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生涯学習学科/人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ (62)

浅井経子
本シリーズは、春休みと夏休み企画として、全国各地で活躍されている八洲学園大学生涯学習学科の学生さんを紹介しています。 第62回目は、2年前に結婚され、今は主婦業+大学生に専念されているUAさん(2010年春学期入学、正科生)をご紹介いたします。

UAさんは進学校に在籍されていた高校時代にご病気で長期入院を余儀なくされ、目指していた大学への進学を断たれた辛い経験をお持ちです。

回復された後は短大に通われ、幾つかの職業に就かれたそうです。
しかし、「どの場面にいても自分が思い描いていた人生とはかけ離れたもので、常に"不本意な人生"という観は否めませんでした」といわれております。

「当時なりたかった職業以外の職業は、全て同じくらいの関心でしかなかったし、どの職業に就いてもやりがいを実感できずにいました。
いつも、高校時代に思いっきり勉強できなかったことを振り返りながら過ごしていたように思います。
『もう一度高校時代に戻りたい、人生をやり直したい』と思っていました。
あの時病気にさえならなければ、がむしゃらに勉強していたのかな、行きたい大学に行けたのかな、やりたい仕事をバリバリやっていたのかな、・・・・一体、どのような人生を送っていたのだろう、と幾度となく考えました。」

そのような中、いつの頃からか、大学で学び直しをしたいと考えるようになられたそうです。とはいえ、働きながらであること、地方都市に住んでいることなどが障害になり、実現しないまま10年近くがたってしまったそうです。
通信制大学であってもスクーリングという難関があるため、それを越えることができず、「そのような空回りが慢性化していました」といわれておりました。

ところが、ご結婚を機に仕事を辞められ、空いた時間を使って独学で"登録販売者"の資格を取得されたそうです。まさにそれがきっかけで、"もっと学習したい"と強く望むようになられたそうです。

そのようなときに出会ったのが八洲学園大学で、短大の単位を活かして生涯学習学部3年次に編入されました。
「八洲の学生になったことはこれまでの中途半端な人生の修復的な意味合いをも持っています。
しかし、それだけではありません。元来、読書や絵画が好きだったり、図書館や博物館を訪れるのが好きだったりしましたので、図書館司書や学芸員の学習ができ資格が取れることも八洲への入学を決めた大きな要因でした」と。

生涯学習学部での学習はこれまで触れたことのない分野で、とても興味深いといわれています。
現在は、ご自身の深みや幅を広げていることが実感できるとのことです。

「ネット上でのリアルタイムの八洲学園大学のスクーリング授業はこの上ない魅力の一つです。
職業人であってもそうではなくても、学習をしたいという意欲を持ちパソコンが使える環境にある人であれば、世界中のどこに住んでいても八洲の学生になれるのです。」

レポートの提出の時期に入ると、まるで10代の学生のようにところ構わずテキストを読みふけったり、夜中まで机に向かい、勉強に没頭している時間が楽しく、とても充実している、といわれ、その言葉には力強さが溢れていました。
ご主人様のご理解とご協力のもと、「純粋に大学生という感覚」で学生生活を送っていて、「主婦業は二の次かも」と笑っていらっしゃいました。

今は大学生としてしっかり学びたい、卒業後には大学で取得した資格を活かせる職業につきたいといわれております。そして、"学び続ける人生でありたい"とも。

UAさんはゼミでは鋭い意見を出され、論理的な思考が身についた優秀な学生さんでした。ですからお話を伺って、「やはりそういうことだったのか」と思いました。

10代で味わった挫折。悔いても悔い切れない思いの日々。・・・そこからゆっくりと前に歩み出そうとする意志。新たな挑戦と飛躍へ。
UAさんの姿に人間のたくましさを感じます。
それを見守り支えてくださっているご主人様の存在の大きさも感じます。

人それぞれがそれぞれの運命を背負っています。
運のよい人もいれば運の悪い人もいて、自然界には平等などというものはありません。
しかし、時間は一方向に流れ、繰り返されることはなく、それゆえにその人の人生はその人以外の誰のものでもないこと、それは平等です。

すべての人に「今からでも遅くはありませんよ」と、"時"の精がささやきかけてくれます。
UAさんのお話を聞きながら、それを思い出しました。