里山での観劇
メディアセンターの広木です。
この前の休みの日に、栃木県の那須へ日帰りで行ってきました。
知り合いが当地で演劇活動をしていて、彼が出演する芝居を観に行ってきたのです。
朝東京を立ち、中央線、埼京線、東北新幹線、東北本線鈍行と乗り継いで3時間余りで西那須野の駅に到着。駅からタクシーで20分ほどで劇場に到着しました。
白っぽい円形ドームのような劇場の周囲は一面の田んぼと林の風景。遠景に那須山地が見渡せるといった田園地帯に近代的な建築とでもいうんですか、新しい綺麗な劇場は、妙に目立ちます。
知り合いは体のでかい大男なんですけど、女役で主役でした。娼婦の役をしていました。芝居の内容には正直余り関心がもてなかったのですが、、大きな体の彼が、女性の言葉遣いで、最初は静かでおとなしいセリフ回し、それがドラマの進行とともにだんだんと力強くエネルギッシュな声をだして演技するように変わっていく様は見ていて飽きませんでした。
終演後、彼と面会しました。人付き合いの悪いわがままな私に、笑いながら穏やかな声で"たまには連絡してよ"といわれたのですが、その声に動かされるようにおもわず、"わかりました。ずっと連絡しないでゴメンね"といわされて(?)しまいました。
帰り道、あんな声の出る男になってみたいな、と思いました。夕暮れ、地虫の音がわんわんとなる田園風景の帰る途上、ずっと彼の声のことを考えていました。人の声って不思議だな。