授業で扱うトピックス(時事問題)
開講当初から授業の冒頭で原則としてその時のトピックス(時事問題)をテーマに解説し、自分の意見や問題提起をしてから授業の本題に入ることにしています。
理由は授業に入る前のウォーミングアップとして、受講生が揃うまでの時間調整として、
また以前入社したての新人研修での経験で新入社員が予想外に時事問題について関心が薄く、特に技術系の新人はあまり新聞を読んでいなかったので、関心を持ってもらうための啓蒙の必要性を感じたことでした。もっと遡れば、外国人との日常会話で、必ずと言っていいほど政治や経済、社会、文化、教育、道徳などの時事問題、社会問題が話題となり、社会などのトピックス(時事問題)について自分なりの考え、意見を求められることが多く、この種の問題に常に関心を持ち自分なりの考えを述べる用意をしておく必要性を痛感していました。従って、少なくとも自分の担当する科目の受講生に少しでも関心を持ってもらいたいと思ったことも理由の一つです。
もう一つの理由としては、可能な限り授業内容に関連性のあるトピックスを取り上げることで、授業がより一層効果的になるのではと考えたからです。
ここで、難しいのはトピックスのテーマの選択です。週4回(12月からは5回)の授業で、毎回異なるテーマで、且つ受講生に共通の関心事であること、国内のみならず海外の話題やテーマも視野に入れること、尚且つ、できるだけ授業科目や授業内容に関連性があること、そして自分なりの意見や感想、問題提起や解決策が用意できるものを選択しなければならないことです。
幸いにして受講生からはある程度評価していただいており、今日まで授業の冒頭でのトピックスの紹介を継続しています。そのためには毎日テレビや新聞のニュースに耳をそばだて、目を光らせていなくてはならず、結構大変ではあるが授業がマンネリ化、陳腐化しないために、そして何よりも自分のボケ防止にとっても役に立つと思っています。
最近の話題を例にとると、米国の金融破綻と景気の後退、防衛省の前航空幕僚長の論文問題、地球温暖化対策としての企業のCO2排出量取引問題などがテーマの一つとして取り上げています。特に感じたことはこれらのテーマに関してニュースや解説、評論、社説を見ていると、現象面だけとらえ、けしからんとか、こうすべきとか喧々諤々まさに多事争論の様を呈しています。しかし表面的な議論が多く、問題の背景や本質に迫った議論が少なく物足りなさを感じています。例えば前空幕長の論文問題も処遇に関し話題になっていますが、タブー視されているのでしょうか、問題の本質と思える自衛隊のあり方に触れている記事や番組や解説が少ないのが気になりました。
このように素人ながらニュース解説的なトピックの取り上げも社会人を対象とした八洲学園大学では許されると思って日夜励んでいます。


