ようやく勉強の大切さと楽しさが感じられるようになりました。
 仕事との両立は難しく、時には『別にこんな勉強しなくても、困らないんだよな・・・』と思わないこともないのですが、多くの社会人学生の皆さんといっしょに勉強していると思うと励みになります。これからも、のんびりと楽しく勉強していきたいと思います。」

 吉田さんはゼミ(『社会教育学研究法(演習)』)のメディア・スクーリングで素晴らしい発表をしてくださいました。ほかにも公務員の学生さんが履修されていましたが、吉田さんのご発表に大いに刺激になった、と感想を述べられていました。お住まい、お仕事、勤め先は違っても、学生さん同士が情報交換し、互いに叱咤激励し、刺激し合ってくださっているので、教員としてもとても有り難く思っております。
 吉田さんが指摘されているように、教員が教える以上のものを本学の授業で得てくださっているのではないかと思っております。

 実は、20年度春学期のゼミ(『社会教育学研究法(演習)』)では、30名近い学生さんが履修しており、ゼミとしては大所帯でした。そのため、あまり発言できなかった学生さんもいらしたと思います。
 吉田さん曰く、「やはり、15人ぐらいに定員を絞っておけば、質疑もじっくりできるのではないでしょうか。もちろん履修できない人がでてはいけないので、『社会教育学研究法(演習)A』『社会教育学研究法(演習)B』として、先生が週に2講座担当すれば解決です(笑)」。
 なるほど!です。が、ウ~ン、困った、困った、です。ただでさえ、テキスト科目を含めてたくさんの学生さんを抱えてしまっていますので・・・(苦笑)。

 何はともあれ、生涯学習推進に関わるお仕事をしていただく機会があることを祈っております。お困りのときには、いつでも相談に応じますので。

2008年8月15日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ (25)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。第25回目は、福祉施設でボランティアを支援するお仕事をされているKさん(2008年春学期3年編入学)をご紹介いたします。

 Kさんは、福祉関係の公共施設の非常勤として、ボランティアの方々をお手伝いするお仕事に携わっていらっしゃいます。ご自身も、お仕事の間をぬって、お子様が通う小学校で、読み聞かせのボランティアをされているそうです。子どもたちに、読書の良さや楽しさを知ってもらいたいといわれています。

 今年の冬から春にかけては、図書館司書のお仕事もされたそうです。図書館で急に退職された方がいて、たまたま読み聞かせのボランティアをしていたので、3か月間だけの臨時で採用されたとのことです。実際に司書の仕事をしてみて、まだまだ子どもたちには本との距離があると感じ、一人の親として不安な気持ちになったそうです。何かできることはないかと考えたとのことですが、まずは司書としてのスキルをしっかりと身につけようと思い、八洲学園大学への入学を希望されたそうです。

 本学の魅力としては、「母親なので、やはり時間の融通がきくところでしょう」といわれています。「スクーリングでは、再配信併用授業での受講も可能というのがよいと思います。もっと、それが可能な科目が増えることを希望します」と続けられました。

 これまでは、ボランティアと生涯学習が結びつくとは、考えてもみなかったそうです。ところが本学で生涯学習関係に科目を学んでみると、ボランティアをサポートする仕事の上で役立つことも多く、両者が密接な関係にあることを実感されたということです。高齢の方々にあっても、ただただ年金生活を送っていても満足が得られない、できることを無理せず行って、長く続けていくことが大事、と考えるようになられたそうです。

 Kさんはもうすぐ40歳とのことですが、パソコンを活用した文字による教員と学生の交流、学生同士の交流では、少々物足りない気がするそうです。とはいえ、日本海側の地域にお住まいのため、大学に通えるわけはなく、不思議な気分で、メディア・スクーリング授業を受けたり、レポートを提出したりしているとのことです。
 先生や学友に実際に会いたい!といわれていました。

 本学も、いずれはいろいろな地域にヒューマンeラーニング・スポットをつくり、対面で交流会などができるようにしたいと思っております。Kさんのお住まいのところでいつ実現するかはわかりませんが、きっといつの日かはと願っています。

