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2009年1月 アーカイブ

2009年1月 1日

学長情報シリーズ32・年頭の所感

明けましておめでとうございます。日本も世界も厳しい年明けとなりました。
新年に当たり、一言、年頭の所感を申し上げます。

歴史上では、今と比べようもないほど大変な時があったに違いありません。困難を克服していくためには、そのような歴史を繙き、その時々の困難を克服した人達の考え方や行動の仕方を学ぶ必要があるといわれます。
最近は、深刻な経済危機に対処するため、江戸時代から言われ、実践されてきた経済と道徳の調和が、企業等で注目されるようになりました。アメリカでも、だいぶ前から、経済学者の間で言われるようになっていたようです。
物的資源の乏しい日本では、昔からそのことが言われてきたのですが、第2次大戦後になると、道徳に対するアレルギー反応のようなものがあって、経済と道徳の調和といってもなかなか国民に受け入れられなくなりました。
そこで、われわれは、道徳を人間的価値にまで広げ、これからの日本では人間的価値と経済的価値の調和を保つようにすべきだと主張してきました。そのことは、平成16年の中央教育審議会生涯学習分科会「今後の生涯学習の振興方策について」(審議経過の報告)、平成20年の中央教育審議会答申「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について―知の循環型社会の構築を目指して―」に入っています。
しかし、これは理念です。したがって、それを具現化するためには、具現化の方法を示すガイドラインが必要です。それがないと、危機を脱する方策にはなりません。
では、そのガイドラインを作るカギはどこにあるかといえば、実は「人間的価値」と「経済的価値」の関係にあります。両者の関係を明らかにし、問題を解決するためにはどのように関係を組み換えていけばよいかを明らかにすれば、それを日常生活に行かすことが出来ます。それを示すのがガイドラインです。
ところが、カッシーラーが言うように、関係は、アリストテレスの形而上学で本体概念に対して従属的な地位を与えられてしまったために、あまり関心が寄せられず、研究が大きく立ち遅れてしまいました。(Ernst Cassirer,Substanzbegriff und Funktionsbegriff,1910 、山本義隆訳『実体概念と関数概念』1979、みすず書房、を参照。)
しかし、ようやく関係の組換えを行うための関係計算も出来るようになりました。(関係計算法については、仕事移動診断総論の教材にアップしてあります。) したがって、われわれの緊急の課題は、答申等でいわれている人間的価値と経済的価値の調和を具現化するためのガイドラインを作ることです。

これからの日本では、そのような「人間的価値」と「経済的価値」の調和の学習と実践をはじめ、国民一人一人が生涯にわたって人間力をアップし、困難の克服に立ち向かっていく必要があります。
日本にとっては、国民の人間力こそがかけがえのない資源ですが、人間力は学習によって向上します。その学習を支援するのが、生涯学習支援者です。
このように深刻な事態の時に、大学で勉強などしていられるかと言われるかもしれませんが、急がば回れです。しっかり勉強して力をつけ、人々の人間力アップを支援する専門家となって、日本が直面する困難の克服に貢献していきたいものです。

2009年1月 8日

学長・ヒューマン・タッチの八洲*春入学シリーズ1:これは春学期出願者の方々へ情報をお伝えするシリーズです。

平成21年度春学期の出願受付が始まりました。春入学を目指す出願者の方々には、不安もあろうかと思います。そこで、これから、ホームページではわからない大学の様子など、気がついたことをお伝えしていきたいと思います。

