大学には教育の理念があります。これから数回にわたって、本学の教育の理念についてお話ししたいいと思います。最初は、人間性豊かなeラーニングの推進です。
本学の教育の理念は、次のようになっています。
「人間性豊かなeラーニングを推進することにより、個人や社会の学習の課題を発見・解決し、新たな道を拓くことのできる資質・能力を養い、高める。」
これには「解説」がついていますが、「解説」は「教育の理念」について、
本学は、我が国初のインターネット・ライブ配信による大学であり、我が国初の生涯学習学部からなる大学である。これ(注:教育の理念)は、それらの特色を生かして優れた教育を行い、社会に貢献するための、教育の根本となる考え方である。
と述べています。
理念というのは、いろいろな意味で使われますが、この場合は、教育の根本となる考え方のことです。冒頭の「人間性豊かなeラーニングを推進する」というところについて、「解説」は、
ここにいう「人間性豊かな」とは、ヒューマンeラーニングを発展させることにより、教員・学生間の人間的交流で生み出される人間性の豊かさのことである。
「eラーニング」は本学の特色であり、eラーニングによって知識・技術を習得し、資質・能力を養うが、その中には、社会人としての基礎力を養うことも含まれる。
としています。ヒューマンeラーニングについては前に述べましたので、今回はeラーニングによる知識・技術の習得について、お話ししたいと思います。
これまでは、eラーニングというと、職業訓練などで行われているような、オンデマンドでの一方向的な知識・技術の伝達、というイメージで捉えられされがちでした。ところが、本学のように、双方向のインターネット・ライブ配信で授業が行われるようになると、そのような固定観念は崩れ、イメージも一新されます。
スクーリング科目、特に演習では、リアルタイムで画面上のディスカッションが行われますが、学生さんからは、
― 自分の考えをきちんとまとめてから短い文で打ち込むため、通学制の場合の演習より勉強になる。
― ディスカッション・ルームなどでは、他の学生の意見や質問を画面で確かめことができてとてもよい。
といった声が寄せられています。
授業をしていると、学生さんのほとんどがそのことを実感し、実力アップの勉学に励んでいることがよくわかります。そのことに気がつかず、ただ単位を取り、資格を取るというだけでは、それこそ“もったいない”と思います。
今は、資格を持っているだけでは通用しない時代です。どうぞ、真の実力をつけるために、本学を最大限に利用してください。
ライブ配信双方向授業を日常的に行うようになり、このような状況になってくると、改めてeラーニングの教育効果・学習効果を測定する必要がありそうです。さいわい、そのような研究をいくつかの大学で連携して行おうという動きが出てきて、本学にも呼びかけがありました。