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2009年3月 アーカイブ

2009年3月 3日

学長情報シリーズ37・第2回中教審教育振興基本計画部会の開催

平成20年12月2日に中教審教育振興基本計画部会が発足したことは既にお伝えしましたが、3月2日に第2回の教育振興基本計画部会が開かれました。

この日は、「教育重点施策2008~平成20年度教育振興基本計画アクションプラン~」と「教育重点施策2009~平成21年度教育振興基本計画アクションプラン~」(案)が出され、検討がなされました。また、「教育振興基本計画の進捗状況の点検について」という資料で評価の仕方についての議論も行われました。
2009年の教育振興基本計画アクションプランも、基本的方向のトップは生涯学習振興です。「社会全体で教育の向上に取り組む」という名の下に、学校支援地域本部の未設置市町村の解消、図書館・博物館の充実、司書・学芸員資格の履修科目を見直す省令改正、再就職を希望する社会人等の学び直しお機会の充実などが並んでいます。
国際成人力調査(PIAAC)が2010年予備調査、2011年本調査というスケジュールで行われます。だいぶ前に、アメリカが成人の科学リテラシーに関する国際調査を行ったことがあり、日本は13位でした。その時にいわれたことは、「日本は、子どもは優秀だが、大人はレベルが低いんだ」ということでした。国際的にそのようなレッテルが貼られ、日本の信用が落ち込むと、経済活動で困ります。それに、これからは少子高齢化も急速に進みますので、高齢者を含む成人の教育・学習機会の体系的整備に着手する必要があることを述べ、これからの高齢者は、シルバー・エイジからプラチナ・エイジへ飛躍する必要があることも指摘しておきました。

学長情報シリーズ38・プラチナ・エイジへの飛躍

学長情報シリーズ37・第2回中教審教育振興基本計画部会でプラチナ・エイジのことを述べたので、少し説明をいたしておきます。

これからの少子高齢社会では、人の一生も、まず成熟・自立を目指し、自立してからは、働き、子育てをしつつ完成を目指し、高齢期にはさらに何かを究めようとする、という社会的通念が広がっていくのではないでしょうか。
ここで、「成熟」といっているのは、自立して何かができる状態という程度のゆるやかな考え方で、「完成」も自己の能力を十分に発揮できる状態という程度のゆるやかな考え方です。
「究める」というのは、終わることなく自己の能力を高めようとするという考え方で、講演でこの話をしますと、高齢者の方々はハッと気がつき、新たな目標が見えたと思ってくださるようです。
これからの日本が持続・発展する社会を目指すのであれば、高齢者の方々にも、蓄積した知恵や技をさらに高め、究めて、社会に貢献していただかなければなりません。そのような努力をし、貢献をするライフ・ステージは、もうシルバー・エイジではなく、プラチナ・エイジです。
本学は生涯学習学部ですから、他に先駆けて、"ミドルもシルバーもプラチナ・エイジへの飛躍を目指そう!"という「八洲学園大学公開講座」を開設したいと思います。
どうぞご期待ください。

