日本近海の海底にメタンハイドレートと言う燃料が大量に埋蔵されていることをご存知ですか。以前「資源環境と人間」の時間でメタンハイドレートの話をしたところ、すぐに質問がありました。先生、年金は大丈夫なのですね。安心して、掛け金を振り込みますと言った内容でした。今年もまたその話をしています。
メタンハイドレートとは、メタン分子を真ん中にその周囲を水分子がかご状に取り囲んだものです。言わば、メタンのシャーベットです。そのため、燃える氷とも言われています。メタンハイドレート1m3を気化させると160から170m3のメタンガスができます。
寒冷地で天然ガスの輸送時にメタンハイドレートができることがありますが、海底に大量のメタンハイドレードのあることがわかったのは比較的新しく、石油、天然ガスに代わる次世代資源として注目されています。
日本では1995年に国家プロジェクトが開始され、現在では産官学共同研究の受け皿として「メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム」が活動しています。
埋蔵量は日本が1年間に使う天然ガス量の約100年分あります。メタンハイドレートの生産が開始されると、日本はエネルギー大国になるでしょう。
ついでに、日本にある資源・技術、国土を考えてみましょう。そうです。日本は世界でも資源・技術に恵まれた国です。資源面では、人材、淡水・森林・水産資源・農産物、これにメタンハイドレート。技術では、環境・省エネルギー技術、太陽光発電技術、リチウムイオン電池、造水技術、廃水再生・処理技術、各種ものづくり技術、都市鉱山に蓄えられているレアメタルをはじめとする各種金属とそれに関する技術など、まだまだ世界に誇れる技術が沢山あります。
これら超一級の技術と資源、国土を国が上手に利用していけば、より豊かで活気に満ちた社会がやってきます。年金の心配もなくなるでしょう。いまは変化の節目の時です。金融危機に端を発した大恐慌は石炭、石油の大量消費を基盤に成し遂げられた第1次産業革命の終焉を告げるもので、低炭素社会へ向けて始まる第2次産業革命の予兆と思います。
現在のように、多難な時代だからこそ、学ぶことが必要だと思います。
最後に学生募集のPRを一言。
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一緒に学びあいましょう。
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