 Kさんは、社会教育学研究法(演習)の授業でご発表くださいましたが、KJ法を活用して作図する際には、お子様が近づくと「コラ~!!」と叫ばれていたそうです。子育て中の人でも「やればなんとかなる」ということをお伝えしたいといわれている、自称“だんご三兄弟の母”のKさんです。
 夏休みはお子様とともにゆっくりしていただき、「コラ~!!」といわれた分を取り返して差し上げてください。

2008年8月14日

ヒューマンeラーニング交流会のご案内

ヒューマンeラーニング・プロジェクトチーム
教室副担当:田井優子

 来る8月23日(土)、学生有志の企画・運営によるヒューマンeラーニング交流会を開催いたします。
 この交流会は、本学の学生さんであれば履修登録の必要なく自由に参加していただけます。課程の別にかかわらず、お時間のある方は奮ってご参加ください。来校でもライブ配信でも参加は可能です。

■日時:平成20年8月23日(土)11:00~12:30
■場所:本学5A教室(ライブ配信を行います)
■主な内容:
  今回は特に、「家庭教育課程」に関する特別企画と致しました。
  家庭教育課程・課程長・中田先生に格別のご了解をいただくこともできました。
  人間開発教育課程の皆さんにも是非ご一緒に知って頂きたいことばかりです。
  両課程とも活発に自由に交流しましょう。

   [11:00~]ヒューマンeラーニング交流会の説明
   [11:05~]「家庭力応援倶楽部「はっぴい」スマイルコミュニケーション」
         の活動紹介(坂本有希子さん)
   [11:20~]会場に参加の先生、学生さんの自己紹介
   [11:30~]家庭教育課程・課程長 中田雅敏先生のお話
   [12:00~]学生同士の情報交換(ディスカッションルームを開きます)
   [12:25~]大学からのお知らせ、 他

   <参考>
    家庭力応援倶楽部「はっぴい」スマイルコミュニケーション
     http://www.katei-ouen.com/about/index.html

■参加方法
○来校される場合
時間内は出入り自由ですので、当日のご都合がつきましたらどうぞお気軽にご参加ください。

○ライブ配信で参加される場合
(1)eLyにログイン後、画面中央にある「科目検索」で「ヒューマン」と検索すると教室が表示されます。
(2)当日eLyのロビーには2時限目(10:40~12:10)が行われている時間帯で表示されていますが、11:00から12:30の間は自由に入室できます。

■その他
(1)ヒューマンeラーニングについてのご質問、ご意見は「ヒューマンeラーニング・プロジェクト」教室の質問欄までお願いいたします。
(2)前回の交流会の報告についてはこちらをご覧下さい。

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*ヒューマンeラーニングとは
本学の学生、教職員が「ヒューマン・プラットホーム」にきて、対面交流・情報交換をするeラーニングの仕組みです。詳細はこちらをご覧ください。

ヒューマンeラーニング交流会(7/19)のご報告

ヒューマンeラーニング・プロジェクトチーム
教室副担当:田井優子

 去る7月19日(土)にヒューマンeラーニング交流会を横浜本校で開催しました。今回は20名ほどのご参加をいただき、盛会のうちに終了いたしました。
 前半は、この秋開催される学園祭の告知、人間開発教育課程・山本格先生から「グリーンカーテン」についてのお話があり、後半はディスカッションルームを開いて学生・教員の間で情報交換が行われました。

 [ヒューマンeラーニング・プロジェクト]教室の[教材]に、この時のオンデマンドと板書資料、[日程]にディスカッションのログを公開しました。[ヒューマンeラーニング・プロジェクト]教室は、本学の学生さんなら履修登録の必要はなく、誰でも入れます。ロビーの「科目検索」に“ヒューマン”と入れて検索しますと出てきます。ぜひご覧ください。

