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2009年4月 アーカイブ

2009年4月15日

2009年度春学期、履修証明プログラムの登録について

人間開発教育専攻 教授 沼倉佑栄
人間開発教育専攻准教授 石田 尊

「日本語基礎スキルプログラム」、および今年度春学期から新しくスタートする「ビジネス・コミュニケーション基礎スキルプログラム」、「現代経営学の基礎スキルプログラム」の登録申請について、世話人よりご案内いたします。

これらのプログラムは、学校教育法に基づく「履修証明」が得られるプログラムであり、履修開始学期での登録申請が必要です。以下の内容およびリンク先の情報をよく確認し、この春学期からの登録を希望される方は、本学学生支援センターに申請してください。

※プログラムへの登録は、申請の翌学期以降も有効です。毎学期申請する必要はありません。ただし、各プログラムとも、登録から3年以内での履修終了が原則となります。

※履修証明のためのプログラムは、本学が独自に設けている「科目修得認証」とは別種の制度となります(科目修得認証では登録申請は不要です)。ご注意ください。

■プログラム名:

※プログラムの目的・内容等の詳細については、以下のリンク先の内容をご確認ください。

 ・ ビジネス・コミュニケーション基礎スキルプログラム

 ・ 現代経営学の基礎スキルプログラム

 ・ 日本語基礎スキルプログラム

■平成21年度春学期の登録申請締め切り:2009年7月31日

■注意事項:

各プログラムの履修証明を得るためには、プログラムへの登録が必須です。登録していなかった学期の履修は、証明の対象とはなりません。プログラムに登録後、何らかの事情により履修証明の取得を断念しても、特に問題はありませんので、できれば証明を得たいが、といったくらいでも、登録を行っていただいてかまいません。ただし、いずれのプログラムでも、3年以内での履修終了が原則となります。詳しくは上記リンク先の情報を確認してください。

■関連情報:

 ・ 大学等の履修証明制度について(文部科学省)

 ・ 本専攻/課程ウェブサイト、履修証明のページ

2009年4月12日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ (39)

浅井経子

 本シリーズでは、全国各地で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。第39回目は、講演をされたりテレビ等に出演されたりしている吉田照美さん(2005年春学期入学)をご紹介いたします。吉田さんはこの3月に本学を卒業されました。

 吉田さんはお若いお母様で、一人息子のお子さんと現在70歳のお父様と3人で暮らしていらっしゃいます。なぜテレビに出演したり新聞の取材に応じたり講演に招かれたりしているかといいますと、認知症友の会を昨年秋に個人で立ち上げ、認知症ホッとタイムを毎月一回、地元で開催していらっしゃるからです。会費、交流会参加費とも無料とのことです。

 認知症に関心がおありの方は下記のサイトをご覧ください。

 http://nintisyoutomonokai.blogspot.com/

 

 実は、吉田さんのお父様は50代という若年で認知症を発症し、吉田さんがずっと世話をされてきました。

 若年認知症は、外からはわからなくても発症者はそれなりに大変で、経済的にも高齢者以上に不安が大きい病気であること、上手に関わりをもてば進行を遅らせることができることなどを、広く社会に訴えるために、ぜんそくもちの坊やを連れて、ご自身は慢性腎炎を抱えながら、北は東京から南は九州まで講演のためにまわられたそうです。

 「そのような活動をすることが、父の生き甲斐の一つであり、病状の進行に対する抵抗力を強化することにつながり、私達のできる社会活動の一つでもあると考えています」といわれています。

 将来の目標は、「認知症のご本人が自分の意志で通いたくなるデイサービス施設あるいはデイケア施設を地域につくること」とのことです。

 八洲学園大学に入学した動機は、大卒が前提となる国家資格を取得するために大学を卒業したかったからだそうですが、慢性腎炎と産後の体力不足であまり動けなかったこと、お父様が吉田さんの外出をとても気にされること、家を空けると火事になる不安があることなどの理由から、在宅で学べる大学を選ぶ必要があったといわれています。

 放送大学、通信制短大、通信制大学にもチャレンジしたそうですが、学習形態や支援体制が必ずしも吉田さんにはあわず、結局は1単位もとれなかったそうです。そのような折、インターネット学習という新しい学習形態の八洲学園大学を見つけ、試しにがんばってみようと思ったそうです。

 八洲学園大学では、卒業寸前で退学した通学制の短期大学の単位を認定してもらったとのことですが、「八洲学園大学でもさまざまな資格等を取得したので、結果的には以前の短大で取得した単位の認定は不要だったぐらいにたくさんの科目を履修しました」といわれています。

 家庭教育アドバイザー資格とピアヘルパー資格を取得するために履修したカウンセリング関係の科目や、ケースワーク関係の科目について、次のようにいわれていました。

 「先生方の実体験に基づくお話を聞くことが多く、勉強になりました。また子どもがまさに幼児期だったので、現役の小児科の先生の講義からは、リアルタイムに小児医学の基礎を学ぶことができました。さらに様々な学習障害についても学ぶ機会もあり、息子のお友達にそのような症状のある子どもがいたので、どう対応してあげるべきかを学ぶことができ、とても参考になりました。ピアヘルパー関連科目で実際にカウンセリングをロールプレイする科目があり、初めて大学まで行き受講しました。体への負担、息子をベビーシッターに預ける費用、認知症の父に留守番させるリスク等がありましたが、学びに行って良かったと思いました。」

 あるとき、ゼミで、「みんなは何をしながら受講しているか」と問いかけてみたことがあります。実は、吉田さんは夕食中だったそうですが、学生さんからの回答で吉田さんだけではなかったことがわかり、「ほっとしまた」といわれていました。