これまで、学生・出願者の皆さんにお伝えしたいと思ったことは、その都度
  「学長情報シリーズ」
  「学長・爽やか秋入学シリーズ」
に収めてあります。
たとえば、「学長情報シリーズ」には
 1・大学の使命
 2・大学の将来像
 3・八洲学園大学の改革
 10・人間性豊かなeラーニングの推進 ― 本学の教育の理念から
 11・eラーニングによる知識・技術の習得 ― 本学の教育の理念から
 12・個人や社会の課題を発見・解決する能力の育成 ― 本学の教育の理念から
などがあり、
また、「学長・爽やか秋入学シリーズ」には、
 (4)― スクーリングのインターネット・ライブ授業は面白いです。
 (5)― パソコンでそんなにうまく打ち込めなくても授業は大丈夫です。
 (8)― よく質問されること:生涯学習、生涯学習支援とは何ですか?
 (10)― よく質問されること:卒業したらどういう就職・再就職・転職の道があるのです  か?
 (11)― よく質問されること:インターネットで1人で勉強することは不安なのですが、  長く続けられるでしょうか?
 (12)― よく質問されること:八洲学園大学は世間ではあまり知られていませんが、  大丈夫なのでしょうか?
 (13)― ブログにあまりなじみのない方々へのいざない。
などがあります。どうぞ、必要に応じてご覧になってください。

それでは、これから、学長ブログの一環として「ヒューマン・タッチの八洲*春入学シリーズ」を始めたいと思います。

2009年1月10日

学長・ヒューマン・タッチの八洲*春入学シリーズ2:ヒューマンのこと

これは、春入学を目指す出願者の方々に、ホームページではわからない大学の様子など、気がついたことをお伝えするシリーズです。今回は、ヒューマン・タッチというタイトルのヒューマンについて、少しお話しいたします。

eラーニングというと、人間的接触がないか、たとえあっても少ないので、これで大学教育が出来るのかという批判がありました。われわれはそれに応えるべく、平成17年の秋からヒューマンeラーニングを立ち上げました。インターネットの検索エンジンで「ヒューマンeラーニング」を検索すると、本学のヒューマンeラーニングが数多く出てきます。
これは、交流希望学生がパソコン持参で講義発信の会場に集まって受講し、学習についての情報交換をしたり、各地で開く交流会をライブ配信し、学生同士の交流を図ったりする教育・学習方式です。
まだ、本格実施には至っていませんが、われわれが、大阪、神戸、山形、東京・新宿などで行ってきた試行で発見したことは、日頃、当たり前としか思っていない「人と会うこと」や「対面の話」が、非常に貴重なものだということです。
八洲学園大学では、授業中にディスカッション・ルームを開き、パソコンから質問や意見を打ち込んでもらって意見交換をしたり、教員が話をしたりします。授業の回数が進むと、すっかりうち解けて、会って話がしたいね、というような声も出てきます。全国に散らばっている学生さん同士がどこかで集まることもありますし、ヒューマンeラーニングのプラットホームで出会うこともあります。教員によっては、オフ会もやっています。

日頃はインターネット授業等を通して交流していても、初めて会ったときの感激は格別のようです。
「いやー、あなたが○○さんですか。想像していたより若々しい感じで、お元気ですね。」
とか、
「授業では人間味溢れる先生という印象なのに、もしお会いして違っていたらどうしようと恐かったが、お会いしたらその通りなので、本当によかった。」
といったように、本学ならではの体験をし、それがその人の貴重な財産になったりしています。卒業生の中には、全国に友人が出来たことや、交流の幅が全国に広がったことが大きな宝となり、人生が変わったという人もいます。
eラーニングでも、ライブの八洲学園大学だからこそ貴重なヒューマン・タッチを創出できる、ということでしょうか。

2009年1月19日

八洲学園大学は平成16年創立のインターネット大学です。 ― 学長・ヒューマン・タッチの八洲*春入学シリーズ3

八洲学園大学は、社会人のためにインターネット・ライブで授業を行う大学で、平成16年創立です。この3月には第3回の卒業生が出ます。

今回は、出願者の方々のために、簡単に八洲学園大学を紹介しておきます。
最近は、通学制の大学でも、インターネットで社会人が勉強できる通信制を置く大学が出てきました。八洲学園大学はテキスト履修もありますが、レポートや質問はインターネットで行いますので、インターネット通信制大学の道を最初に切り開いた大学です。初めは大変でしたが、既に5年近くの蓄積が出来、ライブの授業も充実しています。
視察に見える大学も多く、先週は、ある国立大学がお見えになりました。八洲学園大学には、授業配信を行う固定教室の他に、学内のどこへでも装置を持っていき授業を行える移動教室、全国どこへでも装置を1人で持っていくことの出来るポータブル教室があります。非常に便利で、殆どトラブルもなく通学制と変わらない授業が出来ます。お見えになったその大学の副学長も、ここまで進んでいるのかと思われたようで、是非導入したいといっておられました。