▼当日の会場の様子です。ライブ配信での参加者とチャットで交流しています。
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▼人間開発教育課程・山本格先生からお話を頂きました。グリーンカーテンの効果や作り方を始め、先生のご研究の成果からエネルギー活用のアイディアについても取り上げてくださいました。オンデマンドでぜひご覧ください。
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▼向かって左端は第1回実行委員長の畑井さん、右端が第2回実行委員長加藤さんです。この秋開催される学園祭は新しい企画が盛りだくさんのようです。楽しみですね!
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◆学園祭実行委員からのメッセージ◆
「学園祭教室にて、各企画の応募が始まります。ご応募お待ちしております。
 また、9月の学園祭でのライブ配信は、ヒューマンと連携して計画をしています。
 それぞれの地域のみなさんでお集まりいただき、配信を受けていただきたいと思います。
 今後各拠点からの配信を考え、拠点作りに学生の皆さんのご協力をお願いします。」

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*ヒューマンeラーニングとは
本学の学生、教職員が「ヒューマン・プラットホーム」にきて、対面交流・情報交換をするeラーニングの仕組みです。詳細はこちらをご覧ください。

2008年8月11日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ (24)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。第24回目は、雑誌『駱駝』にも本学学生として紹介されるなど、本学ではちょっとした有名人の後藤建一さん(2004年秋学期入学)をご紹介いたします。後藤さんはこの9月にご卒業の予定です。

 後藤さんは、お仕事のほかに、地元自治会や育成会の行事、社会教育学級等に積極的に参画したり、趣味で制作している作品を施設に出品・展示したりしていらっしゃるとのことです。“それよりも”と強調されたのは「この年寄りが大学生をしていることが話題になり、社員のお手本になるであろうと某工場の掲示板に掲載されました!」ということで、「みんなの見る目が尊敬のまなざしになったと思うのは私の独りよがりでしょうか」と笑っていらっしゃいました。

 後藤さんが、八洲学園大学と出会ったには、本学が開学した2004年の夏のことだそうです。
 41年間お勤めになられた鉄道会社を定年退職し、旅行でもしてのんびり過ごそうかとも思われたそうですが、やはりそのようなことは性に合わないとお考えになり、次のステップに進むために能力開発機構の訓練校に入校し四つほど資格を取得され、現在の会社に再就職されたそうです。そのとき、パソコンにインターネットを接続し、いろいろ検索をされたそうです。

 “生涯学習について学べる日本初のインターネット大学”を発見し、“通学せず授業がネットで受講でき、卒業できる”ことを知り、これからの人生にとっても有意義なものになるであろうし、これまでの経験を生かしながら学べるのではないかと考えられたとのことです。「高齢社会を迎えた今日、一人でも多くのシニアが生きがいにつながる生涯学習を実践してほしい。『何かをしたいのだけれども、何をしたらよいのか分からない・・・』という人たちに、道筋を立ててあげる仕事やボランティア活動に携わってみたい」と即座に入学を決意し、願書を提出されたということです。

 「合格通知をいただいたときには、舞い上がりました」といわれ、「それというのも若い時には四大に行きたかったけれども家庭の事情で進学できず、そのとき失った忘れ物が戻ってきたようでした」と青年のような顔をされました。

 八洲学園大学の魅力としては、「何といっても、通学しなくてもネットで学べること」をあげられ、「北は北海道、南は沖縄、いや世界中何処に住んでいても学べることですね。しかも授業にもチャットシステムで参加でき、また交流会やサークルもあり、大勢の学生と友達になれたので、楽しみが増えました」といわれていました。

 後藤さんの現在の生き方を教えてくださいました。「仕事と娯楽は優先します。その間隙を縫って学習しています。例えば娯楽番組が見たいときには、それを優先しその後どんなに遅くても適度に学習することにしています。で、ストレスはたまりません」と。

 なるほど!荒波の人生を乗り越えてきた後藤さんだからこそいえる言葉ですね。
 後藤さんのお話をうかがいながら、ポール・トゥルニェ『老いの意味、美わしい老年のために』を思い出しました。

