新年の計
長いこと、ブログをお休みしていました。昨年の夏、関門海峡にたたずんで壇ノ浦を見て以来、滅亡した平家一門の悲哀が常に心の内に在り、通勤途上の電車の中で、吉川英治の新・平家物語を読んできました。それがいまだに続いていて、現在、11巻目を読んでいます。
昨年の10月の末には、盛岡市の城跡にある岩手山公園に登る機会がありました。城主であった南部氏は、源頼朝の奥州藤原氏攻めで功をあげて以来、鎌倉時代から江戸時代までかの地に覇を成していたとか。頼朝は、平家物語の影の主人公でもあります。城跡の紅葉は、それら、歴史の中で垣間見える人生模様を、色に出して見せてくれているようでした。

この見事な紅葉も、今は、朽ち果てていることでしょう。しかし、その輝きは永遠のものでもあります。見た人の心の中に存在し続けます。歴史の中の人もまた、同じでしょうか。
さて、新年を迎えました。新年の計を立てました。
私は、何かをひきずりがちになります。私の郷里(大分)の言葉では、「ひこじる」と言います。そこで、今年の最大の目標を「整理」に掲げました。実は、12月31日、それを見越して「シュレッダー」と「お風呂用のラジオ」を買いました。
「シュレッダー」は、できるだけ書類を残さないようにするためです。整理の基本は、書類を破棄することから始めたいと思いました。近頃は書類がたまって、それに自分自身が拘束されてしまっているところがあるように思います。自分で自分を縛っているのです。そこで、今年はシュレッダーマンになります。
「お風呂用のラジオ」は、一日をお風呂でゆっくりと「整理」するためです。疲れていると、お風呂に入るのさえも面倒なことになってしまいます。横浜からの帰りは、夜の10時を過ぎることも多いです。お風呂にゆっくり入る気力も失せています。そこで、お風呂でくつろげるようにと、ラジオを聞くことにしました。これで、今年は、翌日に疲れを持ち越さないようにします。
新・平家物語も、早々と読み終えることにしましょう。