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人間開発教育課程/専攻の学生さん紹介シリーズ (54)

浅井経子
 本シリーズは、春休みと夏休み企画として、全国各地で活躍されている八洲学園大学人間開発教育課程/専攻の学生さんを紹介しています。  第54回目は、専門学校講師として活躍されている青山和美さん(2007年春学期、編入学)をご紹介いたします。

 青山さんは身体障害領域のリハビリテーションを中心とする病院に16年間勤務された後、臨床から教育領域へ異動され、4年前から母校である専門学校の講師をされています。ですから、本学の学生さんではありますが私ども教員と同業です。ゼミなどでは教育方法等の点でも貴重なご意見をお出しくださっています。

 青山さんが大学で学びたいとお考えになった理由について、お話しくださいました。
「病院勤務時に中間管理職でありながら何ら根拠も持たず、独学と感性だけで組織運営に意見したり、部下の教育に当たったりしていた自分に、強い不安感を抱いていたからでした。上司に相談しても、『このままで十分』とか『大丈夫』という承認だけで、不安が消えませんでした。そこで、大学で学び、自分の判断材料や手法の選択肢などを増やし、自信を少しでもつけたいと思ったのです。」

 八洲学園大学に入学されたのは、「本職や協会関係の役割や仕事量などを減らさずして学べ、かつ教育関係のカリキュラムが充実している大学はないかと2~3年間探しました。そして、やっと見つけた大学が八洲学園大学です」ということです。

 青山さんは熊本に居住されていますので、熊本にいながら学べて卒業ができるシステムであることが、八洲学園大学の最大の魅力であったそうです。大学選びの際には、仕事や家庭への影響を最小限に抑えることを最も重視したとのことで、「仕事や家庭への犠牲が少ない大学を探し選んだことが、何足もの草鞋をはきながら生活している女性ならではの工夫だと思っています」といわれていました。

 さらに、「何よりも入学金・授業料が一括納入ではなく、しかも安い(親切)」ことをあげられました。
(本当に安い授業料ですよね。そのため、教職員は大学経営のために人一倍の苦労をしております!!)

 八洲学園大学では仕事を減らさず、貯金を崩さず、そして楽しく取り組めている、といわれております。
(そうおっしゃっていただければ苦労も報われます!)

 大学に入学するには、根回しが大事といわれました。何の根回しかと思いましたら、「主人と子どもに自分の希望や思いを伝え、このようなスケジュールでやっていきたいと説明し納得してもらうこと、次に両家の両親に、課題の締め切り間際などは家族に迷惑をかけること、母にも協力してもらうことがあるかもしれないことを説明し承諾を得ること」だそうです。(なるほど!!)

 八洲学園大学で学んで役立ったこととしては、次の3点をあげてくださいました。
1)国語表現や読解力スキル関係の科目を履修することで、学生のレポートをみるときの視点を身につけることができたこと。
2)人材育成に関するリーダーシップ論やマネジメント概論など科目を通して、不安だった後輩育成などの面で、今では根拠を持って指導することができるようになり、不安が軽減されたこと。
3)生涯学習や社会教育関連の領域に出会い、定年前後の作業療法士としての活動の幅に広がりを見出せたこと。「具体的にどのような形になるか分かりませんが、私が求めているリハビリテーションの在り方に新たな見方を発見することができましたので、これからはそれをどのように形にできるかを考え、準備していきたいと思っています」と。 

 大学で学ぶ上でのコツを伺ってみました。
 第一に、大学入学前から青山さんは休日も研修会や協会の仕事に当て多忙でいらしたそうですが、入学後は勉強時間を確保するために、映画鑑賞やショッピング・スポーツなどの個人的な時間は極力削るようにされているそうです。「卒業したら、また始めたらいい」とご自分に言い聞かせているとのことです。
(涙ぐましい努力ですね。確かに女性にはそういう強さがありますよね。)

 第二に、仕事上の年間スケジュールは大体分かっているとのことで、勉強やレポート作成の時間は仕事の合間を縫って1週間ごとに勉強目標を立て取り組んでいらっしゃるそうです。時には、予定通りに行かないこともあったそうですが、「元来の負けず嫌いが功を奏したのか、睡眠を削り、納得いくまでレポートに向かいました。でも、その後の体力消耗の度合いと回復の遅さが年齢を痛感させますが・・・」と語ってくださいました。

 青山さんのお話には芯があり、さすがに教育に従事されている方だと思いました。青山さんの生き方は教え子の学生さんのお手本になるのではないでしょうか。
 領域は少し異なりますが、これからの社会を担う人材の育成のために、お互いに頑張っていきましょう。
 教育は未来をつくる仕事ですから。