 【ポール・トゥルニェ『老いの意味、美わしい老年のために』(山村嘉己訳、ヨルダン社、 1975)のご紹介】
 第一の人生活動は職業活動や子育てであり、第二の人生活動は余暇活動の自由さと生産活動で得られる喜びを併せもった生きがい追求のための自由な活動で、第一の人生活動からの引退後に行われるものである。
 第二の人生活動には次のような特徴がみられる。
(1) そこには職業活動等にみられる契約や部長とか課長といった階級制もなく、年齢制限もない。
(2) したがって、定められた賃金もない。ただし、礼金はもらってもさしつかえないが、無料奉仕でもかまわない。
(3) 利己的な欲求・快楽を追求しようとする動機のほかに、社会的にある目的ないしはある使命をめざすという動機づけが必要である。単にその場限りの快楽を追求することより、目的のはっきりした意味のある人生活動をしたほうが生活に充実感があり、人間としての生きがいもある、との考え方に基づいている。

2008年8月10日

経済戦略と人間開発教育課程 (2)-「全員参加経済戦略」-

浅井経子

 経済財政諮問会議は『経済財政改革の基本方針2008』を策定し、平成20年6月27日閣議決定されました。その中で、「全員参加経済戦略」が打ち出されています。

 『経済財政改革の基本方針2008』は、経済戦略のための新しい在り方として、「全員参加経済戦略」をあげ、次のように述べています。

「つながり力」の発揮を中心とし、すべての人が成長を実感できるようにする。
http://www.keizai-shimon.go.jp/cabinet/2008/decision080627.pdf

 「つながり力」については、前回の(1)で説明した通りです。今後3年間に目指す“全員参加”の内容として、例えば次のようなことがあげられています。

ⅰ.若者について、ジョブカード制度の整備・充実、「フリーター等正規雇用プラン」による100万人の正規雇用化
ⅱ.女性(25~44歳)について、「新待機児童ゼロ作戦」(平成20年2月27日)の展開による最大20万人の就業増
ⅲ.高齢者(60~64歳)について、計測雇用の着実な推進等による100万人の就業増

 資源に乏しい我が国の持続的な発展を支えるのは、人材以外の何ものでもないでしょう。そのためには、一人一人の能力を高め、それを最大限に生かせる社会をつくっていく必要があるように思われます。ますます生涯学習は社会の発展の要として認識されるようになるのではないでしょうか。

 八洲学園大学人間開発教育課程は、これからも、若者から高齢者までのキャリア形成に寄与し、我が国の発展の礎となるよう、一層の教育の充実を図っていきたいと思います。

2008年8月 9日

経済戦略と人間開発教育課程 (1)-「つながり力」と経済戦略-

浅井経子

 経済財政諮問会議は『経済財政改革の基本方針2008』を策定し、平成20年6月27日閣議決定されました。その中で、新しい発想として「つながり力」があげられています。

 『経済財政改革の基本方針2008』は、経済戦略のための新しい発想として、「つながり力」と「環境力」をあげ、次のように述べています。

日本が本来持っていた「つながり力」「環境力」を新たな発想として取り入れ、現在の厳しい状況を抜け出し、成長を持続していく。
http://www.keizai-shimon.go.jp/cabinet/2008/decision080627.pdf

 同基本方針によれば、「つながり力」とは、それぞれの主体が自立し、強みを発揮しながら連携することによって生ずる力」としています。
 この言葉は、平成20年1月18日に閣議決定した『日本経済の進路と戦略 - 開かれた国、全員参加の成長、環境との共生 -』で用いられた言葉です。『日本経済の進路と成長』では、ITの全面活用によりすべてのひとがつながる社会にする、高齢世代と現役世代が支え合う、未来世代に責任をもつ、都市と地方が支え合う等があげられております。
 さらには、「誰もがいつでも能力を磨き、能力を発揮する」を掲げています。
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizai/kakugi/080118kettei.pdf#search

 これからは、経済発展の面からも人々の“つながり”が見直され、大切にされるようになるのかも知れません。
 考えてみますと、社会教育は古くから人々の“つながり”や紐帯を重視し、教育・学習活動を通してその強化に努めてきました。
 八洲学園大学の人間開発教育課程は、社会教育・生涯学習基礎論と人材開発教育から構成され、両者が結びついています。人材開発教育にあっては経済関係、経営関係、コミュニケーション関係、環境関係のさまざまな知識やスキルが学べます。

