ベトナムを訪ねて
(久々にブログを書いてみました)
ここ数年の私の夏休みは、休養がてら、海で過ごすことにしている。
今年はベトナムを訪れてみた。ベトナムは初めての旅であった。
南のホーチミンより入り、ハノイに至る縦断の旅のなか、やや南に位置するニャチャンというリゾート地で数日を過ごしてきた。
今回は、ベトナム滞在のなかでも、とりわけ私の心に残ったハノイについて少し紹介したい。
まずは、儒教信仰の深さであり、次に、ホーチミンに比べ清潔で静かな街、三つめは日本語ブームと米ドル信用度の高さである。
例をあげれば、空港バスで見かけた子供達のマナーの良さ(自分より年配者が乗車するやいなや、幼少の皆が立ち、席を譲るのである)や、緑が多く、主要交通手段であるオートバイもホーチミンより気にならず、自動車が堂々と車道を走っていた(ホーチミンでは、乗用車は遠慮がちに道路の端を走っていた)当たり前だが、信号も守られていた。
近年、日本の観光客が増加し、また我が国の企業進出も盛んとなり、現地の大学の日本語学科はとても人気だそうである。その一方、社会主義国ではあるが、男性しか入れないカラオケ店が急増しており、中心街のそこここに、そのネオンが輝いていた。さらにどの店でもベトナム戦争の相手国貨幣、米ドルが現地通貨同様重宝がられていたのは驚きであった。
儒教についてあげると、孔子像、孟子、曾子が祀られた寺院(写真)が、市の中央にあり、多くの学校の先生や生徒達が礼儀正しく整列し、参拝の順を待っていた。目的は、合格祈願やお礼、現生活の報告とのことであったが、信心深さを強く感じた。石碑などに刻まれた漢字の文字について、それが読めるのか?と学生達に聞いたところ、読めないとは言いながらも熱心に拝んでいた姿が思い出される。日常では、漢字は使われていないというが、日本で失われつつある儒教の精神、五倫・五常が根強く残っているように感じ、アジアの一員として、ほっとしたひと時であった。
