「人之有道也、飽食暖衣、逸居而無教、則近於禽獣。」
「人の道有るや、飽食暖衣、逸居して教え無ければ、則ち禽獣に近し。」(『孟子』藤文公上篇)
教育の重要性を主張している言葉である。「人には大抵そうなる傾向があるのだが、腹いっぱい食べ、暖かい服を着、怠けた生活を送ることである。それはそれでいいのだが、しかしそこに教育がなければ、人は動物と同じような存在となってしまうのだ」と。子どもに単に豊かな衣食住を与えるだけでは、本当の愛情とはいえない。正しい道に導いていく教育が伴わなければならない。この教育こそが親の「慈」の中核というべきものである。