 「つながり力」「環境力」そして「社会人基礎力」等が学べる人間開発教育課程は、今後、新しい時代を担う人々の能力を磨く場として期待されることになるのではないでしょうか。
 私ども教員も、人々のニーズや社会の要請に応えるべく、身を引き締めて、新たなプログラムの開発や教育の充実に努力していきたいと思います。

2008年8月 8日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ (23)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。第23回目は、難関校の某国立大をご卒業後、公務員としてご活躍の川上卓也さん(2008年春学期入学科目等履修生)をご紹介いたします。

 川上さんは、現在、某市役所職員として、教育委員会で主に社会体育、生涯スポーツの振興に関する仕事をされています。お仕事以外では、中学時代からの卓球歴を生かして、指導者として市民卓球教室で指導する傍ら、市及び郡市卓球協会の役員として大会や講習会などの企画・運営に携わっていらっしゃるとのことです。

 八洲学園大学に入学したのは、「ズバリ!“社会教育主事になる”ため」といわれています。卒業された大学で不足していた単位を本学で取得して、社会教育主事として任用されることを希望していらっしゃいます。

 八洲学園大学の魅力としては、通常の通信制大学であれば仕事を休んだり休日を利用したりしてスクーリンクを受講することになるのが、本学の場合は自宅が教室になる気軽さ、便利さをあげてくださいました。また、再配信併用授業によって、残業などで授業時間に帰れない場合でも受講でき、有り難かったといわれています。

 学習時間を確保する工夫としては、細切れ時間の活用を強調されました。
 「10分、15分あればテキストの1章ぐらいは読めますし、スクーリングの資料に目を通すこともできます。短い時間であれば、逆に集中できるような気がします」と。

 さらに、「受講料が高いとは思いませんが、子どもがいるので、普通に生活していくだけでも結構きつきつです。2年ぐらい前から少しずつ学習費用を貯めて今回受講する蓄えをつくりました」といわれていました。この春学期には社会教育学研究法(演習)」のスクーリングを受講されましたが、「しっかり元を取らせていただきました!」と笑っていらっしゃいました。

 「春学期に受講したスクーリングでは、学生さんの目的意識、問題意識の高さに感心させられる場面がいっぱいありました。八洲学園大学で学ぼうとする方々は、きっと高い目的意識を持って学習しようとする方々だと思います。みなさんもがんばってください」と秋学期入学者にエールを送ってくださいました。

 きっと社会教育主事になられて、地域の発展のために貢献してくださるものと確信しております。これからは、少子高齢化がますます進行します。その中で、地域の活性化を図るためには、地域の人々の能力をさらに高めていくことが求められるようになるでしょう。社会教育主事の役割はますます重要になると思われます。ご活躍を期待しております。

2008年8月 7日

人間開発教育課程の科目紹介シリーズ(18)「日本経済・産業概論」

人材開発教育論グループ 専任講師
塙  武郎

 秋学期入学の募集が始まっています。本シリーズは、八洲学園大学人間開発教育課程の科目の魅力の一端を紹介するものです。
 私の専門は、経済学(とくに財政学・地方財政・アメリカ経済)です。現役の若手税理士など実務経験の豊富な非常勤講師とも連携しながら、人間開発教育課程の専門科目にある、「経済財政・財務・まちづくり」の領域を運営しております。

※人間開発教育課程の専門科目は、大学ウェブサイト内、「履修モデル」でご覧ください。

 私の担当科目は、「経済学概論」「日本経済・産業概論」「地方財政・自治体論」「都市経営・公共政策論」(以上、スクーリング科目)、「財政学概論」「地域開発・まちづくり論」(以上、テキスト科目)、「卒業研究演習・卒業論文」「特別研究(福祉国家と日米経済)」です。どの科目も、経済学には欠かせない英語の知識も得られるのが特徴です。また税理士、ファイナンシャルプランナー(FP)等の資格や公務員試験などに向けての基礎的な勉強にも役立ちます。過去の受講生の中には本学を卒業後、税理士事務所に就職が決まり、活躍されている方もおります。

