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人間開発教育課程/専攻の学生さん紹介シリーズ (49)

浅井経子
 本シリーズは、春休みと夏休み企画として、全国各地で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程/専攻の学生さんを紹介しています。  既に新学期が始まってしまいましたが、第49回目として、40代にして探し求めた"やりたいこと"に出逢った高木まゆみさん(2005年秋学期入学、正科生)をご紹介いたします。

 
 高木さんは、現在45歳。市役所に19歳から勤務されており、ご家庭ではご主人と3人のお子様(高2、中2、小5)との5人暮らしとのことです。八洲学園大学には、末のお嬢様が小学1年生のときに入学されました。


 大学入学は長い間の夢であった、といわれています。司書と社会教育主事の資格を取得したいという願いにも、八洲学園大学のeラーニング・システムであれば、お仕事や家事をしながらでも、可能なのでは、と考えられたそうです。
 以前、某通信制大学に入学されたものの、学習内容が考えていたものとは違い、さらにご家庭のご事情もあって、簡単に挫折してしまったというご経験をお持ちです。


 八洲学園大学ではどうか伺いますと、
「これまで4年間飽きることも挫折することもなく、継続して学習することができています」とおっしゃってくださいました。


 さらに八洲学園大学の魅力をたくさんあげてくださいました。
① 学校に通う必要がないため、交通費や時間の節約ができる。
② 家計をちょっと工面すれば、一般の主婦でも学ぶことができる学費である(お子様がいただいてきた大学資料と比べると、本学で卒業するまでにかかる経費は、普通の大学の1年分の学費とのことです!)。
③ 半年間で単位が取れるので、半年ごとに達成感が味わえるし、飽きがこない。
④ 授業内容を聴き逃してしまっても、オンデマンドで何度も視聴し直すことができる。
⑤ 各種資格や科目習得認証などが用意されており、学習に具体的な目標を持つことが出来る。
⑥ 地方に住んでいながら、中央で活躍されている先生方の講義を聴くことができるし、ライブ配信授業なので、情報が新鮮である。


 お仕事や家事をこなしながらの学習ですが、次のような工夫をされているとのことです。
① ライブ配信授業が家事と重なる場合は、3m位の延長コードをつけたイヤホンをつけて、部屋の中を動きまわりながら視聴している。
② ライブ配信授業はMP3に録音して、家事をしながら聴いて復習する。レポート提出がすべて終了した、学期末などに再度聴いて、半年間の復習をしている。(授業が終了した後に聴いた方が、授業内容の全体を把握することが出来るし、主旨が解る場合が多いそうです。)
③ 仕事と家事と学習の時間の配分について、前もって計画を立てる。仕事が忙しくなる時期がわかっている場合は、レポートの作成についての、学習計画を綿密に立てる。また、家事についていえば、手抜きできる食材を購入したり、なるべく手間がかからないような工夫をする。
④ 家族に、迷惑をかけることが想定される場合は、前もって理解を求める。
⑤ 学習に集中するため、自分の書斎を用意した。昨年までは、台所や居間で、テレビや家族の声を気にしながら学習していたが、なかなか集中できず、今年から思い切って、自分用の書斎を設けた。(もとはご主人の書斎だったそうですが、ご主人が使わないので、占領したとのことです!)


「最近では、家族も随分、主婦が学習することに対して理解してくれるようになり、学習しやすくなりました」といわれていました。


 高木さんは「本学のように、社会人や主婦が学習しやすい環境が整ってきたことを、とても有り難く感じるとともに、このような、生涯学習社会の実現というものが如何に重要かということを、痛感するようになりました」といわれて、次のような話を打ち明けてくださいました。


「実は、高校生の頃、私は、進学に反対する両親に対し、その反対を押し切って進学するほどの夢がありませんでした。しかし、親の言いなりになることにも抵抗を覚え、高校三年生の時、自分の生きる道について悩み、勉強に対する意欲を失っていました。結局、高校卒業後、1年間だけ考える時間をもらい、熊本大学法学部には合格しましたが、本当に法律を勉強したいわけではなかったので、結局、親の望み通り地元に公務員として就職しました。
 しかし、いつか、自分がやりたいことが見つかったら、大学で勉強したいという気持ちだけは、持ち続けていました。」


 高木さんが「やりたいこと」が見つかったのは、人事異動で図書館に配属され図書館のお仕事の魅力を知ったとき、ということです。そして、今学期には、本学で司書資格を取得される予定とのことです。


 続けて、次のようにいわれています。
「私のように、学生時代夢を描けなかったり、夢を諦めたりしてきた人は、案外身近に多いようですし、私の長男もまた、現在地元の進学校に通っていますが、入学当初から、大学進学一色の学校に気後れして、将来の目標も定まらず、悶々とした学校生活を送っているようです。」
 そのため、何時でも学び直しが出来て、学習歴が認められる社会の実現を目指して、学習について悩んでいる人の相談や支援ができたらいいな、と考えられているということです。


「学習相談機能の充実はとても重要です。本学を卒業したら、司書や生涯学習の知識が活かせるような職場配置について、人事課に働きかけていきたいと思いますし、それが実現したら、立ち遅れている地域の生涯学習行政を少しでも充実させていきたいと考えています。また、退職後は、地域の学習相談・支援活動に携わりたいとも考えています」と。
 八洲学園大学で学んだことが生かされ、地域の発展に結びつきますね。私どもにとりましても、嬉しい限りです。


 最後に、次のようにいわれていました。
「社会人学生の魅力は、強制ではなく、自分の意志で学習しているという、意欲と熱意があることだと思います。また、生活費を削って、授業料を支払っているため、授業に重みを感じます。
 さらに、学習すること自体が生きがいにもなっていて、残り少ない人生を大切にしたいという気持ちが湧いてきます。学習機会を与えてくれる方々や理解してくれている家族に対しては、感謝でいっぱいです。
 本学で学習することができて、本当によかったと思いますし、本学のメリットを至る所でアピールしていきたいと考えています。」


 高木さんのお話を伺いながら、改めて人生と巡り会いと「学ぶこと」の深淵に触れたような気がしました。人生はかけがえのないものですが、「何のために生きているのか、何を為すために生きているのか」に答えられる人は少ないように思います。
 高木さんのようにあるきっかけで、その答えにたどり着く場合もあるでしょう。でも、それは決して偶然ではなく、高木さんが40年間探し求め続けたからにほかならないと思います。


 本当にご自分が満足できる仕事をされるよう、これからももっともっと自己研鑽に励んでくださいね。どのような仕事にあっても、その人の世界観が問われます。世界観をどうつくるかは年齢には関係なく、果てしない人生の挑戦なのです。


 答えを探すために学び続けている人、答えを実現するために学び続ける人、実現してもなおかつ一層の向上を図りつつ自分なりの世界観を求めて学び続ける人・・・本学はいつの時代にあっても、そのような人々を支え、そのような人とともに歩んでいきたいと思います。