2009年3月 7日

八洲学園大学に学んだメリット ― 学長・ヒューマン・タッチの八洲*春入学シリーズ11

3月末には、第3回の卒業生が出ます。卒業していく学生さんに、八洲学園大学で学んだメリットの話を聞く機会も次第に増えてきました。

もちろん、大学は発展を図っていきますし、学生さんも増えますから、このような話は時と共に変わっていくのでしょうが、これまで聞いてきたことをまとめると、3つぐらいになりそうです。
第1に、ものを考え、まとめる力がついたという学生さんが多いですね。本学では、レポートを沢山書きます。テキスト科目では、課題レポートが2回あり、科目修得試験もレポートとなりますと、単位を取得するのにレポートを3回書くことになります。また、演習はインターネット・ライブですので、自分の考えをきちんとまとめて、短い文章で、発表することが多くなります。これでは、考える力がつき、まとめる力がつくはずです。
第2に、卒業単位の中で国家資格が取れるので、助かったという人も多いですね。本学では、卒業単位の中でいろいろな資格が取れます。ですから、資格を取るために、別途学費をかけなくてすむわけです。在学生に対する資格取得のオリエンテーションなどで、この話になると、学生さんがよく「ありがたいです」「助かります」というチャットを入れてくれます。
第3に、多くの友人ができ、かけがえのない宝になった、という学生さんも多くいます。インターネットの大学だから孤独だろうと思って入ってきた学生さんがけっこういるのですが、入ってみると大違いで多くの友人ができた、ということのようです。本学では授業での交流も多いですし、ヒューマンeラーニングを推進し、学生さんが学園祭をやっていますから、自然に友人も増えるのではないでしょうか。
以上の3点は、これまでにも話題になることがよくありました。しかし、こうしてまとめてみると、日頃、教職員と学生が一緒になって努力してきたことが、卒業していく人達の財産となり、それが本学の特色となりつつあるのだ、という実感が湧いてきます。

2009年3月 8日

学長情報シリーズ39・「八洲学園大学・ビジョン2009」解説(2)

「八洲学園大学・ビジョン2009」(平成21年2月18日)は、八洲学園大学の今後を展望し、発展の方向を指し示すものです。学長情報シリーズでビジョンの解説をはじめました。今回は第2回です。

「八洲学園大学・ビジョン2009」が八洲学園大学のWebサイト(ホームページ)にアップされてからまだ2週間一寸ですが、見た人から「いいビジョンができて羨ましいですね」といわれました。大学は、2月後半から、これに基づく中期計画の策定に入っています。

さてビジョン解説ですが、「八洲学園大学・ビジョン2009」の「Ⅰ これからの時代 ― 我が国の進むべき道と八洲学園大学」の中に、「2.少子高齢社会―人間力の重視」があります。
ビジョンでは、単調論理でものを考え、バラ色の夢だけを追ってハッピーになると喜んでばかりはいられません。世の中には多くのリスクがありますので、将来を展望した時の避けるべきシナリオを描き、それへの対応も考えます。ここはそれに当たります。
我が国の人口は、今後減少に転じ、労働力人口や生産年齢人口が減少するとともに、高齢者人口が大幅に増加し、2010年には総人口の約4人に1人が65歳以上の高齢者となると予測されています。このような人口構造の変化が、経済成長の活力へ影響を及ぼすと共に、税や社会保障における負担の増大、地域社会の活力低下などをもたらすと不安視されています。
国では、いろいろな対応策が立てられていますが、人間力の面では、高齢者をも対象とする成人教育の整備に本格的に取り組むことが考えられています。
中央教育審議会答申「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について」(平成20年)は、人口減少・超高齢化が進む中で生涯学習振興の必要性が高まっているとして、次のような目標を掲げました。 
  ・生涯学習を通して、高齢者を含め自立した国民の育成を支援する。
  ・学習成果を社会で生かすことを通して社会に参画・貢献する人材の育成を図る。
  ・学習成果を社会に還元し、社会全体の持続的な教育力の向上を目指す。
八洲学園大学生涯学習学部生涯学習学科は、我が国を根底から支える生涯学習振興のために優れた人材を輩出して、広く職場、地域、家庭における人間力の向上に貢献することを目指しているのです。

2009年3月17日

学長情報シリーズ40・「八洲学園大学・ビジョン2009」解説(3)

「八洲学園大学・ビジョン2009」(平成21年2月18日)は、八洲学園大学の今後を展望し、発展の方向を指し示すものです。学長情報シリーズでビジョンの解説を行っています。今回は第3回です。

「八洲学園大学・ビジョン2009」の大きな柱立ての2番目は「Ⅱ 八洲学園大学の目的とミッション」です。
まず「目的」ですが、八洲学園大学の目的は学則に示されています。従前は、学則といえば大学の目的のみを示したのですが、最近は大学の目的のみならず、学部・学科の目的も明示するように変わりましたので、このビジョンでも、大学、学部、学科、専攻の目的を示してあります。大学の目的は開学の時からの目的を踏襲していますが、新たに設定された学部の目的では、今後、新しい学科が作られても大丈夫なようになっています。以下に、それらを示しておきます。

