バスでの出来事
こつこつと毎日書こうと思ってはじめたブログですが、思うようには書き続けられませんね。気がついたらもう5月、前回の投稿からずいぶん時間がたってしまいました。
ところで、昨日は、我が八洲学園大学の入学式でした。手話を交えた在校生からの歓迎の言葉、とても素敵でした。オンライン参加されていた方々にも、素敵な手話のすべてがうまく見えていたことを祈ります。会場のステージ上の大スクリーンでは、やや映り悪かった(カメラのアングルの関係で肩のあたりしか映っていなかった)のでもったいないなあと思いました。後で、別の教員から聞いた話では、会場のスクリーンの映像とオンラインの映像では異なっている、と聞いたので、多分、オンラインの皆さんには良く見えていたことと思います(そう願います)。反省点は今後の課題として改善を目指し、今後もより良い入学式、そして、卒業式が迎えられるよう、私たち教員も努力していきたいと思っています。
さて、入学式、懇親会を終え、研究室で雑用を済ませて帰路に着いたのですが、いつも利用する高速バス、連休のためか、いつもより少し座席に余裕がある車内でした。すぐ前の席に、若いお母さんと小さな女の子が座りました。私にも小さな娘がいるので、小さい女の子をみると、「うちの子より年上かな」「あんなことができるんだ、うちのはまだできないなあ〜」などと、我が子と比べながら観察してしまいます。最初はおとなしくおにぎりを食べていた女の子、疲れたのかぐずり出しました。通路を挟んで隣の席の年配の方は、体調が悪いのか、その親子に背を向けるように座り、不機嫌のオーラを発散していました。若いお母さんは隣を気にしつつ、あの手、この手を使って一生懸命ぐずる子どもをなだめていましたが、ぐずりはひどくなるばかり。しまいには、お菓子を投げたりする始末。お母さんはそれでも忍耐強く子どもをあやしていました。 ぐずってじっとしていられなくなった女の子は、とうとうバスの通路を歩きたいと言い出してしまいました。さすがにそれは危険です。どう考えても危ないです。「通路は危ないよ」。おもわず声をかけました。他人に声をかけられて、一瞬きょとんとした様子の女の子、それでも、お母さんの方に戻ろうとしないので、「じゃあ、おばちゃんの席に来る?」といって声をかけ、私の膝の上に乗せてしまいました。女の子は嫌がる様子もなく,おとなしく、私の膝の上にすわったので、「ねえ、何歳?」「ニチャイ」「あ〜2歳なんだ。おばちゃんのとこの子も2歳なんだよ」「今日はママと一緒に東京いったの?」「トーキョー行ってない!」なんて、とりとめもない話をしました。お母さんは、「すみません」と恐縮した様子でしたが一瞬でもぐずりが止まったのでほっとしたようもに見えました。ほんの少しの間でしたが、私はその女の子との触れ合いを楽しみました。お母さんのいる席へ戻った後も、その女の子は相変わらず物を投げたり、ぐずったりしてお母さんを相当てこずらせていたので、「私が声をかけて、膝に乗せてあげたのがかえってわるかったかな」と反省もしました。しかしながら、同じ年齢の娘をもつ母親としては、やはり、不機嫌オーラを出しながら黙って側にいられるよりも、暖かく見守り、かつ、少しでも声をかけてくれたほうが気が楽です。そんな気持ちが今回の行動となりました。困っている親子を見かけたとき、どう行動するべきか、難しい問題です。今回の私の行動は、たまたま良い結果(少なくとも悪い結果は生まなかった)となりましたが、いつもそうとは限りません。状況を正しく判断し、適切に行動すること、とても大切な能力です。本学で育成しようとしている家庭教育アドバイザーは、他人の家族や親子にかかわろうとする立場になることが想定されています。さまざま勉強や日々の努力で、そんな能力を磨いてもらいたいと思います。また、私自身も、学生の皆さんに負けないよう、その能力を身につけていきたいと思っています。