« 2006年8月 | メイン | 2007年11月 »

2006年12月 アーカイブ

2006年12月 2日

日本文化と技術の一体化 

最近、「ペリー艦隊大航海記」を読んだ。ペリー提督が来航したのは幕末の1853年である。
ペリーは彼の著書で日本人の優れたもの作り技能に驚き、近い将来日本は機械工業の分野で頭角を現し、東洋で最も重要な国になると予言している。
また日本女性の態度、行動を通して、日本人が東洋諸国の中で最も道徳的であり、洗練された国民、優れた性格・能力を有していると語っている。

ペルー提督から20年後、日本の工業教育の父と呼ばれるイギリス人ヘンリー・ダイアーが日本最初の工業学校「工部寮」の校長として来日。9年間の滞在中、非常に多くの功績を残した。
帰国後著した「大日本・東洋のイギリス、国民進化の一研究」の中で、日本人の独創性を非常に高く評価し、日本人を物まね上手な民族と見るのは大きな誤りであると述べている。

トヨタのレクサスを見た米国人教授は、日本はハイテックの国である前に芸術の国である。
レクサスは芸術品だと驚嘆したと伝えられている。

さらに、最近目にした(株)太武製作所 専務取締役 大田和義さんの「やってみないのはすでに失敗。変化を起こすにはまず最初の一歩」〜アメリカの「人権の母」 ローザ・パーク女史〜と題した文章に次のようなことが書かれている「(加工技術データファイル)の手引き (財)機械振興協会 技術研究所」。

日本の製造業が世界でも断然強いと言われるのは、オンリーワン、ナンバーワン企業の多さではない。誰にも気づかれることがなくとも、それでも手を抜かず、良いものを作ろうと皆が思っている、そんな「モノづくり」に対する思いが・・・・・。

このような力はどこから来たのだろうか?
日本人が豊かに暮らせるのも製造業のお陰であるが、その製造業の基層に日本の優れた文化が存在する。

八洲学園大学には多彩な文化関係の科目がある。
15回講義するのは大変であるが、例えば「575の世界が創造する日本の技術・技術力」というような科目を作ることができないものか。

最近、このようなことを考えることが多くなった。

About 2006年12月

2006年12月にブログ「山本格の研究室便り」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2006年8月です。

次のアーカイブは2007年11月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type