八洲学園大学の目的
主として通信の方法により有用な人材の開発を企図し、もって社会に貢献するとともに、併せて生涯学習の要望に積極的に応えること。

生涯学習学部の目的
生涯学習とその支援についての研究を行い、その成果を生かした教育を通して、生涯学習社会の実現に貢献しうる課題発見・解決能力、実践力を培い、その基盤となる豊かな人間性の育成を図ること。

生涯学習学科の目的
生涯学習とその支援についての研究・教育を行い、企業・行政・施設・各種ネットワークなどで社会人の学習を支援したり、家庭教育を支援したりする専門的能力、それを支える人間力を培い、広く生涯学習支援を行う人材の養成を行うこと。

人間開発教育専攻の目的
生涯学習とその支援の研究を行い、職業能力開発を含む生涯学習についての深い識見、専門的知識・技術、その基盤となる豊かな人間性を養う教育を行うとともに、企業の能力開発支援を含め、広く生涯学習社会の実現のために社会に貢献し、各種学習支援プログラムをデザイン・実施・運営する人、図書館、博物館で専門性を生かして働く人、企業などで能力開発を支援する人を養成すること。

家庭教育専攻の目的
新しい教育基本法でも強調された「家庭教育」に本格的に取り組む、日本で唯一の専攻である。本専攻は「教育の原点は家庭である」という建学の理念に基づいて家庭教育に関する学問体系の研究を行い、家庭教育学を確立し、家庭教育の理論と方法の修得を通して家庭教育を熟知させ、社会において専門家として活躍をし、家庭を支援できる資質を持った人材を養成すること。

最近は、大学評価で、このような目的を学内外に周知しているかが問われるようになりました。
本学では、ホームページに示してありますし、「八洲学園大学・ビジョン2009」にも、このように入れてあります。われわれは、常に、この目的と次に述べるミッションに照らして、発展策を考え、計画を立てようとしているのです。

2009年3月29日

学長情報シリーズ41・平成21年3月・学位記授与式「式辞」から

平成21年3月28日の第3回学位記授与式で、77名に学位記を授与いたしました。2008年3月・68名、同年9月・38名ですから、これで183名が巣立っていったことになります。

学位記授与式の式辞では、概略、以下のような期待を述べました。
我が国の目指す社会は、あらゆる分野で創造的かつ活力ある発展が可能となる高度情報通信ネットワーク社会です。そこで飛び交う豊富な情報が、知識を駆使して新たな知識・技術を創造する知的価値重視の知識基盤社会を生み出します。
このような社会を実現するためには、我が国が「知の循環型生涯学習社会」になっていかなければなりません。「知の循環型生涯学習社会」というのは、人々が知識を身につけて活用し、また活用する中で必要となった新たな知識を学習するということを繰り返すことのできる社会です。
これからの社会を担うのは、豊かな人間性を持ち、知識・技術を習得して、駆使する「人間力」です。八洲学園大学生涯学習学部は、自ら資質・能力を高めて社会で活躍すると共に、「人間力」向上を支援することのできる人材の養成を目指しています。
4月から生涯学習学部生涯学習学科となります。本学には、まさに生涯学習社会を支える人材養成・生涯学習の総本山としての使命があります。卒業生の皆さんは殆どが社会人ですので、社会の各方面で、我が国の「人間力」を支える活躍をしてくれると思います。
昔から、「知者は惑わず、勇者は懼れず」といわれてきました。皆さんも、惑わず、懼れず草創期の八洲学園大学に入学して、今日、見事に学士の学位を取得されました。
いよいよ卒業です。これからまた、惑わず、懼れず新たな道を拓く未来への挑戦をしてくださることを期待して、式辞といたします。

未来への挑戦2ー.png

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