トリレンマ
先日、(社)日本機械工業連合会の調査研究成果報告会(第1回)に行った。
報告課題は
【1】「省エネ型プラント・技術普及に資するCO2排出権確保スキーム調査
研究機関(社)日本プラント協会
【2】「サステナブルなものづくりに関する調査研究
研究機関(株)日鉄技術情報センター
【3】「バイオメトリスク認証機器システムの互換性実現、相互運用/検証モデルお研究調査
研究機関(財)ニューメディア開発協会
上記の研究は社団法人日本機会工業連合会が経済産業省から一括受託したものであり、
【1】はCDM,JI制度等二酸化炭素取引に関する内外における調査研究結果の報告。
【2】は資源エネルギーと環境との厳しい制約の下で経済の発展のあり方を探ったものである。本ブログのタイトルとした「トリレンマ」は(2)におけるサステナブルを説明するために使用されており、経済発展、環境及びエネルギーの3つの目標が互いに対立し、せめぎ合う状態を表す言葉であるが、現状の経済状況を見ると、金融危機を契機に一層悪化し、日本の脊髄産業である製造業のGDP比の低下、ビジネスモデルに変化が起きている。もはや、あちらとそちらを立てると、こちらが立たないと言ったような余裕はなくなっている。
世はまさにダブル・トリプル「トリレンマ」の時代であり、べンローズの三角形が示す累積による誤謬に陥りやすい時代である。これら人類の生存に関わる難しい問題を解決して、住みよい社会を作るためには、人々は時代の変化に対応できる知恵を、学問を身につけていくことが必要である。
【3】は本人確認のためのシステム、標準化等について欧米、韓国と日本の状況をまとめたものである。インターネット時代の到来とともにますます重要な技術となるであろう。
いずれの課題もこれからの日本・世界の発展にとって、大切なものであるが実現には多くの努力、時間を要するであろう。特に持続可能な社会の実現に難しさを感じた。