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藤沢周平記念館 開館

 今日4月29日に、鶴岡市の鶴岡公園に作られた「藤沢周平記念館」が開館します。

 鶴岡市出身で鶴岡を土台にした「海坂藩」を舞台にした様々な時代小説(江戸を舞台にした傑作も多いですが)を著した藤沢さんは、死後13年を経たにもかかわらず多くの読者に読まれ、愉しまれています。鶴岡に滞在中、中高年の藤沢ファンらしき人々が、藤沢さんの小説の舞台を訪ねているのに出会うこともあります。

 そうした藤沢さんの作品世界と作家の生涯を紹介しつつ、藤沢文学により親しんでもらい、鶴岡・庄内の豊かな自然と歴史ある文化に親しんでもらおうという意図の元に、この記念館は建てられました。

 東京大泉の自宅4畳半の書斎が、遺族から寄贈された万年筆、机、柱、畳などとともに復元されているとのことです。自宅の庭木を移植した大谷石を敷いた中庭もありますし、自宅の屋根瓦を敷き詰めた坪庭もあり、藤沢文学に親しんだファンの関心を引きそうです。

 常設展示としては、

第1部テーマ:「藤沢文学」と鶴岡・庄内
第2部テーマ:「藤沢文学」のすべて
  ここに書斎が移築再現されています。
第3部テーマ:「作家・藤沢周平」の軌跡

 企画展示の開館特別企画展として『蝉しぐれ』の世界が、11月28日まで開催されています。

企画第1部テーマ 『蝉しぐれ』が生まれるまで
 直筆原稿や関連資料が展示されます。

企画第2部テーマ 庄内藩に見る海坂藩の面影
 
企画第3部テーマ 人々の心に残る「蝉しぐれ」
 先日9日逝去された、山形県川西町出身の井上ひさしさん制作の「海坂藩・城下図」(平成6年出版の『藤沢周平の世界』(文藝春秋)の見開きにこの図があります)も展示されるとのことです。

 藤沢周平記念館

 先日、書店に行きましたら藤沢さんが庄内について書かれたエッセイを集めた本が出版されていました。

 『乳のごとき故郷』藤沢周平著 文藝春秋、2010.4.25

 様々の本に藤沢さんは庄内・鶴岡について触れたエッセイを書かれています。この本には、庄内・鶴岡に触れたエッセイ46編と詩2編が含まれています。帯には「藤沢周平記念館開館記念出版」とありますし、本の最後の方には「鶴岡市立藤沢周平記念館のご案内」とタイトルのある1ページがあり、地図付きで利用案内、交通案内が印刷されています。藤沢さんの著作の多くが文藝春秋から出されていることもあり、記念館についても文藝春秋が協力したのではないでしょうか。今年も何回か鶴岡を訪れる予定ですので、是非記念館を訪れたいと思います。

 
  

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