今年はショパンとシューマンが生まれてから200年です。同じ年なのですね。二人とも惜しくも早世しましたが。
ショパンはバッハとモーツァルトを尊敬し、シューマンはベートーベンを敬愛していたとのことです。若干方向性が違いますね。二人は直接会っているようですが、シューマンがその音楽評論のなかで、ショパンの作品を絶賛し、「諸君、脱帽したまえ! 天才が現れた!」とショパンのことを書いたのは有名な話です。
NHK BSHi では、3月11日と12日の二日間、二人のピアノ・ソロとピアノ協奏曲を特集して聞かせてくれました。解説を音楽評論家の池辺晋一郎さんがなさいましたが、二人への敬愛の念があふれたわかりやすい解説でした。例えばショパンのピアノ協奏曲1番は3拍子ですが、これを4拍子でやるとどうなるかをピアノ演奏で示してくれました。何の変哲もない曲になりました!
ピアノ・ソロは次の曲です。
幻想即興曲」ショパン作曲 (ピアノ)タチャーナ・シェバノワ 「アラベスク」シューマン作曲 (ピアノ)アンドラーシュ・シフ 「謝肉祭」シューマン作曲 (ピアノ)ミシェル・ダルベルト 「24の前奏曲」ショパン作曲 (ピアノ)マウリツィオ・ポリーニ
ピアノ協奏曲は、ショパンの「ピアノ協奏曲第1番」をユンディ・リが、阪 哲郎指揮のNHK交響楽団、シューマンの「ピアノ協奏曲」はマレー・ペライアが、ベルナルト・ハイティンクの指揮するロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏です。
ユンディ・リは、2004年の演奏ですから20才です。詩情漂う甘い演奏を聴かせています。
シューマンとショパンは、チェロ協奏曲の素敵な曲を作曲しています。チョロの曲が大好きなので、この二人の協奏曲は良く聴きます。(チョロ協奏曲で一番のお切り入りは、ドヴォルザークのチョロ協奏曲です。名曲中の名曲だと思います。)
最近よく聴いているシューマンの曲は、やはりチェロの名曲で、「アルペジョーネ・ソナタ」です。今朝もふとBSHiを聴いていたら堤剛さんのチェロと仲道郁代さんのピアノでやっていました。素敵でした。
ショパンとシューマンの時代には、一歳年上にはメンデルスゾーンがいますし、一つ下にはリスト、3つ下にはワーグナーとヴェルディが生まれています。仲間としてつきあっていたようですが、よくもこれだけ天才がそろって生まれたものです。ロマン派全盛期ですね。
