家庭教育アドバイザー・家庭教育師は被災地・避難地へ
三月十一日の東日本大震災と大津波によって多くの尊い命が犠牲になってしまわれた。心よりご冥福をお祈り申し上げ、衷心よりお悔やみを申し上げます。
既に二ヶ月が経過したが、未曾有の国難のため故郷に戻ることができないで、避難生活を送られていらっしゃる多くの方々がおられる。家を失い、家族を失い、故郷を失った方々は言葉で言い表せない苦悩と疲労を抱えていらっしゃることであろう。一刻も早く地域の復興と、仮設住宅の建設が進めば、どれほど心安まることであろう。
私は埼玉県に住んでおり、埼玉にも多くの方々が避難されていらっしゃる。騎西町の旧騎西高校には双葉町の皆様が一緒に避難生活を送られている。私の住む蓮田市にも当初は五十人近い方が避難されていた。たまたま冬野菜と春野菜が畑に残っていたので、一日おきにお届けした。ボランティアで食事を供していらっしゃる方々からお礼をいただいた。
お礼の言葉をいただくほどの事でもなかったが、窮しておられたためにお役に立てたのであった。二ヶ月が経過している今、皆様は市内の空き室にお移りになっておられる。
このような時こそボランティア理論や、カウンセリング技法などを学んだ家庭教育アドバイザーの方や家庭教育師の皆さんの出番ではなかろうか。支援物資や破壊された町の片付けも若い方々のボランティアに負う所が大きい。同時に家族を失われた方々、家庭を失われた方々、皆さんが悲しみに暮れておられる。こうした時こそ家庭教育アドバイザー、家庭教育師の資格を取られた卒業生は、困っておられる方々の心の支えになってもらいたい。
全国から本学で学ばれている学生さん、とりわけ家庭教育課程、家庭教育専攻に在籍されておられる学生さんや卒業生の皆さんのできる範囲で支援活動に参加なされて欲しいと考えています。お互いに呼びかけてみてください。