 今回ご紹介する「日本経済・産業概論」は、戦後の日本経済の成長過程とその特徴、問題点について日米比較や事例を交えながら、ライブ・ディスカッションを中心に進めていきます。この春学期は、戦後日本経済に多大な影響を与え続けてきたアメリカ経済(サブプライムローン問題の本質)にも触れ、ディスカッションを深めました。
 突然ですが、今日わが国は「格差社会」と言われていますが、それは何を根拠にしているのでしょうか?例えば、非正規雇用やフリーターなどの増加に伴う若年層における年収格差の拡大が考えられますが、その年収あるいは賃金を決定するのは、企業です。企業が経済行動によって新たに作り出した付加価値(国民所得)のうち、労働者にどれだけ報酬(賃金等の人件費)として分配したか、――これを経済学では「労働分配率」といいますが――、がきわめて重要となります。「日本経済・産業概論」では、議論の一つとしてこの「労働分配率」の視点から日本やアメリカなど先進資本主義諸国の雇用・賃金問題について考えます。
 最後になりますが、「経済学」という学問は、世の中全体を巨視(マクロ)的に見据える「鳥の眼」と、企業や個人など個別の経済主体を微視(ミクロ)的に分析する「虫の眼」の両方、つまり「複眼」を身につけることが最も重要とされています。「木を見て、森を観ず」に陥らぬように、常に「複眼」を持ち続けることで、豊かな生涯設計や家計生活を支えます。「経済学らしい」考え方や感覚を習得してみてください。

2008年8月 6日

人材開発グループのピンポイント学習科目紹介(12)-論理的思考力-

沼倉佑栄

 秋学期に入学して八洲学園大学で学ぼうとする方への人材開発教育論グループからのメッセージです。
 人材開発教育論グループのカリキュラムでは、数科目ごとに連携して、一つの学習テーマを形成しています。それをピンポイント学習とよんでいます。今回はピンポイント・テーマ「論理的思考力」を紹介します。

 

 ピンポイント学習とは、学生の皆さんがご自分の興味・関心や必要に応じて、テーマをピンポイントに絞り込んで、自由な順序で履修を進めていただこうというものです。

 ピンポイント・テーマ「論理的思考力」は次の科目で構成されています。

  • 論理的思考1(数学的思考と発想)
  • 論理的思考2(論理と表現)
  • 日本語学概論

 論理的思考力は社会人基礎力の基礎・基本です。企業や自治体等でキャリアアップしたいと思っている人、広く社会で活躍したいと思っている人にお薦めします。

2008年8月 5日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ(22)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。第22回目は、国の機関で公務員としてご活躍のMさん(2007年秋学期入学)をご紹介いたします。

 Mさんは農林水産省の地方出先機関に勤務されていて、入省25年目とのことです。大学2年生と高校2年生のお嬢様がいらして、お嬢様が小学校~中学校時代のころはPTA役員としても活躍されたそうです。

 八洲学園大学への入学動機について伺いました。
 ご長女の大学入学と同時に離婚され、お二人のお嬢様の親権をMさんがお持ちになられたとのことです。どこの省庁でもそうですが、農林水産省も同様で、人員削減に取り組んでいるそうです。今後は配置転換で他省庁に勤務する可能性もあり、幅広く学習しておく必要があるとお考えになったそうです。その意味で、八洲学園大学の学習内容は役立つのではないかと思われたそうです。「正直、お嬢様の学費だけでも大変だった」といわれていました。

 八洲学園大学で学んだことは、現在のお仕事に直接役立っていることはないということですが、今のお仕事を定年まで続けることは考えづらいので、役立つことは必ずあると思う、といわれています。

 お仕事をしながら大学で学ぶ工夫としましては、小さ目のモバイルパソコンを購入し、いつも持ち歩くようにしていらっしゃるとのことです。勉強する時間をつくるのはなかなか難しいといわれていますが、歯科医院の待合時間や出張時などでの自由時間には、時間を無駄にせずレポート作成などをして、工夫されているそうです。

