いま、わが国では大学で養うべき学士力の議論が盛んです。本学は社会人向けのインターネット通信制大学ですので、社会人の学士力について検討がなされ、新年度からは「才能発揮技法」という新科目も開設されます。
企業などでは、これまで「やる気」を起こすための啓発は盛んでしたが、「やる力」を身につける機会があまりありませんでした。
平成21年12月7日の産経新聞に"国際的「学士力」を問う"という座談会が掲載されていますが、その中で経済同友会「学校と企業・経営者の交流活動推進委員会」山中信義委員長が、国際競争力を含めて日本の世界での存在感がどんどん下がってきている中で、「学士」に望むこととして、次の3点をあげています。
①、問題意識をもって、自分で解決策を探し、それを実行・発信できること。
②、自己を社会や国、世界と関連づけて、それらといかにかかわり、活躍すべき場とは何なのかを考え、広げていくことのできる相対的な距離感覚もつこと。
③、既存の知識そのものの価値があまりなくなってきているので、自分自身で既存の知識を組み合わせ、あるいは新しい知識を結びつけて、さらに高度な価値をもつ新たな知識を創造していくこと。
このうちの①と③はまさに「やる力」です。
①の問題解決技法はいろいろありますし、本学でも技法習得を行う演習科目があります。③は、高度情報通信機能を備えたこれからの知識基盤社会ではどうしても必要なのですが、その技法があまりなくやっかいだとされています。
ところが、③のような創造は、「関係の理論」の「組合せ」「結合」「順序」「包含」という関係を使った"関係変換"で、容易に行うことができます。22年度から開講の「才能発揮技法」では、そのような技法修得も行う予定ですので、ご利用いただければと思います。
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