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学校図書館を巡る島根県議会での議論

 3月5日の平成21年度2月定例会議での一般質問で三島県議から、一問一問ではくいし(白石)県議から、学校図書館について質問があり、知事や教育長から回答がありました。昨日は、ライブ中継では聞けませんでしたので、録画中継で拝見しました。

 三島議員は、質問の最後に「子ども読書活動推進事業」つまり学校図書館について質問をされました。冒頭に2月27日に開催された「第2回学校図書館活用教育フォーラム」に言及され、教育実践報告とパネリストで行われたパネルディスカッションに参加された東出雲町立揖屋小学校の門脇学校司書の発言などを紹介されました。数年しかたっていない揖屋小学校の「図書館活用教育」ですが、その取り組みが素晴らしい教育実践となっていることを三島県議は小野フォーラムでの発表から実感されたようです。それは三島県議のブログをご覧下さい。

   三島県議のブログ 

 3月5日付けの三島県議のブログにも、昨日の質問に関連してこのことが書かれています。

 門脇司書の話された実例で、揖屋小学校での学校図書館を使った取り組みが実に素晴らしいことがよくわかります。

 門脇司書から三島県議に寄せられたメールも県議会で披露されました。

 「学校図書館をめぐる施策が、今、全国一、充実している事を私たちは、決して忘れません。
 私が、プレゼンの中で話をした、「みて、これが僕たちの図書館だよ」と胸を張って母親に自慢してくれた1年生の男の子と同じように、「これが私たちの知事です」と私も胸を張って話しました!関係者の方も、会場の方も、島根県に続きたいと希望を語っておられました
。」

 学校図書館現場の方がこうした意見を持っていらっしゃるのは、他でも聞いていますので、いかに島根県の学校図書館が生きて使われており、学校司書などがやりがいを感じて仕事に励んでいる様子がうかがえます。

 学校図書館がめざましい発展をしているし、発展をしている。しかし乗り越えなければ行けない「壁」も存在している。学校現場の方が、いつでも相談できる「人」を配置してもらえないか、例えば学校図書館専任の指導主事など。と続けられました。

 又圧倒的に「本」が足らないという質問もされましたが、それについては昨日のブログに紹介したとおりです。

 はくいし議員からは、学校司書が98%の小中学校に配置され、発展しているがこれはゴールではない。こうしたことを根付かせるためには、司書教諭の負担軽減も必要である。

 「生き生きサポート事業」(退職教員を学校に配置し、先生方の負担を軽減しようとする事業。不登校対応や学校図書館司書教諭などに使われた)では、学校図書館に使われたのは少ない。85名のうち司書教諭に使われたのは13校のみであったとのことです。揖屋小学校は司書教諭の授業に子の「生き生きサポート事業」の退職教員を当てていますので、司書教諭は殆ど専任の司書教諭のように活動が出来ています。

 この質問に対し、教育長は、子ども読書活動推進事業が伸展するにつれて、司書教諭に当てられるケースが増えるのではとの答弁をなさいましたし、管理職研修でもっと強調したいともお応えなさいました。

 ただ問題は、この予算が平成22年度は国の予算で半減されるので、85名が確保できるのかが危うい点です。来年度予算では、一応85名計上されているとのことでした。

 次いで、高等学校の学校司書について、質問がありました。小中学校と高等学校の司書はどう違うのかという質問に対し、知事は専門職として高校生に図書館をどう使うのかを伝え手助けする役割があると思うと答弁されました。

 小中学校対象に学校図書館の充実を図っているが、高等学校にはいつ頃から対応するのかという質問に対しては、当面は小中学校を充実し、段階的に対応したいとの答弁でした。

 はくいし議員からは、正規の学校司書を高等学校に配置してほしい。特に小中学校で学校図書館を使い込んできた生徒が高校に来たときにきちんと対応できるようにしてほしいとの要望もありました。

 又、11学級以下の学校での司書配置の要望や、小中学校と高等学校の所管部局がきちんと県教委内でも連携がとれているのかという質問もあり、教育長からは教育委員会内では連携がとれているが、現状では高校現場では学校図書館活用教育に関してまだ温度が低いことも認められました。

 島根県議会では、ここ数年県議会で「学校図書館」に関する質疑が行われています。凄いことだと思います。一年目でここまで学校図書館現場が変わりました。今後どのように定着するかが課題です。期待したいと思います。

 

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2010年3月 6日 09:03に投稿されたエントリのページです。

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