 とはいいましても、仕事と勉強だけでは嫌になるので、テニススクールにも通っている、とメリハリのある生活の仕方も教えてくださいました。
 テニスでは年に4~5回も試合に出るそうです。授業や試験と重なることも多く、困ることが多い、とちょっぴり愚痴をこぼしていらっしゃいました。

 Mさんが入省された頃は終身雇用が当たり前の時代であったのではないかと思います。ところがここ10年で就労構造は大きく変わってしまいました。そのような中にあって、Mさんは、先を見つめて学ばれています。将来の危機に備えることの大切さは誰でもわかってはいるのですが、なかなか実行できるものではありません。Mさんはきっと、どのような変化に遭遇しても、今学ばれていることを生かして、柔軟かつ力強く生きて行かれると思います。ますますのご活躍を期待しております。

2008年8月 4日

人材開発グループのピンポイント学習科目紹介(11)-文章・論述・プレゼンテーション能力-

沼倉佑栄

 秋学期に入学して八洲学園大学で学ぼうとする方への人材開発教育論グループからのメッセージです。
 人材開発教育論グループのカリキュラムでは、数科目ごとに連携して、一つの学習テーマを形成しています。それをピンポイント学習とよんでいます。今回はピンポイント・テーマ「文章・論述・プレゼンテーション能力」を紹介します。

 ピンポイント学習とは、学生の皆さんがご自分の興味・関心や必要に応じて、テーマをピンポイントに絞り込んで、自由な順序で履修を進めていただこうというものです。

 ピンポイント・テーマ「文章・論述・プレゼンテーション能力」は次の科目で構成されています。

  • 文章表現1(文章表現入門)
  • 文章表現2(文章と構成)
  • 自己表現力スキル1
  • 自己表現力スキル2
  • プレゼンテーション・スキル
  • 論述力スキル(アカデミック・ライティング)

 文章・論述・プレゼンテーション能力は社会人基礎力の基礎・基本です。コミュニケーション能力を高めます。企業や自治体等でキャリアアップしたいと思っている人、広く社会で活躍したいと思っている人にお薦めします。

2008年8月 3日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ (21)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。暫くお休みをしておりましたが、夏休み企画として、学生さんのご協力を得て再開いたします。
 第21回目は、今年3月に本学家庭教育課程を卒業されたのですが、横浜市某区の学習相談員として活躍中の仲西千春さん(2008年春学期科目等履修生として再入学)をご紹介いたします。

 仲西さんは今年3月に八洲学園大学を卒業されましたが、4月には科目等履修生として再入学されました。現在は、横浜市職員として、某区民活動センター(生涯学習支援センター)で学習相談業務にたずさわり、子どもから高齢者までの幅広い層の市民の方々に、生涯学習に関するアドバイス等を行っていらっしゃいます。

 お仕事の一端を伺いました。
 「“何か” をはじめたいが、何をしてよいかわからない」という人に対しては、興味のあることややってみたいことなどの潜在的なニーズを引き出し、その人に合った団体や場所を紹介したりしているとのことです。また、「自治会のイベントで、何かパフォーマンスをしてくれる人を紹介して欲しい」といった相談であれば、人材バンクから適任者を探し、コーディネートしたりするそうです。

 八洲学園大学には、「自分なりの育児書」を作りたい!という思いから、2004年に家庭教育課程に入学されたそうです。既存の育児書のほとんどが、いつも子どもと一緒にいてあげられる専業主婦を前提にして書かれているため、「自分には当てはまらない」と常々感じていたといわれています。
 仲西さんは2008年3月に卒業されましたが、八洲学園大学で学んでいくうちにもっと生涯学習について学びたいと思いが強まり、4月からは人間開発教育課程の科目等履修生として再入学されました。

