第56回目は、4年間の八洲学園大学学業生活で実力をつけ、卒業までもう一息となったKHさん(2006年秋学期入学)をご紹介いたします。
KHさんはまだ24歳のお若い学生さんですが、まもなく卒業されます。
KHさんが本学を選ばれた理由は、都心から遠く離れた地方にお住まいのため、「登校せずに大学の勉強ができる」ことにあったそうです。
4年前の入学当時は大学というところがどのようなものかまったくわからず、漠然と大学卒業資格と社会教育主事や図書館司書資格といった国家資格が取得できればとよいぐらいにしかお考えにならなかったようです。
大学から入学許可証が届き、初めて履修科目を選択した時も「まだ自分が大学生になったという実感は湧かなかった」そうですが、しかし、卒業を目前とした今、「大学というところで専門的な知識を習得し、それがご自分のスキルアップに確実につながる経験ができた、と感じています」といわれております。
入学当初は、専門科目とは何を学習するものかわからない状態にあり、そのため資格取得を目指していたにもかかわらず資格とは関係のない科目から履修されたそうです。
「その時に履修した科目は学校教育についての科目でした。初等教育や中等教育は高校を卒業して間もなかった私にとって馴染み深いと感じたからです」ということです。
KHさんのお話を伺って、不安と手探りの中から大学生活が始まり、徐々に学び方などを身につけていかれた過程がよく理解できました。そのような学生さんもかなりいらっしゃるのかもしれませんね。
そして、KHさんは4年間では確実に実力を身につけられました。
「はじめてレポートを書くときもどのような文章を書いてよいのかわからず・・・・・、1つの科目のレポートを書き上げるのに何日もかかっていました。それが今ではレポートの書き方を覚え、要領よく短時間で書けるようになったと思います」と。
今学期の社会教育研究法(演習)のゼミでも立派な発表をしてくださいました。
スクーリング授業でも困惑されたようです。次のように言われております。
「はじめてスクーリング授業を履修したのは確か入学した次の学期だったと思います。他の学生さんのチャットでの発言を読みながら、自分の意見をどのように文章化したらよいのかと戸惑いました。
これについては、4年目になる今でも自分の意見を搾り出すことに苦労しています。関心のある科目では容易に発言できるのですが、資格取得のための履修した科目の場合では授業の内容を理解することが精一杯で、まだまだ思うように発言できません。」
KHさんは、社会教育主事と図書館司書資格を取得されましたが、必ずしもこれらの職に就くことを目指していらっしゃるわけではないので、これまでも、またこれからも資格を生かす機会はないかもしれないといわれております。それでも「八洲学園大学で過ごした4年間は有意義であったと思います」といわれております。前々から興味をお持ちであった少年非行や心理学についても学ぶことができたそうです。
本学では卒業するまでに何百ものレポートを書かなければなりません。スクーリングではチャットで発言したり質問したりします。卒業までには何万字もの文章を書くことになります。
「すごい大学ですね。今どき、このように学生が勉強する大学は少ないのではないですか」といわれる人もおります。KHさんがお話しくださったことはまさにそれを証明していると思いました。
社会教育主事や司書の資格科目を学ばれたことは、これからの情報社会や生涯学習社会にあっていろいろなところで役立つと確信しております。
KHさんのように実力をつけレジリエンス力(成長性弾力)をつけて、社会で広く活躍していただくことこそ、私どもがいつも願っていることです。