八洲学園大学は社会人向けの大学ですので、大学で学ぶ仕組みとしても
 1 短期間で、資格・履修証明・科目修得認証などを得られる科目等履修生制度
 2 短大・専門学校卒の方々や学士入学を目指す人のための編入学制度
 3 4年ないしはそれ以上在学して、学士(学術)を取得する正科生制度
をフルに活用出来るようになっています。
授業料は1科目毎に納入しますので、在学生もそれぞれの計画や人生設計に合わせて学習している姿が目立ちます。
今は経済不況で大変です。八洲学園大学には、そのようなときに社会で役立つ資格・履修証明・科目修得認証がいろいろありますので、在学中からそれらの証明書を取って仕事に生かしたり、地域で社会貢献をしたりする人も出てきました。卒業生には、取得した資格や学士を生かして転職した人も結構います。
門は広く開かれていますので、どうぞ隅々までご覧になってください。

2009年1月24日

通信制大学・八洲ならではの学習の工夫 ― 学長・ヒューマン・タッチの八洲*春入学シリーズ4

通信制大学・八洲では、テキスト科目とインターネット・ライブのスクーリング科目を組み合わせて履修するので、学生さんはいろいろ工夫をしています。

社会人が大学で学ぶというのは、仕事をしながらの学習ですので、かなり大変なのではないかと思われがちです。
たしかに、そういう面もありますが、八洲学園大学の学生さん達を見ていると、学習しようとする意欲には目を見張るものがあり、目標を達成するための工夫にも、テキスト科目とライブ・スクーリング科目の組合せ方、時間の使い方、勉強法など、実にうまいものがあります。
入学しても果たして学業を続けられるだろうかと不安に思っている方々に、このような学生さんたちの学習の工夫をみていただけるブログ・シリーズとして、人間開発教育課程の学生さん紹介シリーズ(全30回) があります。それらを読むと、皆さんも、これならば自分にもできると自信が湧いてくるのではないでしょうか。是非、ご覧になってください。

通信制大学・八洲の社会人向け工夫 ― 学長・ヒューマン・タッチの八洲*春入学シリーズ5

八洲学園大学では、働く社会人のために、特にスクーリング科目で履修をしやすくする工夫をしています。

働く社会人が大学で学ぶ際の最大の問題は、スクーリングではないかと思います。八洲学園大学はインターネット・ライブのスクーリング授業ですので随分楽ですが、それでも、昼間や夕方のスクーリング科目は履修できないという問題がありました。
そこで、昼間・夕方の科目の教室を夜12時まで開いておき、録画で夜間に受講し、質問等は昼間・夕方と同様に質問欄で受けるという再配信授業を2年前から始めました。これは学生さん達に好評で、どんなに助かるかわからない、是非広げて欲しいという要望が強いので、21年春学期から、殆どの科目に広げるべく準備をしています。
この場合には、著作権に気をつけなければいけませんが、最近は先生方も問題にならないように工夫をしており、録画を作成する際に殆ど削除しなくてもよくなりました。また、先生方の質問等への対応にも再配信で受講している学生さんは満足しており、うまく都合がつくと、昼間・夕方のライブへ出席して、クラスの学生さんと意見交換をしたりもしています。
このような工夫により、働く社会人にとって、少しでも大学の門が広くなればと願っていますが、八洲学園大学の授業システムは、進化するシステムです。これからも、社会人の皆さんが勉強しやすい仕組みを開発していきたいと思います。

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