 学習相談員の仕事を通して、「人に何かをして差し上げること」に喜びを感じる自分を改めて発見しました、といわれております。区役所職員になるためには公務員試験を受けなければならないと思っていたそうですが、八洲学園大学の『学習支援情報・学習相談』のテキストの中に「横浜市の学習相談員は市民を採用」という一文を発見、その後、横浜市の学習相談員にチャレンジして、見事合格、転職したそうです。
 「この大学に入学し、学ばなければ、知り得なかった世界です」といわれております。

 働きながら学ぶコツとしては、「レポートに書けそうな事例があればすぐにメモをする」をあげてくださいました。
 職業人であり、主婦であり、母親であり、そして学生である仲西さんは、「毎日フル回転ですが、特に課題の時期などは出来ない理由を探すのではなく、出来るという条件を見つけ、集中することが大切だと思っています」と述べられています。

 続けて、次のようにいわれていました。

 「大学で学ぶことを通して視野が広がり、それによって心に余裕ができたことが大きいと思います。同時に自分に自信が持てるようにもなりました。これからも区民の『ありがとう』という言葉を楽しみに、学習相談員としての仕事を頑張りたいと思います。」

 横浜市の学習相談員採用試験の倍率はとても高いと聞いています。本学で学んだことが仲西さんの新しい世界を拓くきっかけになったとしたら、私どもにとって本望です。
 「与えること」にこそ学習の目的があると述べたのは、有名なユネスコの“Learning to Be”(1972年)という報告書でした。これからも市民の皆様のためにご活躍ください。

2008年8月 2日

人材開発グループのピンポイント学習科目紹介(10)-読解力-

沼倉佑栄

 秋学期に入学して八洲学園大学で学ぼうとする方への人材開発教育論グループからのメッセージです。
 人材開発教育論グループのカリキュラムでは、数科目ごとに連携して、一つの学習テーマを形成しています。それをピンポイント学習とよんでいます。今回はピンポイント・テーマ「読解力」を紹介します。

 ピンポイント学習とは、学生の皆さんがご自分の興味・関心や必要に応じて、テーマをピンポイントに絞り込んで、自由な順序で履修を進めていただこうというものです。

 ピンポイント・テーマ「読解力」は次の科目で構成されています。

  • ラピッドリーディング・スキル
  • 読解力スキル1(実践的読解力)
  • 読解力スキル2(学術文書読解)

 読解力は社会人基礎力の基礎・基本です。企業や自治体等でキャリアアップしたいと思っている人、広く社会で活躍したいと思っている人にお薦めします。

2008年8月 1日

人間開発教育課程の科目紹介シリーズ(17)「経営と行動科学」

沼倉佑栄

 秋学期の募集が始まっています。本シリーズは、八洲学園大学 人間開発教育課程の科目の魅力の一端を紹介するものです。

 今日のように個人の価値観が多様化し、成果主義が導入され、世の中の変化のスピードが早くなってきた中で、どうしてもストレスは溜まってきます。グループや組織のリーダーは個々人とどう対応したら良いか、グループや組織をどう活かすか迷うところです。今回は「経営と行動科学」と言う未だ発展過程の学問について、特に個人の行動や集団の行動を中心に、明らかにされてきた理論や実証されている考え方、臨床事例、技法について現実に役立つ実学として学ぶことを目的にしています。

 企業は人と組織によって成り立っています。人は動機付け、意欲によって行動します。組織は組織の置かれた環境、組織風土、グループ・ダイナミックス(集団力学)、グループや組織のリーダーのリーダーシップによってその行動が変化します。

 組織の行動を望ましい方向に持っていくにはどうすべきかについて、経営におる組織の課題やあり方を行動科学の観点から理論や実学を探求します。

 例えば、心理学からとらえた動機付け、意欲と行動の関係、対人対応論、状況対応理論(SLⅡ)、集団力学とリーダーシップ、グループ戦略論とグループ・ダイナミックス、組織開発の実践論、ラボラトリー・トレイニング系理論、組織とストレスの関係やストレスの軽減方法あるいはEQ(Emotional Intelligence Quotient)の活用などについて実践されている理論や技法を学びます。

大事、難事に担当を看る、逆境、順境には襟度を看る
「呻吟語」より

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