蟻の法則に学ぶ
非常勤校での受講生が年々増えてきている。ついに300名を超えた。
それ自体うれしいが、それに伴って私語も増え、いらいらすることが多い。
それで、彼らをおとなしくするため、先日“蟻の法則”を話してみた。
「君たち“蟻の法則”知っている?」
<沈黙>
蟻をよく観察すると、「女王蟻」のために働いているのが20%、残りは、ただ動き回っているそうだ。
それなら、役に立たない蟻をリストラして、20%で精鋭隊を作ればよいと考えるだろう。
ところが違うのだ。やはりその中で働くのは20%、残り80%はぶらぶらするそうだ。
一方、役立たたずと烙印を押され、追放された80%の蟻はますます落ち込んでしまうと思う?
<沈黙>
それが違うのだな。20%が猛烈に働き出すそうだ。
このことは何を意味しているのだろう。
1・不要な蟻は一匹もいない。一見怠けているように見られる蟻も、
実はその組織・社会を守り、発展させるために懸命に働いているのだ。
2・20%の蟻は常に20%の蟻の社会で活動するとは限らない。
80%社会の蟻と入れ替わる。それがなければ、“蟻の社会”は活性化しないし、疲れもする。
3・このクラスも同じ。20%の学生が一生懸命僕の講義を聞いてくれる。それを支える学生がいる。
“うるさいぞ、だまりなさい”と怒鳴る前に君たちに感謝しなくてはいけないのだ。「感謝!」
君たちも僕も落ち込むことも驕ることもなく勉強を楽しもう。
<サンパラソル>撮影日2006年7月10日