 再配信併用授業が可能になってからは該当する科目の履修を増やし、坊やが寝たあとの深夜に受講することもたびたびあったそうです。

 さまざまな困難を抱えながらも初心を貫徹してのご卒業おめでとうございます。

 たくさんの勉強をなさったのですね。

 ゼミでは、なかなか口やかましく、一方で体調が悪いといわれ、初めは心配しつつもわがままな学生さんかしら、と思ったのですが、お子様とお父様をとても大事にされており、弱いものへの慈しみや心の優しさが文面に漂っていて、決してそうでないと気づきました。

 苦労をされながら勉学に励んでいらしたのですよね。知識旺盛で、いろいろな情報を提供してくださいました。率直なご意見も、少しでも事態を改善したいという気持ちで溢れていました。

 4月には日本福祉大学に4年次編入されたとのことで、「来年度は専門学校の通信制短期養成コースで社会福祉士の国家資格を目指し、また京都のR大学大学院で若年認知症に必要な施設や制度を研究するために、秋には推薦入試を受けます」といわれています。八洲学園大学で頑張られたことを基盤にして、ご自分の夢に向かって進んでくださいね。

 4月16日のNHK教育テレビの「視点論点」に出演されるそうです。

 卒業式のときにお目にかかったばかりですが、またテレビを通してお目にかかれますね。

 ご活躍を祈っております。これからも坊やとお父様を大切になさってください。

2009年4月 2日

人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ (38)

浅井経子

本シリーズでは、全国各地で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程の学生さんを紹介しています。第38回目は、労使協調の組合でお仕事をされている蒲原清天さん(2008年春学期入学)をご紹介いたします。

蒲原さんは、産業別労働組合の職員として、労働組合の仕事をしています。
労働組合というと、ストライキなどの過激な活動を連想する方も多いかも知れませんが、蒲原さんがお勤めの労働組合は「会社の存続があって、はじめて労働者の生活(雇用)も守られる」と、労使協調の考え方をとっています。
具体的なお仕事の内容として、加盟している組合の悩み相談や各制度の社会水準の提供、教育セミナーの講師等をあげられていました。併せて、企業の経営陣とも話をし、同じようなプレゼンをするのが主な仕事ということです。

八洲学園大学に入学された動機について次のようにお話しくださいました。
「勉強嫌いの私は、高卒後すぐに会社に就職しました。社会人になって20年近くになりますが、この間、本や新聞、参考書などから知識を得ているうちに学ぶことの面白さに気付き、どうせ勉強するなら大学だと思い入学しました。
また、社会人になると、新しい情報の収集が不可欠になりますが、その情報の根本を理解していないと、発言に重みがありません。現在はその根本を学習することができ、入学してよかったと実感しています。」

八洲学園大学の人間開発教育課程で学んでみて、「ちょうど入学して1年が経とうとしていますが、意外にも非常に多くのことが、仕事に役立っています」といわれています。
具体的には、次の3点を語ってくださいました。
・社会の動向にあわせて生涯学習の必要性を学んだことによって、仕事に対するスタンス(姿勢)が大きく変わりました。また、経営者との話し合いの中でも、生涯学習とその支援の必要性などを協議したりしています。
・具体的な活用としては、「社会教育学研究法(演習)」で学んだKJ法を組織内研修会のグループワークに取り入れたり、「自然体験活動の指導」で学んだIORESHEETに予算案などを付け加え、自分流の企画書に作り替えたりと十分な活用ができていると思います。
・今、学んだことに対して、自分で工夫しながら仕事や私生活に活用していくことで、学習の面白さや重要性を再認識しています。

お仕事をしながら学ぶ上で工夫していることについても伺いました。新入生の皆様にもきっと役立つと思いますので、ご紹介したいと思います。
・学習する時間を見つけたら「やる時にはやる」しかないのです。ただし、その時の体調やモチベーションもあるので、無理はせず、力まず学習をするようにしています。
スケジュール管理で学習を進めるのは苦手ですから、メリハリ学習で進めています。 テキスト科目の場合は、常にテキストを持ち歩き、仕事の休憩時間や移動時間などに重要なポイントを箇条書きでメモをしておき、それを課題レポートで活用するようにしています。課題レポートを作成するときの注意点は、科目ごとに仕上げてしまわないと内容が混乱してしまうということです。
・職場の理解を得ることが重要です。上司には学習の目的や内容などを全て報告しており、仕事第一優先にしながらも、調整が付く仕事に対しては学習を優先することを理解して貰うようにしています。

蒲原さんが"勉強嫌い"であったとは信じられません。春学期と秋学期のゼミに参加されましたが、質の高いレポートを提出されました。春学期のゼミでは、大学にいらしてくださってカメラとマイクの前でレポートしてくださいました。レポートの内容もプレゼンも好評で、他の学生さんはとても喜んでおりました。社会人の大学では、先生は必要ないかも知れないと私の方が落ち込むほどでした(笑)。

青少年期の学習はとても大切ではありますが、思考力や判断力を有した社会人の方々の学習がどれほど実り豊かなものであるかは、蒲原さんの存在が教えてくれているように思います。

蒲原さんがお仕事で学んだことを役立ててくださっているとのことで、とても嬉しく思います。本学では仕事や生活に活かせる教育を目指しています。
 私どもはそれに向けて努力しなければなりませんが、蒲原さんのような能動的な学び方こそが仕事や生活での成果をもたらすように思われます。

これからも働く人々のために、またエネルギッシュな企業づくりのために頑張ってくださいね。

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